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詩 目次5

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
81 風樹さん 小さな手 2006/02/14
82 sanaさん St. Valentine's Day 2006/02/14
83 たまりさん (無題) 2006/02/14
84 ウズラさん 瞼を閉じて想う詩 2006/02/15
85 たもつさん 卒業 2006/02/15
86 sanaさん 思い人、永久に 2006/02/16
87 時輝さん 伝染 2006/02/16
88 RYOHRIさん (無題) 2006/02/17
89 たもつさん たくさんの君に会いたかった 2006/02/17
90 たもつさん にゃ 2006/02/19
91 sanaさん 一粒の種、そして新しい花 2006/02/20
92 ラテさん まだかな。ー春バージョンー 2006/02/20
93 カナさん 1:1 2006/02/23
94 時輝さん 丈夫な糸? 2006/02/24
95 なちゃさん 愛してほしいだけ 2006/02/26
96 azamiさん 臆病者 2006/02/26
97 なちゃさん 願い 2006/02/26
98 sanaさん 去り行く軌跡。新しき軌跡。 2006/02/27
99 時輝さん 街灯 2006/02/27
100 kouさん 添え手紙in flowor 2006/02/28

番号 81 投稿者 風樹さん タイトル 小さな手

小さな手を握りしめたら
一生懸命愛を返そうと
強く
 強く
握ってくる

   無邪気に笑う君を
   瞳の奥に映し
   波立つ心を
   風にまかせた

 暖かな日差しの中で
 静かに時間(とき)は進む
 小さな足跡も
 後を追うように

握る手を少し緩めたら
一生懸命愛を示そうと
強く
 強く
握りしめてきた


  とても小さく
  愛しい君よ

もう少しその手を
放さないでいて・・・

投稿者コメント

公園で母親と手をつないでいる子供をみかけて思いつきました。公園は結構穴場かもしれません。
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番号 82 投稿者 sanaさん タイトル St. Valentine's Day

あなたは私の手を照れながら握り返してくれた。

私は頬に涙跡と目元に少しの涙をためながら
手を握っていた。

今日はバレタイン。
私があなたに贈り物をした日。

贈り物が受け取ってもらえるか、思いが断られないか、
心配事ばかりが浮かんでいた。

でもあなたに手渡すことを考えると自然と頬が緩んでいた。

あなたに手渡す寸前も鼓動が鼓膜をたたいていた。
あなたに聞こえるんじゃないかと思ったほど。

私の思いを告げた後あなたは一度だけうなずいてくれた。
私の瞳から自然と涙が出てきた。

嬉しくても涙は出るものだと初めて気がついた。

今日はバレンタイン、いえ、バレンタインだった日。
あなたと私の物語が始まった日。

投稿者コメント

今回は年に一度のバレンタインデイなので思いつき書きました。
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番号 83 投稿者 たまりさん タイトル (無題)

<ステキな人生の過ごし方>

僕は 自分の前世 なんて 

知らない から


僕は 自分の前世 なんて 

覚えてない から


今 僕が 「僕」自身で 

あること


それは とても 大切なこと 

だと 思うんだ






私は 生まれ変わり なんて 

信じない から


死んだ後の自分 なんて 

知ったこっちゃない から


今 私が 「私」自身で 

あること


それは 壊しちゃ 

いけないものだと 思うんだ





僕が 生まれる前 「僕」は 

何処に いた?


私が 死んだ後 「私」は 

何処へ ゆく?


そんなの 知らない

知らない

知らない





知らない から 

だから

今 青春を たっぷり 味わって

今 時間を 自在に 扱い、

今 「自分」自身を もっと

知ること





それが 一番の 

「素敵な人生の過ごし方」だと

思うんだ

<無 く す>

無くした モノを






私は 探す フリを する






「どうして」とか


「なんでよ」とか





叫んで 喚いて 泣いて 怒って





でも 実は 知ってる


実は 気付いて いる




無くした 場所


無くした 理由





そんなの 自分が 一番

分かってる んだ

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番号 84 投稿者 ウズラさん タイトル 瞼を閉じて想う詩

あの頃の僕らは
特別なものなんてさ
なにひとつ望んではいなくて
いつだって、ただ二人、傍にいられたんだね

僕は当たり前に幸せで
君も、同じ時を笑っていて
でもいつからだろう
足りない、と、呟くようになっていた

君が、僕の隣に居てくれたこと
一緒に笑ってくれたこと
そんな、一番身近な"特別"に
もっともっと
感謝すればよかったなんて
言葉にして、伝えればよかったなんて
思うんだよ
今更だけど


ごめんね
ありがとう
心から

君が隣にいてくれたから
二年間という一瞬の永遠を
僕は、いつだって笑っていられたよ

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番号 85 投稿者 たもつさん タイトル 卒業

朝が沈黙している
少し開かれた窓辺の片隅で

その隙間から海に似たものたちが
ぼつり
ぽつり
と入り込んでは
満たそうとしている

出会ったばかりの幼子は
「さようなら」という言葉を知らない
どこかにある水平線の遠さを知らない
僕はもう漂わない波音の

聞こえてくる方へと
卒業し始めている

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番号 86 投稿者 sanaさん タイトル 思い人、永久に

あなたはこの花のように凛とした美しさと
あでやかさを持っていた。

あなたと過ごすひと時はどんなものにも
代えられないものだった。

永遠なんて言葉は信じていなかった。

けど、信じたかった。

あなたとなら永遠も一緒に歩んでいける、
そう思っていたから。

時々でいいから自分のことを思い出してください。

それだけで僕の世界はそれで救われるから。

投稿者コメント

暖かい日差しから連想しました。

花についてはこの時期に咲く花を思い浮かべてください
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番号 87 投稿者 時輝さん タイトル 伝染

人が人に見えぬ病
憂鬱の悪魔に囚われたその人格は
人の命の尊きを見失い、蝕む。
やがて悪魔は微笑を零(こぼ)し
一時貴方の下を去るだろう
悪賢いその悪魔は
貴方の弱さを知っているから…

虚ろな意識を正気に戻し
現(うつつ)に見たのは隣に横たわる
うっすら暖かい少女の「人形」
やがて貴方は自分を呪い
罪と罰と逃避の狭間を彷徨う。
消えない罪を無くすは一つ
全ての過去を消し去るのみ
重き罰を受け入れるは一つ
全てを認める強さを持つのみ。
しかし貴方は逃げ出すだろう
悪魔がそう仕向けるのだから…
逃避の彼方に見ゆるは一つ
憂鬱の悪魔にすがり付き
己(おの)が身を滅ぼすまで。

やがて憎しみが伝染し
人々の心を侵してゆく
悪魔は不気味な笑みを浮かべ
隙のできた人々の心を
今も静かに狙っている…

投稿者コメント

初めまして、時輝(とき)と言います。詩の中に出てくる登場人物(悪魔、貴方、少女、人々)のつもりで読んで頂けるとそれぞれ違った雰囲気を感じて頂けるかなと思います^^
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番号 88 投稿者 RYOHRIさん タイトル (無題)

「春=桜、咲き乱れ・・・別れの季節に恋しき青春の花」

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番号 89 投稿者 たもつさん タイトル たくさんの君に会いたかった

(センター)

君の背中にある八番は
誰がつけたというのか
躍動する大腿筋
身体から溢れ出していく汗
すべては君そのものだというのに
ただセンターとだけ呼ばれ
どこまでも白球を追いかけてく
スタンドにいる観客たちがそうであるように
君も愛に飢えていることに変わりはない
それでも追いつくことが出来ないまま
君は歓声にかき消され
やがて姿を失っていく
無人のフィールドでは白球だけが転がる
それは決して君の身代わりではないのだ


(魚屋)

君のだみ声は大海原のうねり
君のいらっしゃいは忘却の号令
ねじり鉢巻
生の残酷さと尊さを知りながらも
君の口は頑なに語ることを拒み続ける
いま目の前には
かつて自由に泳ぎまわっていたものたちの
死体が無数並べられている
君はその屍を踏み越え
今日も生きていく


(金将)

時として君は守り
時として君は攻める
けれどどんなに敵陣深く切り込んだとしても
君は君以外のものに成ることはできない
時として捕虜となった君は
先程までつかえていた君主に刃をむける
そして参りました、という言葉で
一つの王国があっけなく世界から放棄されるのだ
誰も傷つくこともなく終わったその戦いの意味を
君は問うてはいけない


(ゴールキーパー)

気がつけばいつも
君はそこに立っている
君は待つ
遠くに地鳴りを聞きながら
まだ秋には早い日
目の前をつうっと
赤とんぼが通り過ぎていく
同じ高さにある地平線を目指し
旅立っていったものたちを
君は待つ
そして待つことこそが
君の旅路の行程なのだ
時が来れば
君はすべてを受け止めなければならない
しかも無条件で


(ピアニスト)

君には訓練が必要だ
高らかな産声で自らの生を宣誓し
誰にも教わることなく
呼吸し始めたようには簡単にいかない
今、君の身体は音楽に満ち
穴という穴から溢れ出そうとしている
それらを十本の指からこの世に解き放つ術を
未だ知らない
けれど忘れてはいけない
君よ、そのように直立しているのは
訓練の賜物ではなかったのか
鍵盤を一つ鳴らしばつが悪そうに立ち去った
その歩行も


(すし職人)

君が握ると
同じ力で握り返してくるものがある
君はその力をさざ波に変え
身体の最果てまでゆっくり送り届けることで
自分の輪郭を形作っていく
君が握っているのは
君自身に他ならない
ざわめく声の中
君の掌は
少しすっぱい匂いがする


(ストリッパー)

君は脱ぐ
同時に着る
どんなに脱いでも
君は君の核心から遠ざかっていく
まばゆい光の中
生まれたての姿になり
男たちの暗い瞳でできたプールを泳ぐ
淵に腰掛けていた男たちは
君を追いかけて飛び込み
自分自身の奥底に沈んでいくと
やがて安心して眠る
君は明け方の街を歩く
もはや何とも見分けがつかない


(子供)

君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いことを探しに行く
旅の始まりに過ぎない
子供よ
まだ信ずるべき未来を持たぬ者よ
同じ風が今でも
私の口の中で吹いている

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番号 90 投稿者 たもつさん タイトル にゃ

にゃんでか知らにゃいけど
「にゃににゅにぇにょ」
が言えにゃくて、全部
「にゃににゅにぇにょ」
ににゃる
日常生活に支障はにゃいもにょにょ
こにょままでは
僕が僕でなくなってしまう
もとい
僕が僕でにゃくにゃってしまう

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番号 91 投稿者 sanaさん タイトル 一粒の種、そして新しい花

ひとつの時代が終わった。

また新たな時代があけて行く。

古い時代に残した悔いを
新しい時代で晴らすのもいいのかもしれない。

人は絶望があるから希望を
見出すことが出来るのだろうか?

いまはただ、この一粒の種を植えることだけが私の希望。

どんな花に育つかは知らない。

でも、きっと綺麗な花が咲くだろう。

たくさんの希望を浴びて育つだろうから。

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番号 92 投稿者 ラテさん タイトル まだかな。ー春バージョンー

今年もまた春が訪れます。
もうそろそろ、もうそろそろ
君が逢いにくること待ち望んで
少し暖かい陽射しの中で
似合いもしない読書をするように
ヘッドフォンとウォークマン
瞳を閉じては君を想います。

どんな姿であっても
君を受け入れます
僕がどんな姿であっても
受け入れてくれるでしょうか

君は素敵な人です
ダサいし、頑固だし、冷たいし
理論家だし、本当は涙もろいし
情熱的だし。褒め言葉少ない?

君が目の前に現れたなら
なんて言おう
「大好きですよ。」
恥ずかしいからこの位

多分 あともう少し もう少し
もう 少ししたら
その時 「逢いに行きます」
君も逢いにくるから。

投稿者コメント

久しぶりの書き込みです。大切な人を想って書きました。(照)
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番号 93 投稿者 カナさん タイトル 1:1

洗いざらい露呈された 残酷な真実
それは光によって
光が人々に与えるものは 希望だけに非ず
時には暗い絶望を

嘘も願望も入り混じった 利己的な世界
それは闇によって
闇が人々に与えるものは 不安だけに非ず
時には明るい癒しを


だから両極の二者は存在する
今日も 私の心の中に

投稿者コメント

GCのMステ出演記念に一つ投稿します^^
って、内容とか全然関係ありませんが;w
ちょっとダーク目に。。
後者に書いたような闇の中で、いつまでもゆらゆらしていたいとつくづく思う今日この頃です。

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番号 94 投稿者 時輝さん タイトル 丈夫な糸?

可笑しな空想を繰り広げる僕の世界で
ハサミは空を飛んでいる

可笑しな空想を繰り広げる僕の世界は
君との糸も存在させる

時にハサミは降りて来て
僕らの糸を切ろうとするよ

でもそれを見るたびに僕は笑ってしまうんだ

糸が丈夫に出来ているのか
ハサミは糸を切れないでやんの

僕は心底笑えたよ
切られることの無い様な 僕らの糸の丈夫さに
僕は心底笑ったよ
切れもしない僕らの糸を 懸命に切ろうとする虚しいハサミを

すると君は小さなハサミを取り出して
僕らの糸をプチッと簡単に切ってしまったね

僕は呆然と笑ったよ
君のハサミの切れ味に

投稿者コメント

人が様々な面に存在させる「糸」を書いてみました^^
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番号 95 投稿者 なちゃさん タイトル 愛してほしいだけ

叶わないと知ったとき
私の心はひどく痛みました。

それでも、あなたの姿を見ると
急に苦しくなって 愛しくなって
恋しくて 恋しくて ただ涙を零しました

あなたに愛されたい…

無理な願いだとわかってます。

あなたに 手が届かないことくらいわかります

なのにこの胸は あなたしか映さない…

片想いでもいい。
叶わなくてもいい。
あなたに恋人ができたっていい。

ただ想っていたいんです。

迷惑かけぬよう心の影で…好きでいたいんです。

今も心を打つ痛み…それは あなたがくれた
人を愛する嬉しさも 悲しさも
あなたが教えてくれたこと。

どんなに辛くても あなたの笑顔があれば
生きていける気がします。

どんな綺麗事を並べても
最後にたどり着いてしまう私のわがまま…

あなたに愛してほしい…ただそれだけ。

投稿者コメント

初めまして♪
まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします
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番号 96 投稿者 azamiさん タイトル 臆病者

良かったね
あたしが泣かなかったから
あなたがいい人に見えて

良かったね
苦しむことが出来て
そうすれば人は
きっとあなたに手を差し伸べる

良かったね
生きていれて
そうすればきっと
誰かに愛されることが出来るから

良かったね
あたしが死んでいて
そうすればあなたは
愛を独り占めできるでしょ

良かった、ホント良かった
あたしが愛を知らずに生きられて

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番号 97 投稿者 なちゃさん タイトル 願い

難しい表現ばかりが並ぶ
厚い辞書の中

探している言葉が見つからない

そりゃそうだよね…
ぁなたの名前を
ただ 一つの祈りを込め
細かい字の中かきわけ探す

いつかぁなたを忘れても
重たい辞書に
ハートマークが記されていれば
笑顔になれる

ぁなたを精一杯好きな今を
忘れたくない

これは ただ一つの願い

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番号 98 投稿者 sanaさん タイトル 去り行く軌跡。新しき軌跡。

あなた達から受け継いだこの軌跡。

続きは私たちが歩き続けましょう。

決して無駄になんかしない。

春風吹くこの季節。

別れよ、いま少しだけ待って。

せめて、この花びらが散るまで。

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番号 99 投稿者 時輝さん タイトル 街灯

君はいつも何か、
寂しそうにしているね。


暗がりで心和ませる君は
いつもその場所を優しく照らし続けてる

イルミネーションな灯りじゃないけれど
素朴で質素な君が好きさ

深夜遅くの帰り道は
そんな君を眺める口実

だから元気に照らして欲しい
暗い夜道で転ばないように


イルミネーションな灯りじゃない。
飾らない君が好きさ

投稿者コメント

夜道の中にぽつんと立つ街灯のイメージです^^
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番号 100 投稿者 kouさん タイトル 添え手紙in flowor

君がここを離れてからどのくらい経つだろう
そう思いながら遠い目で空を見る

お互い忙しいと入れ違い少しずつ心も離れていくような・・・
まるで歯車がかみ合わず止まってしまった時計のような・・・

昔君といた最後の時間が今もまだ止まっている
早くこの時間を進めたい・・・

またあの時の場所で会おう
君が好きな花が咲いているだろう
不器用な手で摘んだ花でよかったら手紙に添えておこう

この手紙が君ともう一度会えるきっかけであるように祈る・・・

投稿者コメント

お久しぶりです・・・って言っても「誰だコイツ?」って思う人ばかりだと思いますが・・・^^;

もうすぐ暖かくなって春の花が咲く事を願って・・・
まだまだ寒いですが寒さに負けず頑張りましょう

駄文失礼・・・
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