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GARNET WORLD
詩 目次35

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番号 投稿者 タイトル 投稿日
681 こなみさん (無題) 2007/06/26
682 Mr.ultra soulさん ツアーファイナル 2007/06/27
683 ずぃーずさん 近未来 2007/06/27
684 Kenさん 禁じられた言葉−DEATHTINY− 2007/06/28
685 歌い女さん +見送りの鎮魂歌+ 2007/06/30
686 たもつさん 2007/06/30
687 こなみさん かみさま 2007/06/30
688 Kenさん 黒蝶舞う空 2007/07/03
689 たもつさん デパート 2007/07/03
690 Mr.ultra soulさん 雨の日 2007/07/04
691 Kenさん (無題) 2007/07/05
692 ジャックさん 向日葵 2007/07/06
693 歌い女さん +躊躇い+ 2007/07/07
694 こなみさん (無題) 2007/07/07
695 Kenさん (無題) 2007/07/09
696 たもつさん 動物園 2007/07/09
697 涼さん 小さな始まり 2007/07/10
698 Kenさん 螺旋
 〜Step forward like Eternity〜
2007/07/11
699 涼さん 下る思考 2007/07/12
700 成子さん 2007/07/13

番号681 投稿者 こなみさん タイトル (無題)

あんたはそれでいいんだろう
だから何も言わなかったのに

どうすればいいのかな
その眼もこの手も否定したがってる
あんたのいう綺麗事に
どうしようもなく苛立ってる

異質を感じていた僕は
まるで人間じゃないみたいで
ああ でもどこまでも
卑小な人間だったんだよな

あんたはそれを知ってたんだろう
だからいつも僕をわらってた

壊して 抱きしめて 殺して 愛して
そんな言葉がほしかった
でもこうしてひとりで立っている方が
僕にはお似合いなんだろう

まるで猫みたいに目を細めて
柔らかな弧を描く口元
そんな風に笑うあんたを
僕はきれいだと思ったのにな

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番号682 投稿者 Mr.ultra soulさん タイトル ツアーファイナル

ありがとう

こちらこそ ありがとう

たのしかったよ

かんどうしちゃった

また あえるかな

もちろん

おつかれさま

きっとまたくるよ

ありがとう



ほんとうにありがとう

また あおうね

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番号683 投稿者 ずぃーずさん タイトル 近未来

夏は好きだけど屍転がる季節。

人間って生き物は3分の2が水で出来てるの。
常時水分補給してなきゃ果てるよ。



寒さには強いのになぁ・・・・



―――夏休み中は引き篭もり決定。

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番号684 投稿者 Kenさん タイトル 禁じられた言葉−DEATHTINY−

手を伸ばせば すぐそこにある
眼をつぶれば 遥か彼方にある

でもそれは 決して欲してはならない

掴めばそこで全てが終わってしまう
未来さえも 命の灯火さえも 世界までも

もう 貴方の笑顔さえ見えない
体が生きることを辞めてしまう

消えていく
信じ続けていた今が
辿り着いた道が

一つだけ願いを叶えてくれるかい?
他にはもう 何も望まないから
宝石じゃなく 小さなガラス玉で

私の事を忘れないで
もうこれ以上 僕が出来ることは無いから
一番大切な貴女にさえも

私は生きる意味を確かめるために
貴方と言う存在を感じていたい
私が私であるために
今はただ 貴方と言う存在から逃れたい

見える 眩しいほどのアナタの笑顔が
感じる 眩いほどの上天の光を

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番号685 投稿者 歌い女さん タイトル +見送りの鎮魂歌+

あなたを突き落とした
その腕は誰の腕?
どんなに苦しくても
あなたは精一杯生きた
生きることを諦めなかった

運命の瞬間
あなたは解き放たれた?
苦しみから自由になれた?
そして今
あなたは何を思いますか?

あなたが不安にならないよう
私は笑います
笑顔になります
あなたか心配しないよう
これ以上苦しめないよう
あなたのことが本当に大切だから

だから笑おう?
安心させてあげよう?
未練を残さぬよう
彼がこれ以上悲しまないよう

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番号686 投稿者 たもつさん タイトル 波

ある日ふとあなたは
わたしの優しい母となり
慣れないヒールの高い靴を履いたまま
図書館のカウンターのはるか内側
シチューを煮込んでいる

戸外、三角ポールの静かな
駐車禁止区域に来館者は
車を次々と止め
それでもあなたは笑い
笑い返し
順番にシチューを振る舞い
わたしは背表紙の古い小説の本と
海と間違えて
海洋生物の生態について、を
借りたのだった

本当はわたしがあなたを
産んであげたかった
と、いつまでも言いそびれている
いつかやがて夜になり
瞼と嘘の区別がつかなくなっても
あなたが夢の中で死なないように
見ていると思う

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番号687 投稿者 こなみさん タイトル かみさま

嗚呼、
ただ漠然と呼び
祈りを与えよう

嗚呼、
たとえ残酷でも
感謝を捧げよう

信じられるものなどなく
絶望は間近に迫っていても

嗚呼、嗚呼、
光は降り注ぎ
私を照らすだろう

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番号688 投稿者 Kenさん タイトル 黒蝶舞う空

一匹の蝶が目の前を飛んでいく
こんな月夜に闇よりも深い黒蝶が 何も求めず飛んでいく
誰も来ない深い森でその小さな羽根を広げ 誰かの帰りを待っている

道に迷った僕を嘲笑うかの様に 時には励ますかの様に
白い星の粉を撒きながら ただ蒼く澄み渡る空を飛んでいる

−仲間とはぐれてしまったのかい?
−いいえ、貴方に出会うためよ

静かに眼を閉じた
そこに広がるのは今までと同じ闇
夢を見失う前に誰もがそこへ行くのだろう
虹色の瞳に写るのは何も知らない黄昏

君はまたそうやって人々の記憶と愛の雫を飲み干すのだろう
人は帰ることを忘れて 君はまだこの見知らぬ森を彷徨っている

疲れたら僕の肩にとまって
そしてまた元気になったら
そこからまた はばたけばいいから

蒼い空を仰いだら涙が溢れてきた
こぼさないように眼を閉じていたけれど
それは水面に波紋を作り 淡い夜に溶けていく


黒蝶舞う空
そこにあるのは常世の星達

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番号689 投稿者 たもつさん タイトル デパート

デパートに難破船が漂着する
甲板をいじくり
あなたは指の先を切った
立体駐車場から汗など
生活、の匂いがする
立体であることはいつも淋しい
家具売り場でかくれんぼをしている間に
誰にも見つかることなく
僕らは大人になった
屋上から見おろすと
高さと命の境目は曖昧に続き
人は空を飛んではならなかった
気がつけばエレベーターしかないデパートで
夏が未完のまま終わっている

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番号690 投稿者 Mr.ultra soulさん タイトル 雨の日

仕事帰り

雨の中、車を走らせる



少しじれったいワイパー眺め

帰宅ラッシュに流れをまかせ

気持ちだけがすり抜けていく



わくわくしながら信号を突破

行き着く先は好きな場所

車を降りたら
雨音と駆け足が交錯する


GARNET CROWの新曲を手に取り
僕は安らぎを手に入れる


期待と雨粒がはじけとぶ中
僕はまた車を走らせる

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番号691 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

怒ったっていいじゃない 泣いたっていいじゃない
それでいいんだよ だって それが普通じゃない
ただ君らしく歩いていけば
それでいいのさ

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番号692 投稿者 ジャックさん タイトル 向日葵

いつもと同じ帰り道
向日葵の花が咲いている
太陽の光に負けじと花は
黄金色を放っている

夏は全てを輝かせ
生命の炎を燃やしてる
夕立の後にできた虹は
太陽の光浴びて輝いてる

風鈴の音が鳴り響く
ほら、夏が来たよ と・・・

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番号693 投稿者 歌い女さん タイトル +躊躇い+

私なんか死ねばいいと思っていた
でもあなたの死を知ったとき
私は死ぬのが怖くなった

死ねば不安や焦躁や鬱、苦しみや悲しみがなくなる
でもそれと同時に
幸せも楽しみもやりたかったことも
全て消えてしまう

あなたが死んで
私たちは泣いた
私が死ねば
私のために泣いてくれる人はいるのだろうか?

私は生きていてもいいのですか?
人を不幸にする私は
生きる資格はあるのですか?

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番号694 投稿者 こなみさん タイトル (無題)

言葉が沈んでいく
薄い膜の中でただ
溺れるように息をしていた

君を愛した人の話をしようか

ふとあなたが紡いだ言葉に
僕はなんと答えただろうか
窒息する静寂の中に
ああ 意識は奪われていく

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番号695 投稿者 Kenさん タイトル (無題)

空はどうして青いんだろう

風はどうして吹くんだろう

どうして僕は生まれたんだろう

そう思ったその日から 君の冒険は始まる

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番号696 投稿者 たもつさん タイトル 動物園

水底に
動物園はあった
かつての
檻や
岩山を
そのままにして
いくつかの動物の名は
まだ読めたけれど
散り散りの記憶のように
意味を残してなかった
あなたは月に一度の
刊行物を待つ
かのように
郵便受けの方を
眺めている
穏やかな日和
園内を見て歩く
二人の手は
同じくらいの体温で
繋がっていた
動物園を沈めたのは
ぼくだ

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番号697 投稿者 涼さん タイトル 小さな始まり

何かの割れる音とともに
視界に光がさした

覚醒と
言うらしい

目を覚ませば
コンクリートの天井が見えた

小さな裸電球が
その部屋をはかなげに照らしていた

私の横になっているベットの端から
若い男の声が聞こえた

眼鏡をかけていた
その奥の瞳は
裸電球の光が反射して
見ることは出来なかったけど
その声はとても優しく聞こえた

今日が君の誕生日
彼はそう言った

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番号698 投稿者 Kenさん タイトル 螺旋
 〜Step forward like Eternity〜

歩くしかない 進むしかない 上るしかない
それが何故なのか考える暇もなく
ただ 眼の前にあるこの螺旋を・・・

見上げれば それはまだ果てしなく続いていて
見下ろせば それは奈落の様に深くて
それまでの軌跡を紡いでいるから

時間を知ることも出来ず 昼夜を知ることもなく
誰かを想う事さえ叶わない
“ただ 進み続けるしかないんだ”と、
そこで心がざわめく

振り返ることもなく それからの道もこれからの道も辿る事はなく
今の自分には それは苦しみの以外の何物でもなくて
ただ 息苦しいほどに
この体は愛を欲して止まない

何度挫けそうになった事か
何度諦めようと思った事か
それでも進んで行けたのは
やっぱり 貴女のおかげなのだと思う

今は顔も見えないアナタ
私はちゃんと 前を向けていますか?
自分の足で歩けていますか?
誰かを助けることができていますか?

螺旋の最上には何が待つのだろう
それを知った時 私は何を感じるだろうか
それでもやっぱり 私は私のままでいるだろうか

ねぇ、私の心の中のあなた
アナタの世界もまた
こんな螺旋の様に渦巻いているのですか・・・?

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番号699 投稿者 涼さん タイトル 下る思考

破裂

して

泣いて

上を向いて

涙をごまかして

我って見た

けど

涙は止まらない

膝を折って

ズボンを汚して

少し眺めのシャツの袖で

涙を拭いた

星が凄く綺麗だ

けど

自分や汚かった

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番号700 投稿者 成子さん タイトル 夢

夢を見たのは、いつだったかな?

歳を重ねる度に夢は遠くなり、

君は僕から、離れていった。

引きとめる事なんて・・・

夢を捨てた僕には出来なかった。

もう一度、夢を見たい



   



夢・・・叶わないと分かっていてそれでも、思う事。

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