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GARNET WORLD
詩 目次64

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番号 投稿者 タイトル 投稿日
1261 Kenさん (無題) 2008/11/14
1262 蒼明さん 誰からも 2008/11/15
1263 Kenさん 正直な番兵と嘘つき番兵 2008/11/16
1264 Kenさん (無題) 2008/11/18
1265 Kenさん (無題) 2008/11/20
1266 Kenさん (無題) 2008/11/23
1267 やえさん (無題) 2008/11/24
1268 Kenさん (無題) 2008/11/26
1269 願い叶わずさん (無題) 2008/11/26
1270 Kenさん 天道虫は害虫ですか? 2008/12/02
1271 らぃむさん (無題) 2008/12/02
1272 蒼明さん 0.5往復 2008/12/03
1273 願い叶わずさん 仮面 2008/12/03
1274 中好さん 大人味ワッフル 2008/12/04
1275 涼さん (無題) 2008/12/06
1276 Kenさん Good night... 2008/12/06
1277 中好さん 卵の中で 2008/12/09
1278 Kenさん (無題) 2008/12/11
1279 月子さん (無題) 2008/12/12
1280 Kenさん (無題) 2008/12/15

番号1261 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

人は自分で自分を殺めようとする唯一の動物だ。

ウサギより人間の方が寂しさで死んでしまう。

人は物事を考え、感じる事が出来る動物だ。

人とはまだまだ未知の部分が多すぎる生き物なのだ・・・

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番号1262 投稿者 蒼明さん タイトル 誰からも

多くの人に好かれている人は
同じくらい多くの人に嫌われる


誰からも嫌われないようにしてきたら
誰からも好かれることはない

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番号1263 投稿者 Kenさん タイトル 正直な番兵と嘘つき番兵

平凡な景色でも壮大だと感じる人生

美しくはないが真実だけを見つめ続ける人生

どちらがより人間らしいと言えるだろうか・・・

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番号1264 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

起動は自分自身の手で決めろ
誰かが押したコマンドのままに生きるのか
バグや裏技があれば冒険は楽しくなる
人に残機など存在しない
ましてや人生にコンティニューなど無いのだ

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番号1265 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

金はある

友もいる

名声なら邪魔なくらいある

間違いなく俺は幸せだ!





















だが、この満たされない虚無感は一体何だ・・・

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番号1266 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

幼い時、アナタの足でしか見られなかった反転世界

それが今では私の意識で渦を巻く

一瞬のサブリミナル

その刹那の中に新世界を見ていた



埋もれ、薄らいでいく記憶
その奥底に確かにその世界は呼吸をしていた

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番号1267 投稿者 やえさん タイトル (無題)

人間だから感じられる事
大事にしなきゃ

その悲しさも
つらさも
嬉しさも 喜びも

きっと 感じられるのは人間だけ



動物に心がないって事ぢゃない

けど その感動を人に伝えられるのは
やっぱり人間だけ
その事を言葉に出来るのも
人間だけ


けど
時に言葉は 人を傷つける
決して間違っちゃいけない
使い方を

伝えられる分
その言葉は 一生消える事はない


誰かを幸せにするために
使ってほしい

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番号1268 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

アナタはただ切り捨てるだけ

アナタはただ引き裂くだけ

アナタはただ噛み千切るだけ

アナタはただ叩き割るだけ


そして私は

ただそれを拾うだけ・・・

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番号1269 投稿者 願い叶わずさん タイトル (無題)

手を伸ばして つかもうとする

でも何もつかめない つかめはしない

昔 つかんでくれていた手を離したのは私

今更 と君は言うだろうか

君の手を離して

今更何をつかもうというのか

何もつかめないと 知っている

だから

伸ばすんだ

ほら また 手を伸ばしてる

何もつかめないと知っていて

それでも 虚空に手を伸ばす

叶わないことは知ってるけど

望みは絶えないから

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番号1270 投稿者 Kenさん タイトル 天道虫は害虫ですか?

先生、トマトは野菜ですか?

ーいいえ、厳密には果物に属します。


先生、スイカは果物ですか?

ー皮の部分がきゅうりと同じなので野菜です。


先生、天道虫は害虫ですか?

ー誰にも迷惑を掛けていないならまだそうとも言い切れません。


先生、人間とは何ですか?

ーさぁ、誰が知りえるでしょう・・・?

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番号1271 投稿者 らぃむさん タイトル (無題)

ただ無情にも時は過ぎてく

望まなくとも

それがこの世の掟なのです

絶対に破られることのない

この世の掟なのです

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番号1272 投稿者 蒼明さん タイトル 0.5往復

帰り道を確保しようとするから
なかなか前に進めないんだ

何もかも売り払って走ればいい
さっき通った吊り橋が落ちようと関係ない
もうそこは通らないから

辿り着いた場所がどんなに気に入らなくても
帰りたいとは思わない
また次の場所へ行くだけだ

だから今は
  前だけ向いて走れば良い

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番号1273 投稿者 願い叶わずさん タイトル 仮面

仮面だって思った
笑顔の仮面
世界のすべてが幸せだと思ってるモノ
でも 自分は仮面を外した
いらないと思った
たちまち 一人になった
仮面を捨てる人はいない

それをつけていて幸せですか
自分を消してまで幸せになりたいの
仮面同士 楽ですか
わかっていて わからないふりをする
そんな周りにおいていかれる

何が悪いか
何も悪くはない
ただ 仮面を外すのが怖いだけ
一人 痛みを受けるのがいやなだけ
仮面をつけてさえいれば
傷つくのは仮面
内は無傷
ボロボロになるまで使われる

仮面の気持ちはわからない
張り付いた笑顔に何を感じる?
見てごらんよ 一人きりで
仮面と話してごらん

あなたはそれでも無傷でいたい?
仮面の気持ちを知るは あなただけ

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番号1274 投稿者 中好さん タイトル 大人味ワッフル

(『僕らだけの未来』のメロディに乗ります)

ワッフルに一滴《ひとしずく》
蜂蜜 垂らすごと
網目の四角い隙間に貯まらない?
皿ごと 十四度 傾け 回す
均等な甘さ 求めるためだけに

焼きたてのおやつ
オーブン開け
甘い香り 醸し出す
熱すぎて 触れられない
まるで愛のよう
鋭いナイフ 切り刻む
二人の関係 マップタツ
大人の味に 意識飛ぶ
舌鼓どころ じゃない

子供の知らない
秘密《あじ》を見せぬまま
私達《おとな》は今も夜を生きる
純粋な味蕾《みらい》も
汚れない未来《みらい》も
出会いの時 捨ててきたわ

頃合いなんてもう 気にならない
確率任せ
衝動だけに 動かされ 味見する
甘いものは別腹でも
食べられる量は
先に知れているのよ
愛だって 同じなの
そう、一度に何人も味わえないわ

丸みおび 柔らかく
脆く 壊れそうな胸に
尖った針 突きつけて
ぎりぎりのまま
味わう甘い洋菓子
噛み砕くのはワッフル without you

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番号1275 投稿者 涼さん タイトル (無題)

私は確かに愛していたんだ

愛だの恋だのと

私はこれ以外に言葉を知らない

だから
信じて

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番号1276 投稿者 Kenさん タイトル Good night...

一滴の涙を胸に
今日は静かに眠ろう

抱えきれない文字を手に
今日は明日の夢を描こう

手に入れられない優しさを糧に
アナタの顔を振り返る

抑えきれない気持ちのままに
また変わらぬ日々へと足を浸す

アナタに抱かれた夢を見て
今日は優しく眠りにつこう

あの頃の思い出を抱いて
私は瞼を閉じるだろう・・・

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番号1277 投稿者 中好さん タイトル 卵の中で
卵の中で(「Holy ground」のメロディに乗ります)

雲と雲の合間に 現れて 太陽
僕の寝顔を 照らし出す
同じ朝が来て 側にいる
始まりはいつも静かで

抑揚《よくよう》が毎日 心を弾ませる
欲しいものは 外界《そとがわ》にはない
卵の殻 破らずにずっと ここにいたい

気づかぬだけで この体
きっと シロミとキミが 構成《つく》っている
なんてばかなこと考えて 笑えたら
切ない気持ちになれる?

強く弱く また強くなる 明暗の循環の中で
薄い殻《まど》の外《おく》から かすかに 差し込む光……心地良い目眩《めまい》に
永遠に惑わされてゆく 切望《げんそう》が覚めるまでに
どれくらい 生まれてなくすものを 胸《ここ》に残せる……

飽きもせずに 一度も
止まらずに 何度も
揺らし続けた 安楽の卵《こどくなすみか》を
二度と来ない 恐れず怯えぬ days before my life...
純白の、真ん丸で、小さな、モノに 過ぎない この中だけに
心拍の、音が、響いてる……時、空間《せかい》、全て分け隔つように

すーっと このままで青い空へ 浮昇《ふわり》 浮かび上がってゆける
なんてばかなことばかり 考えて生きているの……生きているのでしょう?
大きくなる度《たび》 狭くなる 現象が冷めるまでに
どれくらい 生まれるために失う 記憶《もの》があるの?

取りこぼさぬように持って
そっと、そっと 世界《うち》へ孵《かえ》ろう……

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番号1278 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

がむしゃらに切り取った景色
その向こうにある色さえ見る前に
小瓶の蓋は消化され
ただ空虚な明日を閉じ込める
振りかざす事が全てでは無いのなら
その切り傷を縫い合わす針に神経を通し
その個々にある新たな血痕をも貼り付ける
ならば明日私が身に付ける衣服は何処にあると言うのだ
本の閉じるまま
蠢く砂鉄よ
呼吸は出来る、だが生き抜くにはまだ暗く寒い
世界は意味無くして存在しない
ただ飾り付けるだけならば 煙突の瓦礫でなくてもいい話だ

がらんどうの窓の外
見えるは黒く爛れる兵隊達
その胸に光る物は
かけがいのない物か、それとも授かっただけの刃なのか
笑ってくれ・・・私は金貨を喰らうただ灰だ
吹かれていって、またそこで新たな種子と出会い
また名も聞かぬままに星の声を聞く
心を失っても まだ夢見る事は出来るわけで
それは己の証とならずとも まだ物質の形状は保てるだろう・・・
いっそ夜の隅に注いでくれればいい物を
何故こんなにも物悲しく滴るのか
聞くな、誰も答えなど要らぬ
意味さえも持たぬ 今の陽光はただ影の前に出来た派生物
否定する事もない ただそれだけを噛み締めていよう
もう手も触れぬ君の袂(たもと)へ

鳴くな、それに等しい爪痕はもう居ない
握り締めるならば いっそ散りばめる覚悟も刻んでおこう
罵倒され、刈り取られる言葉達
その示す真実の中に未来(こたえ)はあるのか

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番号1279 投稿者 月子さん タイトル (無題)

伝わらないと嘆くことさえ虚しい
君の世界は不気味なほど美しいのに
僕たちはいつも独り善がり

たとえば痛烈な痛み
零れそうな激情も慟哭も
見透かすような微笑の前では無力だった

死にたがりな僕を狂わす
美しさほど醜いものはないと
君は賢しくも卑しく告げるのだ

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番号1280 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

煙にも似た霧が街頭を横切り、

ヘッドライトの行く末をクラクションが妨げる

誰かの瞳にも似た水面が映すのは

きっと可能性にも似た夜風だから

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