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GARNET WORLD
詩 目次43

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番号 投稿者 タイトル 投稿日
841 星馬 翔さん 銀河 2007/12/04
842 Kenさん (無題) 2007/12/05
843 A・Tさん 呟き 2007/12/06
844 Kenさん (無題) 2007/12/07
845 望月 真誠さん (無題) 2007/12/07
846 歌い女さん +それでも生きる子供たち+ 2007/12/08
847 望月 真誠さん 時の流れの片隅で あなたは 2007/12/08
848 望月 真誠さん 孤独な魔笛 2007/12/08
849 Kenさん 今夜もきっと眠れない 2007/12/09
850 Kenさん (無題) 2007/12/10
851 涼さん 途切れた望み 2007/12/11
852 Kenさん Gun powder 2007/12/12
853 Kenさん Screming of Cats〜"Meow!" What a hell is this Life!!〜 2007/12/15
854 歌い女さん +もどかしい体+ 2007/12/15
855 A・Tさん 雪月花 2007/12/16
856 歌い女さん +戦+ 2007/12/19
857 Kenさん (無題) 2007/12/19
858 流さん リセットボタン 2007/12/20
859 歌い女さん +裁断+ 2007/12/21
860 A・Tさん Christmas Night 2007/12/24

番号841 投稿者 星馬 翔さん タイトル 銀河

この広い宇宙の中で
僕は輝いている
小さい光だけど
輝いているんだ
小さな存在かも知れない
でも煌めく宇宙の中の一人
誰でも思っている
一番輝きたいと
そう思う心が
一番君を輝かしてる
一人一人が大きい銀河

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番号842 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

大切なものはいつだって 君が教えてくれた

愛はいつだって 貴女が与えてくれた

夢はいつだって 輝き続けていた

未来はいつだって 今の自分が描いてきた

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番号843 投稿者 A・Tさん タイトル 呟き

花が風に揺れている
窓辺の花はうらやましそう

風は私を揺らさない
私はいつも見ているだけ
でもそれでいいの
…それがいいの
もしも風に触れたなら
散っちゃいそうでこわいから…

窓辺の花はうつむいて
かすかに花びら震わせた

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番号844 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

あの日から私は変わった

顔には染みができてしまったし しわも増えた

だから 今度また君に出会ったとき

君は私に気づいてくれるだろうか・・・

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番号845 投稿者 望月 真誠さん タイトル (無題)

冬星降る夜

僕の心は疵に溶け

幸福な声も消え

舞え 蒼き龍の様に

散れ 紅き桜の如く

優しき者が来る時

宇宙の果てへ参れるさ

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番号846 投稿者 歌い女さん タイトル +それでも生きる子供たち+

来ないで!
近寄らないで!
話しかけないで!
私を見ないで!
アンタなんか
アンタなんか
いなければよかったのに!!

叫んだ
アイツが近寄ってきた
だから叫んだ
夢の中で
そして現実の世界で

どこまで私に付き纏えば済むの?
あなたが言った言葉

「お前たちも虐待されてみるか?」

それ以上言わないで
アンタに何がわかる?

親に力一杯ぶたれた人がいる
親に水の中に顔を突っ込まれて
殺されそうになった人がいる
手をコンロで焼かれそうになった人がいる

殴られて
ぶたれて
蹴られて
怒鳴られて
否定されて

そんな方達と
たくさん出会った
虐待を受けた
たくさんの友人たち

アンタがあの時に言った言葉
土下座して謝りなさい
彼らを侮辱するのは
許さない

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番号847 投稿者 望月 真誠さん タイトル 時の流れの片隅で あなたは

私は何度孤独になったのか

指で数えるそんな日々

悲しさを退屈に置き換えて

嘘の微笑みで誤魔化して

ゆらゆら ユラリ・・・・

悪夢の海へ揺られてゆく

それでも君の優しい心の針は

支えてくれた 私の気持ちを

時の流れの片隅で 貴方は

こんな私を愛してくれますか?

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番号848 投稿者 望月 真誠さん タイトル 孤独な魔笛

吾は人間だ

この汚き皮を剥がせば

それは森の守神なる大狼の姿

孤独響かすこの世界

凛と奏でる生命歌

存在する為共鳴する

人間よ 存在する意思が無いのなら

殺してしまえ その身体

生を必死に望む吾等のほうが

人間なのだ

そうさ 吾は____吾は_____

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番号849 投稿者 Kenさん タイトル 今夜もきっと眠れない

今夜も眠れない
雨の音の所為じゃない
何か別なものが 私の眠りを妨げる

本を開いても 星を見上げても
それは変わらず
私の心に留まり、漂い続けている

小粋なJAZZを流しても
一杯の紅茶を飲んでみても
それは尚も私の心を這いずり回る

星の数を数えても 月の満ち欠けを眺めていても
それは止めど無く溢れ続け
私の心を締め付ける


もうあの地平線の向こうでは
朝焼けが顔を出し 人々は眼を覚ます頃だろうか
こっちはまだ夜の途中だと言うのに
人はまだ 横になろうとはしない

街の雑音の所為じゃない
何か別の物が 人々を掻き立てているんだ
そして意識の中を駆け巡り
やがて一瞬の花を咲かせて消えていく

ノートを開いて こうしてペンを走らせても
想い描くのは貴女の事ばかりで
それ以外に何も思いつかない


今夜もきっと眠れない
私がこうしている限り

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番号850 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

私は空を飛べない

魚の様に泳げない

鳥の様に謳えない

だけど考え、想う事は出来る

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番号851 投稿者 涼さん タイトル 途切れた望み

分からないと言った
線路の上を歩きながら
時より見える雲間の月や星の光の下で
ずっと向こうまで続く線路を
静寂と重い時間を越えて眺めながら

君は
とても素直で
とても優しいのに
何故自分に素直にならない
何故自分に優しくなれない

分からない


そういって振り向くと
そっと私の手からタバコを掴んで
口に銜えた
戻れるはずもない時間を私の後ろに見ながら
言葉もなく
ただ真っ直ぐ

私達の前にある線路の向こうみるように
私の後ろにある線路を眺めるその眼は
過去にも未来にも無関心であることを
そっと私に語った

穏やかなのはいつもの事
その奥にある私への拒絶を垣間見たから
私は開きかけた口を閉じた

私の願いは叶わない

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番号852 投稿者 Kenさん タイトル Gun powder

戻りたい・・・出来ることなら・・・戻りたい
何もかも自由だったあの日に
空が限りなく近く見えた あの時代に

何をしても 何を考えても
この手に染み付いた死の臭いは拭えず
纏わり付くのは硝煙にも似た感覚
目をつぶる事も出来ない
息をする事も 後悔すら許されない
ならば我々は どうして此処に居るのだろう
意味もない答えを探し出すには
時間と言える道具が足りなくて
だからと言って 絶対に見つけ出せると言う保証も無い
全ては始まりから成り 終わりはふとした瞬間にやって来て
人はただ 命乞いにも似た心で求め続ける
数ある人生の中で もっとも空虚な時間だ

私の行く道は間違っているのか
そしてこれからも 私はこの道を進むのだろうか
一体 私は何処で踏み外したのだろう
望んでもいなかったのに 私は
何処で間違ったのだろう
そもそも私は 最初から正しかったのだろうか
それとも最初から何一つとして正しい事など無いのか
簡単な迷路に迷い込むほど 愚かな事は無いけれど
いつ抜け出そうと またそこで立ち止まる事には変わりない
だけど どうにかなったのではないかと思ってしまうばかりで
今はもう遠すぎて、届かなくて
私は雨に濡れることしか出来ず
己の非力さに 心はざわめく

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番号853 投稿者 Kenさん タイトル Screming of Cats
〜"Meow!" What a hell is this Life!!〜

彼らはゴミ捨て場にいる
街を歩き回っている
人間の知らぬ所に巣を作り
知らぬ間に子孫を増やしていく
別にそれだけなら大した事じゃない

平気で壁によじ登り
軽い足取りで綱渡り
彼らは余計な音を立てずに餌を捕まえる
彼らはそれが自由の象徴であると知っている

世の中には色々な猫がいる
老練な猫 生まれたばかりの子猫
人の愚かさと醜さを知っている若い猫
ただ餌を与えられ太り続ける猫
はたまた物を盗む文字通り泥棒猫
豪華な食事と暖かい布団に包まる金持ち猫
そのどれもが同じで時には違う猫と言う生き物

でも もし彼らの声が聞こえるとしたら、
彼らはただ可愛い声で「ミャオ」と鳴くだけだろうか・・・
人が思っているほど 猫の世界も甘くはない
今夜は一度息を潜め、声を殺し
彼らの怒号と嘆きを聞こうじゃないか

−街を汚すな・・・住処を奪うな・・・
−箒なんかで叩くんじゃない!
−どうして捨てるの・・・!?
−俺を此処から出せ!
−私の家族を帰して・・・

−もし鳴くだけで願いが叶うなら何度でも鳴いてやるさ
天に向かって高らかに、そして人類への最大の威嚇を込めて
「ミャオ」ってね!!

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番号854 投稿者 歌い女さん タイトル +もどかしい体+

私を生かす内臓たち
私の体の中にあり
運命や苦痛を共にしてきたもの

何故操れないの?
何故自分で変えられないの?

胃が痛い
胃は私のもの
それなのに治せない

骨も皮も脳も
全て私のもの
それなのに
何故言うことを聞かない?

私のもの
私の命
私の内臓
目も鼻も口も
手も足も何もかも
全て自分のものなのに
何故私はこれらを
自分の意のままに出来ないの?

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番号855 投稿者 A・Tさん タイトル 雪月花

雪は静かにきみを包み

月は密やかにきみを想う

花は一途にきみを慕い

そして…

私は此処できみを愛す

優しい雨に濡れながら

千歳の恋が実るまで

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番号856 投稿者 歌い女さん タイトル +戦+

戦いたくないと
あなたはいい子ぶりっ子
それなのに
手に持つのは武器

戦うことの愚かさ
何もないことの虚しさ
繰り返される悲劇
そんな世界を
私は嘲笑するだけの話

戦っても失って
戦わなくても失って
守るために力が要ると
結局同じコト

失うことのつらさを
知っているくせに
何故人々は
戦うのだろう

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番号857 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

全てを知るにはまだ 知らない事の方が多すぎて

知ろうとすればするほど

分からない事が増えて行き

「知りたい」と言う欲がまた一つ消えて行く・・・

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番号858 投稿者 流さん タイトル リセットボタン

ブラウン管に映った勇者
モンスターと勇敢に戦ってる
嗚呼、やられそうだ

真剣な目をして画面を見ながら
コントローラーで操作する君
嗚呼、勇者が負けた

悔しそうに唸った君
リセットボタンを押した
死んだはずの勇者が
また生き返る

僕もゲームの中の勇者になりたい
賢者でも魔法使いでもいい
リセットボタン一つで
全てやりなおせるならいい

僕もゲームの中で生きたいなぁ
こんなにも上手くいかない人生
リセットボタンがあれば
苦労も何もないよなぁ


平気な顔でリセットする君
何事もなかったかのような勇者


勇者をソファーに座って見る僕
何度も何度も生き返る勇者



ブラウン管に映った勇者
モンスターを倒してお城に行って
王様にご褒美をもらって
また旅に出る

真剣な顔で勇者操る君
負けたら平気な顔で勝つまでリセットボタン
押し続けるんだ

嗚呼

羨ましいなぁ

嗚呼

リセット

リセットボタン…

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番号859 投稿者 歌い女さん タイトル +裁断+

見えるものは山ばかり
見回してご覧
ほら
もう閉じ込められている
山に囲まれて
まるで其処に住む者を
つなぎとめて
其処に行くものを
拒んでしまう

私を閉じ込めないで
そんな青い空に
絶望しか感じないのだから

生れ落ちたこの場所を
私はいつか断ち切るでしょう
だから何も残さず
跡形もなく立ち去りたい
何も残さず消え去りたい

全てを投げ捨てて
全てを消してしまおう

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番号860 投稿者 A・Tさん タイトル Christmas Night

箱の中で
あなたの帰りを待っている
小さなXmasケーキを
小窓からのぞきながら
しばし妄想タイム
神様に叱られるかな?
あなたが早く帰らないと
想像力ばかり使っちゃうよ

でも
もうすぐ帰ってくる予感
シチューを温めなおしましょう

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