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GARNET WORLD
詩 目次59

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
1161 頑張っている人さん 終地点 2008/07/11
1162 リリーさん ひなたぼっこ 2008/07/11
1163 蒼明さん 午前零時 2008/07/11
1164 リリーさん お宝 2008/07/12
1165 Kenさん (無題) 2008/07/12
1166 頑張っている人さん 自分達 2008/07/12
1167 故人さん 終わりと終わり 2008/07/12
1168 Kenさん (無題) 2008/07/13
1169 故人さん 『生きろ』人は言う 2008/07/13
1170 RYOさん 時の旅人 2008/07/14
1171 Kenさん (無題) 2008/07/14
1172 Mmさん 黒の美しさもあるけれど 2008/07/14
1173 朔さん (無題) 2008/07/14
1174 頑張っている人さん (無題) 2008/07/14
1175 Kenさん (無題) 2008/07/17
1176 望月 愛誠さん 生命の灯火 2008/07/17
1177 ナツミさん (無題) 2008/07/17
1178 Kenさん (無題) 2008/07/18
1179 ナツミさん (無題) 2008/07/18
1180 Mmさん (無題) 2008/07/18

番号1161 投稿者 頑張っている人さん タイトル 終地点

夕焼けがさすあの交差点
僕は一人歩いていた
五時半頃の陽のまぶしさを
全身で感じた

僕ら一人 なにかできるかって
そんな事分からない

だから走り出した
みんな分からないから
走っているんだ
ただ立ち止まりたくないんだ

終地点まで

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番号1162 投稿者 リリーさん タイトル ひなたぼっこ

柔軟性を活かし

寂しさにするりと入り来む

しかし自覚はないんだね

したり顔もせずに

お前は何を考えてるんだか

そこがいいとこ

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番号1163 投稿者 蒼明さん タイトル 午前零時

二十三時五十九分五十九秒と
その2秒後の
零時零分一秒

たった2秒で何が起こった?
たった2秒で何が変わった?


少なくとも自分は何も変わってないし
この部屋にある物も全てそのままだった


ただ一つ
時計の日付が変わっていた

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番号1164 投稿者 リリーさん タイトル お宝

汗水たらして探したけれど

結局なんにも見つからず

なんにもないと分かったことが収穫

探す過程が大切

なーんてことを考えているうちに

日が暮れていった

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番号1165 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

前を見て、後ろを振り返って、見下ろして、
時々何処かの窓から眺めてみる

そういえば私の周りを動く見知らぬ人々は
決して「他人」なんかではなく
私の知らないまた別の「他人」と
何処かで繋がっているのだ

人は決して一人なんかではない

あの老人は私の知らない誰かの父であり
私の知らない誰かの友人であり、
私の知らない誰かの息子であり、

私の横を歩く女性は私の知らない誰かの恋人で
私の知らない誰かにとっては大切な娘で
私の知らない誰かにとっては友であり

もしかしたら
今この世界に生きるまだ私の知らない誰かと誰かが
将来出会ったりするのだろうか・・・?

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番号1166 投稿者 頑張っている人さん タイトル 自分達

一番残酷で 最低で
卑劣で 卑怯で 自己中で
悲しくて 切なくて
無心で 単純で 騙されやすい
それが人間
そして 一番 優しくて
愛があって 笑いあって
守れるものがある
それも人間

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番号1167 投稿者 故人さん タイトル 終わりと終わり

終わらせるのは楽で

それ以上に
続かせることが
難しかった

生に対する執着心も
死に対する恐怖心も
悟ってしまえばそれまでで

ほら、また一つ
分かってしまった

だから僕は
終わらせてしまうのだろう

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番号1168 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

友が死んだとき、私にはただ彼の墓を見つめて
花束と一本の煙草を供える事しか出来ない。

もし親が死んだなら、
私は二人の死灰の半分を海へと撒き、
残りの半分は小瓶に入れて振り動かそう

そうすれば二人は死してなお
一つの空間を共有できる
そして私は二人の灰から輝石を作ろう


嗚呼・・・もし私が死んだなら、
ただ誰かが私の事を忘れない事を祈るだけ

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番号1169 投稿者 故人さん タイトル 『生きろ』人は言う

『泣きたいですか』
人は聞いた
最愛を失い、友を失った私に
悲しいことも辛いことも
分かった上で聞いた

『分かりません』
私は答えた
まだ理解しきれてないから
分からない、どうしたいかが

『死にたいですか』
人は聞いた
遠まわしに、後を追いたいかと
息することもなく
世界とさよならしたいかと

『分かりません』
私は答えた
どうすればいいか、分からない
死の意味が理解できない

『生きたいですか』
人は聞いた
光を灯した強い目で
全てがひれ伏すような
意思強き目で問うた

『生きたいです』
初めて、答えが出た

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番号1170 投稿者 RYOさん タイトル 時の旅人

夏の始めのあの夜
僕は突然旅に出た
どこへ行くかなんて
誰にも告げぬまま無謀な旅へ…

懐かしいあの街も
初めて行くあの街だって
もう僕のものだよ
もう誰にも会いたくないって
思った

でも離れられない
あの故郷(まち)の匂い
大好きなみんな
こんな僕を支えてくれたんだ
でも会えないんだよ
僕はもう二度と
帰らないって決めたから
まだ寒い車の中眠っていた

行く宛てもなく結局は
隣の街まで帰ってた
新たな人にも出会い
順調に進みつつはあったんだ

僕の居場所が分かると
夜中にもかかわらず
来てくれたんだ
僕がずっと大事にしてた
人たちが…

もう離れられない
あの故郷(まち)の匂い
大好きなみんな
こんな僕を支えてくれたんだ
夜明けまで語り合った
ホントにみんな好き
最高だよoh-ah-
いつかあの故郷(まち)に帰るからね

もう忘れられない
僕は一人じゃない
何に怯えてる?
みんながいれば僕は勝てるはずさ
だからもう逃げない
こんなにたくさんの
仲間がいるんだ
もう二度とこの故郷(まち)から
離れないよ…

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番号1171 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

人は鉛を与えすぎた

見上げるためではなく

ただ見下ろすためだけに

おかげで空も見えない

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番号1172 投稿者 Mmさん タイトル 黒の美しさもあるけれど

その小さな優しい天使は
近づかれる事を恐れて

真っ黒な大きなコートで小さな体を隠し

真っ黒な大きな翼で柔らかな白い羽根を覆い

美しい貌には醜い傷跡を付けて

他をも、己をも騙していた


でも、本姓というものは無くしてしまうものではなく

ほら、小さな優しい、儚い天使が通った後には

白く煌めく羽が、一枚、一枚

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番号1173 投稿者 朔さん タイトル (無題)

みえない
みえないんだ
声が聞こえても
その手を触れても
目の前にいたとしても
もう僕には君がみえない

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番号1174 投稿者 頑張っている人さん タイトル (無題)

何故自分がこんなに不幸なのか
それはあなたは他人を
不幸に陥れたから

何故自分はこんなに幸せなのか
それはあなたは他人を
幸せにしたから

巡り巡って返ってくる
相手にした事が
自分自身に

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番号1175 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

何があるのか分からない
私はまだこの世に芽を出していない花

まだ体は言う事を聞かない
やるべき事はあれど

可能性が見えてきた
今は「出来る」と言う事が何よりも嬉しい
不可能など微塵も感じない


少し体が錆びて来た
だが 私はまだ生きている
少し雨に当たり過ぎた所為だろう


とうとう体が悲鳴を上げ始めた
今は腕を伸ばすだけで痛みを感じる
足が鉄棒の様に重い


出来ていた事が出来なくなり始めた・・・


私が生暖かく、仄暗い床に就く時
ふと悟りに似た心がよぎる
人々が涙を流す間も私はそればかり考える




出来る、出来ない事があるのではなく
この世にはまだまだ私の「知らない事」の方が多かったのではないか?

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番号1176 投稿者 望月 愛誠さん タイトル 生命の灯火

紅く赤く揺らめく潰し合い
空の胴体はやけに騒音に浚われ
優しさなど知らない
曖昧な偽善だけが育ってしまう

愛されたい 愛さない 愛したい
同化したい 変わらない 変化したい
傷つけたい 傷つかない 傷つきたい

未完成なこの地球
幼い頃の悪夢によく似ていた

誰が泣こうが 消えようが
世界は変わらない

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番号1177 投稿者 ナツミさん タイトル (無題)

君がいなくなってしまった。

あまりにも突然の出来事で
涙さえ出なかったよ。
君は遠い遠い所へ行ってしまった

君といつまでも一緒にいたかった
君は私に笑顔をくれた。

私は君に
何かをしてあげられたかな?

天国の君へ。
私たちとの生活が
幸せだったのかはわからない。

だけど私は幸せだったよ。

ありがとうありがとうありがとう
何回言っても感謝しきれない
ぐらいの優しさをありがとう。

これから先
君のこと思い出しては
寂しくなるかもしれない。
だけどそれでも
君と過ごした毎日は
絶対にわすれないよ。

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番号1178 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

「今日」と言う日は使い捨て

誰も拾い上げる事が出来ないし、使えばそれで終わり

肉体とは魂を入れる器

時に壊れてしまう事もある

人間とは、たった一つの存在

だから

この世に一つしかないから、もう手に入れられないからこそ

それらは真に美しい・・・

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番号1179 投稿者 ナツミさん タイトル (無題)

時間は戻らない。

過ちをおかしても

正すことはできない。

だからこそ今という時間を

大切にしようよ。

たった1秒だって

君が生きてる時間で

君の人生なんだから。

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番号1180 投稿者 Mmさん タイトル (無題)

生を持つものの存在は大きい

でもそれは誰かに気づいてもらえたらのはなし


見せないと何もおこらない、何も残らない

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