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詩 目次63

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
1241 蒼明さん 2008/10/14
1242 Kenさん (無題) 2008/10/18
1243 リリーさん あし 2008/10/19
1244 未熟者さん (無題) 2008/10/20
1245 Nickyさん (無題) 2008/10/21
1246 Kenさん (無題) 2008/10/25
1247 Kenさん 不満 2008/10/27
1248 Kenさん (無題) 2008/10/29
1249 Kenさん (無題) 2008/10/31
1250 Kenさん (無題) 2008/11/01
1251 Kenさん (無題) 2008/11/02
1252 Mmさん (無題) 2008/11/03
1253 Kenさん (無題) 2008/11/04
1254 Kenさん (無題) 2008/11/06
1255 軌曰さん (無題) 2008/11/07
1256 Kenさん (無題) 2008/11/07
1257 未熟者さん (無題) 2008/11/10
1258 Kenさん 残虐な僕らのアリス 2008/11/10
1259 Kenさん (無題) 2008/11/12
1260 遥さん 1粒の涙 2008/11/13

番号1241 投稿者 蒼明さん タイトル 嘘

些細な幸福の為についた嘘
嘘に嘘を重ねるとまた別の嘘が生まれてくる
多くの人への裏切りに勝手に心を痛める
それは全て自分への罪

二つの世界では生きてゆけない・・

もし今までに吐いた嘘を全て無くすことが出来ても
−人生のほとんどが消えてしまいそうで−
−自分自身が「無」になってしまいそうで−
嘘を消す勇気を持つことは無いだろう

とりあえず
  「もう二度と嘘は吐かない」
      という嘘を自分に吐いてみる

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番号1242 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

通り過ぎれば不幸が飾り

見たと思えばそれは遥かデジャヴ

距離でさえ常識を覆す

不思議なその名は「シュレディンガー」

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番号1243 投稿者 リリーさん タイトル あし

何かがしたいから

踏み出したわけではない

その一歩

とっても大きい

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番号1244 投稿者 未熟者さん タイトル (無題)

負けることが失うことではない

逃げることが失うことである

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番号1245 投稿者 Nickyさん タイトル (無題)

愚かに恋せど 他人の夢
果て無き泥沼 溺れ
堕とせば外道 離れど地獄
笑う気も失せ 混和の泉

如夜叉に崇ませ 朋と仲道
魅せ合う事実 流れ
抗い皆無の日々はいざ
何処の岸辺へ

心臓に刺青 紫煙の孤独
慰みの闇へと逃げつつ
どこかへの逃避行 朽ち往く道
乱れる心は俗世の真実
烏珠の世に何が来るのか

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番号1246 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

何処に居ても

何をしても

体が悲鳴を上げていても

誰かを殺めた時だって

お腹はすくのだ

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番号1247 投稿者 Kenさん タイトル 不満

私の部屋には空が無い
だから、青と白のペンキで絵を描いた

限りなく空に近い「それ」を・・・

私はもう美しい物の姿形を覚えていない
花がどんなに美しい色をしていたか、どんな香りを漂わせていたか

私には根本的な記憶がない

いくらひっくり返してみても
破れた玩具箱から出るのは埃だらけ

折れたマリオネットの腕、
ネジの飛んだロボットの頭、
一人足りない兵隊達、
無垢な笑顔だらけの落書き、

そんな形で僕を見つめないでくれ
私には償う事も出来ないのだから


音を立てただけでアナタは怒鳴る
物を欲するだけで悪とされ、
悪を許そうとする私をアナタは正す
ならば鏡を見ないアナタはただのデータなのか・・・?

一生の内に一度だけ我がままが許されるのならば
この柩は私には小さすぎる

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番号1248 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

贅沢は時々でいい

それ以外は素朴でいい

「幸せ」とはそう言う物ではなかろうか・・・

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番号1249 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

愛しき人よ

真実の愛とは隔たりの中にこそ在るのだろう・・・?


愛しき人よ

幾度と身体を重ねても吐息の底に真心は無い


愛しき人よ

口づけの後のワインは私達の情熱さえ隠してしまう


さらば、愛しき人よ

今この手に抱きしめれば、その細い身体は砕け散る・・・

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番号1250 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

今日と言う日は二度とやって来ない

切り落とした髪

不注意で落とした花瓶

傷つけてしまった君の心


それらはいつか元に戻るだろう

しかし、それらが持つ過去と記憶は
今日と言うたった一日の中にだけ存在するのだ

今はあの日から待ち続けていた未来
今日は誰も知ることのなかった事実
明日はただ思うだけのヴィジョン

そうやって私達は
また夢との交差を繰り返しているのだ

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番号1251 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

奴は草を刈る

奴は獲物を収穫する

その手に持つのは桑

決して眠ることはない

嗚呼、今夜も畑に流るるは血涙

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番号1252 投稿者 Mmさん タイトル (無題)

好きだと思ってたけど違ったみたい

所詮表面だけなんだね 中は真っ黒な感情で人を憎むことしかしていないんだね


「可愛いね 優しいな 綺麗だよ 大好き」

その言葉は自分に似合わないからこそ 大嫌いなんだろうね


あぁ、あぁ、変わりたいなんて図々しいね 大嫌いだね

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番号1253 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

来年も

再来年も

5年後も

10年後も

30年後も

50年後も

100年後も

1000年後も

1万年後も

1億年後も

胸を張って言おう


たとえ、私が・・・

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番号1254 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

愛は一人では身に付かない
愛は思うだけでは手に入らない
愛は与え続ける物ではない
愛は勝手に巣立つことはない

愛は・・・ 愛は・・・

決して裏切ることはない

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番号1255 投稿者 軌曰さん タイトル (無題)

ある日猫と遊んでいた僕は
猫に引っかき傷を付けられました。

じわりじわりと滲み出てくる
(なにか。)

てんてんとつけられた傷の中から
僕の涙が一粒
(ぽろりと、)

そのうち、そのうち、
傷が疼きだして

そのうち、そのうち、
傷が蝕まれてきて

気が付くと
僕の手にあったはずの引っかき傷は
跡形もなく、消えていて

(なくなってしまったものは、僕のもの。)
(のこってしまったものは、君のもの。)

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番号1256 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

人は最初、完全な悪には成りえない

ならばその先を決める物は何か

それはきっとその人の意思よりも

第三者の助け次第ではないか・・・

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番号1257 投稿者 未熟者さん タイトル (無題)

コツコツまじめにやったって
この国でむくわれるのか?
いなかに帰るきっかけを
どこかに捜してる毎日なら
一心不乱に汗をかきまくれ
不安を全部 忘れるほどに
最善尽くせ 限界はそこじゃない
才能だとか運だとかは二の次
ケチな弁明なら捨てちまえ

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番号1258 投稿者 Kenさん タイトル 残虐な僕らのアリス

白兎に追いついたら その尻尾に黒を足そう

チェシャの笑い声は 小さな小さな袋の中へ

芋虫の煙草は 新しい麻薬の材料に

巨大化のチョコレートは ちょっぴり生意気なあの子に

はた迷惑なパーティは いっそニトロで吹っ飛ばせ!

白薔薇と赤薔薇は闘争の引き金へと・・・

どんなに残虐だって 全ては夢の中のお話。

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番号1259 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、
開けて、

開けて、

開け続けて、


私はこの箱を開け続ける・・・

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番号1260 投稿者 遥さん タイトル 1粒の涙

涙がぽろり
1粒、2粒・・・
と、どんどん粒が
あふれていく。。
君は泣いているんだね
人生悲しいことも
あるけれど
楽しもうよ
だから泣かないで
もう1粒も涙を流さないで

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