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詩 目次42

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
821 ゆりさん (無題) 2007/11/25
822 流さん 僕は今日も息をする 2007/11/25
823 Kenさん めまい 2007/11/26
824 メイピースさん あの頃の 2007/11/27
825 チェリーさん 初恋 2007/11/27
826 Kenさん (無題) 2007/11/28
827 朔さん foolish 2007/11/28
828 Kenさん “Riverside Heartbreak” 2007/11/29
829 歌い女さん +キズの記憶+ 2007/11/30
830 Kenさん 冬花火 2007/11/30
831 蒼明さん 太陽の見えない日 2007/12/01
832 Kenさん (無題) 2007/12/01
833 黒猫さん (無題) 2007/12/01
834 涼さん ベリアル 2007/12/01
835 ddさん (無題) 2007/12/01
836 RINさん 魔法使い 2007/12/02
837 Kenさん (無題) 2007/12/02
838 涼さん 美しい夕焼け 2007/12/02
839 Kenさん (無題) 2007/12/03
840 夕璃さん トラップ・スリップ 2007/12/03

番号821 投稿者 ゆりさん タイトル (無題)

こんなに沢山の日々を
共に生きたはずなのに
もろかったみたい
崩れた関係は
静かな風に飛ばされて
 もう もとには戻らない

なんでだろう
たまらなく
あの日々に戻りたい

ごめん

思ってたより
私はあなたを好きでした

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番号822 投稿者 流さん タイトル 僕は今日も息をする

全て投げ出したくなった
全て辛くて仕方なかった
全てなくなればいいと思った
全部全部夢であれ

そんなことを考えながらも
僕は未だに息をしている
そんなことを思いながらも
僕は息を止める勇気がない

臆病と呼んでくれ
嘲笑ってもいいさ
僕は所詮こんな人間

臆病でもいい
腰抜け人間
僕は所詮こんなもんさ

それでもいつか笑える
そんな夢を見てるんだ
それでもいつか報われる
そんな未来望んでしまった

夢が見れるから頑張れるのかな?
望めるからこそ生きられるの?

そうかもしれない
溜息一つ
僕はまた歩き出す

そうかもしれない
溜息一つ
僕は今日も息をする

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番号823 投稿者 Kenさん タイトル めまい

目を閉じるたびに思う
そういえば この世界は一つではなくて
私たちの手の届かない場所に広大な宇宙は広がっていて
人間はその中の2割ほどすら理解していないことを
だけど 暗闇は何処にでも生まれ
僕の世界を隠してしまう

だから 人はただひたすらに
目を閉じるしかできないのだろうと
悲しくも睡魔には勝てないわけで・・・
理不尽な時の流れは 時に僕を見下ろしていて
その眼下に映る光景は 今にもめまいを起こしそうなほど
鈍くギラついているわけであり、
その世界に手を伸ばしたくても そこには魔物が潜んでいる様な
そんな不安が頭から離れず
僕はまた 手を離してしまう

仮想という現象が交差するのならば
人はたとえ砕け散ろうとも
また 何処か見知らぬ土地で
また今とは違った姿をして
恥ずかしげも無く街を歩いているのだろう
その足元が捻じ曲がろうとも
きっと誰もがその上を平気な顔して歩いているんだ

綱渡りの様な足取りで

直そうと思ったのに
逆に戻らなくなってしまった
一体 いつになったらまたこのネジを巻けるのだろう
部品が足りない 何処かに落としてしまったのだろうか
そんな事を考えている僕を 誰かが何処かで哀れんでいる

めまいがしそうな世界の片隅で 僕はある日夢を見る

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番号824 投稿者 メイピースさん タイトル あの頃の

キミの瞳は いつも澄んでいた

キミは 大きな目をもっと大きくして

私を見ていた

私は 細い目をより細めて

キミをにらみつけていた

キミは よっと手をあげる

私は 思わず笑う

キミは 笑みを浮かべて私を見る

今まで こんなの当たり前だった

けど

無くなってしまえば

今までより 切なくて

寂しい

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番号825 投稿者 チェリーさん タイトル 初恋

ねえ・・・。
君の事を想うと胸が苦しくて
どうしようもないくらい苦しくて
しかたないんだ・・・。
『あきらめよう!!』
って思っても、やっぱり目でおっちゃうよ・・・・。
君は、輝いてて・・・・。
直視できないくらい!!
その輝きは、・・・・・
甘くて・・ちょっぴり苦い
愛しい初めて知った
   『恋の味』

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番号826 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

道端に転がる古ぼけた手袋

それ見て 少し思った

いや、余計な事かもしれないが

−落とし主は今頃寒さに震えてはいないだろうか・・・

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番号827 投稿者 朔さん タイトル foolish

愛されたらきっと立てない
居心地がよすぎて
孤独が僕の弱さ

癒えない傷を
どうやって耐えるのだろう?
やり過ごせない度に
僕は何もできなくなっていく

絶望を奏でよう
この世界を愛せないひとのために
永遠を夢見る
どうしようもない僕のために

愛すから愛してほしいだなんて
見返りすら
望むことは罪の様

飽和した涙は
静かに頬を伝う
歪んだ視界に
僕はただ手を伸ばした

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番号828 投稿者 Kenさん タイトル “Riverside Heartbreak”

君の方から振った男と
どうして今更街を歩くの?
できればその時に微笑む君を見たくなかったけど
何故かその時だけは 僕は何処か違う世界にいる気がして
どうしようもなくもどかしくて
ただ 街の喧騒の中へと解け込んでいく二人を見送る事しかできなくて
だけどやっぱり 君の愛が無性に欲しくなって
僕は子供の様な心のまま カップの中の温もりを飲み干す
その味はどんな苦味薬よりも苦くて
その温もりは君の唇の温かさを何処までも映している様で
途端に数え切れないほどの感情が溢れ出して それでも僕は
その切なさに飲まれない様に 君の優しさばかり描く
そしてこんな僕を あの曲はいつだって包んでくれる


できれば見たくなかったわ
貴方を包むコロンの香り 誰かからのルージュの伝言
私は悔しさなんかより 何故か淋しさが込み上げてきた
私の愛は貴方にはまだ足りなかったのだろうと・・・
それでも 貴方と言う人を知る事はできたから
きっとそれは小さな希望よね
たった一筋の愛を繋ぎ止めておくには
私たちはあまりにも無知だったのかしら
それともただ単に 私たちは早すぎたのかしら
どんなに考えても それは答えを持たないとも感じている
そして 私は無機質な番号を投げ捨てる
ほんの少しだけの嫉妬と共に
そして私は今日も あの曲に抱かれて眠る


“Oh, my sweet heart. Where is your love, where is your mind?
Because of you... . My feels like a Heartbreak.
but I always waiting for you near the Riverside
Even the outside is stormy or rainy”

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番号829 投稿者 歌い女さん タイトル +キズの記憶+

傷付くのはイヤ
傷付けられるのもイヤ
傷付けるのもイヤ

でも
一番イヤなのは

傷の痛みを
忘れてしまうこと

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番号830 投稿者 Kenさん タイトル 冬花火

冬に見る花火は 華やかさだけではなく
何処か哀しさや淋しさを纏っている様な気がして
見る人の心に解けていく

夜空に咲く花は
結局 君と過ごしたあの夏の日との境界線だけでしかなく
もう戻れないのを承知した上で
僕は君じゃない誰かと 共にこの空を見上げている

光の曲線が消えると同時に
僕の心も 何処か深い星空へと散っていく
その度に貴女は 僕の涙を掬い取ってくれるけれど
不器用な僕は 貴女に笑顔すら返せない
君らしくないなんて 本当に言ってほしい人は
今此処にいる貴女ではなく、
この空の下の何処かにいる君だけなんだと
本当は心の底からそう叫びたくて 伝えたくて
でも 貴女の悲しい顔を見たくないがために
僕は無言で この不謹慎な感情を噛み砕く
そして 伝えられない想いは浮かんでいく

貴女は僕の手を握って そっと優しく包み込んで
凍えないようにと息を吹きかけてくれるけれど
今日は そんな仕草が
自分でも嫌になるほど もどかしく思えて
そんな貴女の一面を見ているから
軟弱な僕は 本当の事を押し込めてしまうだけ
一言言えば終わるのに ただ、どうしようもなく
僕は人を傷つける事に臆病なだけなんだ
それを愛と呼ぶには やっぱりまだ物足りなくて

冬に咲く花は何処か無垢で
それでいて儚くて 切なくて
だからどうしようもなく 何処かで貴女と君を重ねてしまうんだ・・・

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番号831 投稿者 蒼明さん タイトル 太陽の見えない日

誰もが体のどこかでそれを感じている
その存在を探している

それがあるからそれを嫌いになれる
それがあるからその反対を好きになれる


それがあるからそれが無いことを想像できる

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番号832 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

どんなに惨い戦争より

何もかも吹き飛ばす核兵器より

不気味に笑う醜い悪魔より

人間の心の方が 僕はよっぽど恐ろしい

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番号833 投稿者 黒猫さん タイトル (無題)

”アイシテル”その一言が
たった一言がいえなかった

Anもう消えてしまいたい
キミが存ないのなら
僕がココにいる意味も
生きる希望もない

キミを探しに僕は旅たつ

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番号834 投稿者 涼さん タイトル ベリアル

ベリアル
こんな世の中で
唯一友達と呼べる者
私が悲しみを語った時
声より先に涙を流してくれる人

ベリアル
私しか知らない
私の友達

ベリアル
あなたの前では私はいつも裸
いつでも私を見てくれる
本当の私を見てくれる

ベリアル
これが夢だと分かってる
でも私は彼方を信じずにはいられない
この世で唯一の私の友達

ベリアル
夢の世界でも私の宇宙と繋がっていると
私は信じてる

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番号835 投稿者 ddさん タイトル (無題)

どんなに一緒にいても
仲が良くても
笑いあっていても

言っちゃいけないことはある

今、キミはそれを言ったね
私、笑ってるけど
すごくイライラしてるし
落ち込んだし
傷ついた

だけど、表じゃ笑ってないと
気まずくなるし
めんどくさいし

あのさ、もう一緒にいれない
キミとは心を開く事ができないし
何より
居心地が悪い

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番号836 投稿者 RINさん タイトル 魔法使い

他の人から言われれば何にも思わないのにさ、君に言われると、こんなに悲しくなったり、こんなに嬉しくなったりするよ。
君の言葉は魔法。君は魔法使い

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番号837 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

誕生日に娘が一枚の花の絵をくれた

その花はとても可愛らしくて

いずれ色褪せてはしまうけれど 一生枯れることはない

この世に二つとない幻の花だ

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番号838 投稿者 涼さん タイトル 美しい夕焼け

白紙のように美しい白い霧は
私に纏わり付く
裸電球の灯りの下
なかなか付かないマッチにいらだちながら
銜えたタバコを箱に戻して
余所見をしていると
地面が無くなっていた
金切り声上げながら下へ下へ落ちていく女
今しがた頭上にあった裸電球が形を変えて
ないはずの地面に足をつけている私の周りに纏わりつく霧を払って
裸電球は私のツバサになった
光を乱反射しながら
言葉では言い尽くせない美しさを振りまきながら
ないはずの地面に足をつけている私を浮かして
今しがた
下へ下へ落ちていった女に向かって
私は飛んだ・・・

今彼女は私の腕の中にいる
胸に顔をあずけている
眼を閉じて静かに呼吸している
あの裸電球の光を何倍にもした
あの美しい夕焼けの前で

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番号839 投稿者 Kenさん タイトル (無題) 

誰かにとって僕は 良い奴であり

誰かにとって僕は 悪い奴でもあり

時に僕は誰かにとって 普通であり

僕はいつも 3つでやっと1人になれる

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番号840 投稿者 夕璃さん タイトル トラップ・スリップ

生まれた街の音
雫落ちる午後の夕立 雨上がりだ
叫び声なんか...なんにもなかったみたい
音だって聞こえない
君だって居ない方が不幸は生まれなかった

ねぇ何で時間なんて余計な時だけさらさら流れ堕ちるの
さあ早く君のいた数秒前まで飛ばしてよ

午前零時 私は一人
午後零時 私は一人ってホラ見て
時空が超えられないから今私 孤独(ひとり)
さぁ飛ばしてよ 君のいた数秒前まで

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