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詩 目次62

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番号 投稿者 タイトル 投稿日
1221 LUNA★さん (無題) 2008/08/30
1222 故人さん 待ち続ける事に意味は無い、
会う事に意味がある
2008/08/30
1223 蒼明さん 眩しくて見れない空 2008/09/04
1224 なかめ★さん 咲く花なら咲かぬ花を 2008/09/07
1225 えいさん 理と文 2008/09/09
1226 ハルさん サヨナラセカイ 2008/09/14
1227 未熟者さん 〜ため息〜 2008/09/17
1228 頑張っている人さん (無題) 2008/09/18
1229 Kenさん (無題) 2008/09/19
1230 Kenさん (無題) 2008/09/21
1231 蒼明さん 2008/09/21
1232 Kenさん (無題) 2008/09/21
1233 海音さん (無題) 2008/09/23
1234 Kenさん (無題) 2008/09/25
1235 未熟者さん (無題) 2008/09/26
1236 Kenさん (無題) 2008/09/26
1237 西椋海那さん クラッシュ 2008/09/28
1238 Kenさん (無題) 2008/10/05
1239 Kenさん (無題) 2008/10/09
1240 Kenさん (無題) 2008/10/11

番号1221 投稿者 LUNA★さん タイトル (無題)

「好きです」と

ただその一言が言えずにいたよ

雪のように降り積もる想い

やがて春が来て

温かい光が差し込めば

雪解けとなり

君への想いも

桜のように

はかなく散りゆくだろうか

あの花のように力強く

この想い

咲き続きますように

枯れないように

そっとぼくの手で包み込んだ


君が笑った

長い雨も上がり

僕の蕾が

もうすぐ開く


そして

ほのかに香り始めた

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番号1222 投稿者 故人さん タイトル 待ち続ける事に意味は無い、
会う事に意味がある

緩やかに誘う眠り

私は水の中

光さえ届かぬ深海で
独りで眠り続ける

魚たちは
泳ぎ続けるなかで

私は独り
待ち続ける

時折聞こえる旋律は
優しくも儚い

私は水に溶ける
涙を見送った

貴方はまだ来ない

私を見送った
貴方はまだ来ない

私はまだ待ち続ける
緩やかに誘う眠りのなかで

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番号1223 投稿者 蒼明さん タイトル 眩しくて見れない空

地面に立っている人々は

空を飛ぶ鳥を
流れる雲を
輝く月を

上を眺めて過ごしているのに

高い塔の天辺にいる人々は

立ち並ぶビルの光を
列を作る車を
信号待ちの人々を

下を眺めて過ごしてる


もう上を見ることはやめてしまったの?

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番号1224 投稿者 なかめ★さん タイトル 咲く花なら咲かぬ花を

悲しみをポケットに入れて
いつまでも持ち歩いた
もう悲しむことなどないように
迫る夕暮れに
背を向けて歩いた
涙が見えぬように

なくさなければいいのだと
幸せは角へ追いやった
本当は憎くてしょうがない
この手でひねりつぶしたい

咲く花なら咲かぬ花を
すべてが終わってしまわぬように
日を追うごとに増していく
懐かしい君の歌声を
思い出しては寂しくなる
悲しいことは知っている


それでもすべては星のように
ただ一人でかがやくように
咲かぬ花は終わりを知らない
そう 全てをしっているかのよに
あの歌声は天にも昇る
咲く花のはかなさを知る

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番号1225 投稿者 えいさん タイトル 理と文

やっぱりもう 君達とは会えない気がしてた

この前まで一緒だったのに、ねぇ?
ただ一枚の薄い壁 壊れない、超えられない
君達は高い階段の上 登れない、登らせてもらえない…

何故そんなに見下すの
なぜ関わる事さえいけないの
何故挨拶さえ、なぜ……


―見ていろお前達。
怯えるが良い、私達に

数年の時を経て、必ずお前達を超えてみせる
何年かかろうとも…この世に名を轟かせてくれる

あの時、知に全てを捧げた事、後悔させてくれる

私たちには、人という、仲間という大切な武器を共にした
お前らのように、冷酷な生物にはなるまい

目指すは、滅亡ー。

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番号1226 投稿者 ハルさん タイトル サヨナラセカイ

嫌な事だけ切り取って
脳内アルバムに貼り付けて
僕が住むこのマンション7階
飛び立とうと何度思った?

楽しかった思い出は
アルバムには貼らないの?
思い出す程辛い事が
浮き彫りになるからやめた

サヨナラセカイ
足をベランダの手摺にかけて
臆病者は怖くなって
足がすくんでただ泣いた

サヨナラセカイ
右手にナイフを握り締めて
血の赤さを想像して
手が震えてただ泣いた

死んでしまいたいとか
この21年で何度思った?
数え切れない程死を願って
数え切れない程生きたいと願った

明日もしかしたら
何かいいことあるかもなぁ
そう毎日思いながら
ゆっくり息をする

サヨナラはまだしない

サヨナラセカイ…

はまた今度。

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番号1227 投稿者 未熟者さん タイトル 〜ため息〜

やさしいね この空は

すべてを見てるはずなのに

振り向けば 雨が降る

明日なんて捨ててた

毎日をため息と共に過ごして

気がつけば 同じ空

流されてゆく雲 眺めながら夜空を泳ぐ

思い出だけじゃ 生きていけない

いつかの約束

あの雲がまたここに 戻って来る時までは

この空は 晴れるだろうか

その時は ため息をタバコで呑み尽くそう

たとえ どんな風にさらわれそうでも

やさしい君が ためらわずに行けるように

最後の雨が 虹に変わるよ

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番号1228 投稿者 頑張っている人さん タイトル (無題)

えんぴつはいいです
自分の心を表せるから

消しゴムもいいです
自分の心の失敗を消してくれるから

定規もいいです
心を真っ直ぐにしてくれるから

筆箱が一番です
そんな優しい心達を温かく
包み込んでいるから・・・

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番号1229 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

私は今までどれ程の時間と言う時間を生きていたのだろう

私は今までどれ程の時間と言う時間を無駄にしてきたのだろう

私は一体どれほどの過ちを犯してきたのだろう
私は一体どれほどの幸せを噛み締めてきたのだろう

私は今まで、一体どれ程の数の人間と出会ってきたのだろう
そして、私はその中のどれ程の人々に関わり
どれ程の人々に手を振り続けていたのだろう・・・

私はどれほどの物を見つけ、壊し、そしてそれをまた拾い上げていたのだろう
私は一体、その中のどのオブジェに愛を注ぎ、どれ程のガラクタを見つめ続けていたのだろう

私はどれ程の言葉を知っているだろうか
私はどれくらいの出来事を日記に綴るだろうか
私はどれくらいまで自分の事を知っているだろうか
私が生まれて、今日までどれくらいの日数を費やしたのだろうか
食物はどれくらい消費しただろうか、汚物はどれほどまでに排出されたのだろうか
両親はどれほどまで老いただろうか、私を養うのに一体いくら使われたのだろう
私を知る人は今、この世に一体何人いるのだろうか
そして、私はこの先一体何人の人と出遭うのだろうか・・・

私は何を捉え、何を見つけ、何を見据え、何を感じ、何を求め、何を憂い、何を食し、何を増やし、何を拾い、何を捨て、何を拒み、何を受け入れ、何を目指し、何を掴み、何を崇め、何を超越し、何を隔て、何を交わし、何を考え、何を閉ざし、何を綴り、何を失い、何処へ行き、何と向き合い、何をしようと言うのだろう・・・

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番号1230 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

空はこんなにも青かったのか
小さな絵でしか知らない僕には 苦しくも輝き続ける

毎日を生きるのではなく
私は一本の綱を渡る道化
背中に羽根も生命線も付けずに
私はいつもの様に笑いながら いつもの綱を渡る
誰の為でもなく 私の為でもなく


可能性を踏みにじる自分を数えてくれ
人間とはその中のどれ程の数の星が
あの宇宙に散りばめられているとも知らず
日々に明け暮れ、欲を消化して、
生まれては老い、その姿を変えていく

まだ名も知らぬ自分は箱に入ったまま
誰かが手を差し出すまで待ち続ける
それが善か悪であるかも分からぬまま
そのか細い身体は最初の救世主を「神」と崇めるだろう

生まれてから完全ばかりを見慣れてしまった私は
それ以外が許せず、この世界には完全だけではないと教えられ
またそれを否定し続け、それを受け入れようとする意思さえも駆逐してしまう

人は死ぬまでどれほどの数を数えるだろう・・・
それを想い出に換算したら、
それを不幸に換算したら、
それを自分以外の人に換算したら、
それを成功に換算したら、
それを挫折に換算したら、

それを愛に換算したら、
それを愛に換算したら・・・

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番号1231 投稿者 蒼明さん タイトル 跳

低い程簡単
低すぎると難しい

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番号1232 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

負けると解っていても

戦わなければいけない時もある

「戦わなかった」と言う未来を変えるために

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番号1233 投稿者 海音さん タイトル (無題)

あなたは優しすぎたから

なんでも一人で抱え込んでいたから

あなたはいつかきっとつぶれてしまう

いいんだよ

無理なんかしないで

僕がその心の重荷を半分持ってあげるから

一緒に歩いてあげるから

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番号1234 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

揺れている 揺れている

人々の境目に

エメラルドの罅割れに

潜んでいる 輝いている

人と人との境界線に まだ知らぬ無垢の心に

溶けていく 解けていく

変わらぬ日々の隙間に 愛の永久に

触れている 漂っている

悪しき裏側のそのまた向こうに

軽んずることなかれ

消えたもうことなかれ

翡翠の意識に眠るたった一筋の蒼よ

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番号1235 投稿者 未熟者さん タイトル (無題)

逃げたり あきらめることは

誰も

一瞬あれば できるから

歩き 続けよう

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番号1236 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

焦燥を謳う事は

業火に焼かれる魂の如く

節制を唱える者は

反転の世界を見る支配者たりうるのか

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番号1237 投稿者 西椋海那さん タイトル クラッシュ

焦点の合わない眼鏡みたいに
鏡に映した自分の姿さえうまく見えない
そんな未熟な私でも綺麗な世界を望んだ

いつまで普通に笑ってられるだろう?
きっと答えを口にすれば 私の世界は消えてしまう

ねぇ、私の世界を壊して

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番号1238 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

私がいる

アナタがいる

誰かがいる

ここに椅子がある

ここに食べ物がある

ここに服がある

ここに家が建っている

街には違う人が溢れている

仕事がある

暮らしがある

人生がある

不幸がある

幸せがある

生命がある

死が蠢いている

年月がある

未来がある

過去がある

現在がある

喜びがある

悲しみがある

憤怒がある

憂いがある

空がある

海がある

大地がある

星がある

宇宙がある

銀河がある

惑星がある

未知がある

可能性がある


そのどれもが偶然で
そのどれもが不思議で

それら全ては必然と言う言葉でまとまっている

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番号1239 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

泣きたい時は泣けばいい
別にそれは罪でもなければ
罰でもない

泣きたい時は泣けばいい
ただ 心の赴くままに


泣きたい時は泣けばいいさ
別にそれを否定する事もなければ
肯定する事もない

ただ 好きな様に泣けばいいさ


我慢する事もない
嗚咽で済ませばいいと言う物でもない
泣きたい時は 泣けばいいさ


それで明日の君が笑顔に戻るのなら

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番号1240 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

天才にも、

スポーツ万能にも、

強い男にも憧れるけれど

僕は僕ぐらいが丁度いい

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