GARNET WORLD |
詩 目次32 |
番号 | 投稿者 | タイトル | 投稿日 |
621 | 志保さん | あんなに一緒だったのに・・・ | 2007/05/13 |
622 | Kenさん | パラサイト・ムーン | 2007/05/13 |
623 | Kenさん | 一人ぼっちのダンシング・ドール | 2007/05/13 |
624 | たもつさん | 扇風機にコエ | 2007/05/16 |
625 | 涼さん | 沢山の自分を失って | 2007/05/19 |
626 | Kenさん | 砂時計 | 2007/05/19 |
627 | Kenさん | Breaker | 2007/05/19 |
628 | 愛歌さん | 約束の海 | 2007/05/20 |
629 | ダガーさん | 生きる希望を失った時 | 2007/05/20 |
630 | sanaさん | 現在(シュンカン) | 2007/05/21 |
631 | さっちさん | 刺激 | 2007/05/23 |
632 | Kenさん | One to Thirteen+ | 2007/05/23 |
633 | Kenさん | 深海〜この身を縛る物〜 | 2007/05/23 |
634 | スナイパーkさん | 情熱への飛翔 | 2007/05/26 |
635 | Ukaさん | the Hamlet | 2007/05/29 |
636 | Kenさん | 夜王子と月の姫 | 2007/05/29 |
637 | Kenさん | non-REM 〜Beyond the Darkness〜Ken |
2007/05/29 |
638 | Mr.ultra soulさん | 明日また | 2007/05/30 |
639 | RYOさん | 美しき花〜Please don`t lose〜 | 2007/05/31 |
640 | Kenさん | NONE | 2007/06/01 |
番号621 | 投稿者 志保さん | タイトル あんなに一緒だったのに・・・ |
ありふれた優しさは君を 遠ざけるだけ 冷たく切り捨てた心は 彷徨うばかり そんな格好悪いさで 生きるという事なら 寒空の下目を閉じていよう あんなに一緒だったのに言葉一つ通らない 加速していく背中に今は あんなに一緒だったのに夕暮れはもう違う色 せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを・・・・ 運命と上手く付き合あってゆくならきっと 悲しいとか寂しいなんて言ってられない 何度もつながった言葉を無力にしても 退屈な夜を過ごしたいんだね あんなに一緒だったのに ふぞろいな二人に今 たどりつける場所などないんだ あんなに一緒だったのに 初めて会う横顔に 不思議なくらいに魅せられてる 戸惑うくらいに 心は何処に居る?どこに吹かれている?その瞳が迷わぬように あんなに一緒だったのに 言葉一つ通らない 動き始めた君の情熱 あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色 せめてこの月明かりの下で 静かな眠りを・・・ |
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番号622 | 投稿者 Kenさん | タイトル パラサイト・ムーン |
それは幻でも 嘘でもない 間違いなく そこに存在している だが 時にそれは幻想である そこに存在すると言う事以外は 全て 誰かが植えつけた種である 我は吠える 遠く 果てしなく遠い明日に向かい 我は吠える 蒼は冥想の時代と共に沈み 光は水面に漂いながら 黒く歪んでいく だが記憶の下に昇華され 限りない可能性を ただ創造する術を知る 影は破片に満ちて 人々を支配し 希望を渇望して 夜空へと還って行く 戦士は荒波に飲まれ 想ひ人の下へその剣をかざすだろう すでに錆び付いた その脆く美しい剣を あの雫が渇く時 鏡は全てを隠してしまうだろう それはいつしか来る結末だが 今は誰も それを知る術は無く まだ それを知るべき刻でもない 嗚呼、私を呼ぶ声は加の地から生まれ出づる あの光に満ちた世界を紡ぐのは たった一人の旅人か |
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番号623 | 投稿者 Kenさん | タイトル 一人ぼっちのダンシング・ドール |
手を伸ばして 怖れずに ただ手を差し伸べて 私の中の時間を動かして 音が鳴るとき それは揺らぐ炎よりも淡く ただ月明かりに浮かぶ窓へと溶けて行くわ さぁ 手を伸ばして 髪をなでて ロッキングチェアーに腰掛けて ただそれだけでいいわ アナタを見つめていたいから 永遠でも構わない それが安らぎと言うならば あの猫がまた鍵盤を踏む その度に熱帯魚は驚いて また息を吹き返すの きっとあの子の眼には 今でも獣の血が眠っているのね 夜が訪れる時 全ては無へと還る 草木は寝静まり そして誰も居なくなる だけど 私の影法師だけは 今も誰かを探しているの 優しく手を取ってくれる誰かを・・・ 独りは淋しくて 哀しくて そして辛くて とても痛いわ だから ねぇ 旅の途中で出会った貴方 その手で その眼差しで 私のネジを巻いてくれない・・・? |
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番号624 | 投稿者 たもつさん | タイトル 扇風機にコエ |
長い列車に乗る 弟が先に座って待ってる 向かい合わせになり 二人でハムを食べる 好きだったケチャップ味が どこまでも続く 入浴もあったが 傷が目立つので やはり列車でよかった せめてものあらましが 行程表になって久しい 本当はどこにも行かず 少し死んでいる気がする むかし弟がしていたみたいに 口を大きく開ける 今になってその理由がわかる 溺れてはならなかったのだ 自分のために、ではなく 人のために 救いのようなものが 車内にアナウンスされてる けれどそれは声になることなく 風に飛ばされそうな紙切れの中 文字だけにとどまってる |
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番号625 | 投稿者 涼さん | タイトル 沢山の自分を失って |
僕の体の一部だった涙の一粒に問いかけてみたけど この胸の隙間は埋めてくれなかった 言葉の論理で着飾った鎧を身にまとい 長い間息を止めてきたんだ 沢山な苦しみが 沢山の僕を覆い尽くして いつしか自分を見失った こんな偽物の自分の涙に問いかけたって 僕が満たされるわけないのに 分かっているのだけども 理解しているのだけども 他に居なくて 身を守るために張り巡らせたこの鎧に様に重い言葉は ただ自分の首を絞めていた もう僕はどこにも居ない ありとあらゆる自分は 身を守る鎧と忘却の海に流された 居なくなった自分を探して 偽りの涙に問いかけてみたけど 所詮はただの鎧の涙 守るべき中身を失った己に この隙間を埋めることは出来ない |
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番号626 | 投稿者 Kenさん | タイトル 砂時計 |
光が螺旋の奏を巡り また埋もれては消えいく そしてまた返せば 再び世界は動き出す 永遠に終わることの無い まるでそれはメビウスの輪 誰かの手に触れたくても 私の横で眠る君は既に記憶の産物 極楽蝶の如く あの森で美しく散らそうか その羽根に爪を立てて 夜のとばりに鏡は跳ねる 月を飾るのは遥かなる地 その亡骸は今も手を伸ばす それは決して握り締めてはいけない その器を卓上に置けば 新たなる歴史は紡がれる だが 記憶は流れていく 何処までも 何処までも 止める事はできない ただ 流れる 扉を開けて 砂漠の砂を握り締め 海へと流せば見えるだろう あの地平線の向こうの災禍が 誰かが泣いている 星に願いを託しながら その器を倒せば 全てはピタリと止まるだろう だが それは アナタの焔が消える刻 |
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番号627 | 投稿者 Kenさん | タイトル Breaker |
噛み砕け 食い千切れ 粉砕しろ 打ちのめせ 抹殺せよ なぎ倒せ 解き放て 飲み込め 吠えろ 破壊だ 切り裂け 貫け 踏み潰せ 吹き飛ばせ 焼き払え 握りつぶせ ただ 心の赴くままに |
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番号628 | 投稿者 愛歌さん | タイトル 約束の海 |
あれから3度目の夏が もうすぐ そこまで来ているよ みんなであの海岸に集まろうよ 夕日が沈んで 星が出ても 語りあった あの日 君との約束 一言も忘れてなんかない 会いに行くよ 会いに行くよ 君のところへ 真っ直ぐ 手を伸ばすよ 手を伸ばすよ もう君のこと放さない 早く君に会いたい 一日も忘れたことない 君に会えない 寂しい夜も 夢では君にいつも会えますように 現実の世界では 何か足りない そんな気がしてた だけど 君との あの日 約束 「ここにお前を迎えにくるから」 信じてたよ 信じてたよ きっと君に会えるって 苦しいくらい 苦しいくらい 強くあたしを抱きしめて もうすぐ会えるね ずっと待ってたよ 君に会いたかった 今日はきっと眠れない・・・ 会いに行くよ 会いに行くよ 君のところへ 真っ直ぐ 手を伸ばすよ 手を伸ばすよ もう君の事放さない 信じてたよ 信じてたよ きっと君に会えるって 苦しいくらい 苦しいくらい 強くあたしを抱きしめて 早く君に会いたい 早く君に会いたい・・・ |
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番号629 | 投稿者 ダガーさん | タイトル 生きる希望を失った時 |
人は何故 希望を失うと 歩く事が出来ないのでしょう 人は何故 こんなにも容易く 死を選ぶのでしょう まだ明日も 一秒先の事でさえ わからずに居るのに 何よりも恐れなければならないのは 弱過ぎて見えもしない 簡単に後に退く心 下がる事も 時には正しいけれど 失うことを 忘れないで 後悔は一番強い 心を傷つける刃物だから |
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番号630 | 投稿者 sanaさん | タイトル 現在(シュンカン) |
なぜ私はここにたってるの? なぜ私はこんなことしてるの? 初めから答えなんか求めちゃいない。 決めれた予定調和なんてものは欲しくない。 未来が分からないからこそこのシュンカンを楽しめる。 このシュンカンだけは誰にも邪魔させない。 たとえ誰であってもね! |
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番号631 | 投稿者 さっちさん | タイトル 刺激 |
最近なんかものたりない 何故だか分からないが… 社会ニュースに敏感になるのもいいけど あの時のようなROCK 聴かせてほしい 夢を追っかけていた頃の… そうして 激しいエネルギーを放出してほしい そう考える5月 |
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番号632 | 投稿者 Kenさん | タイトル One to Thirteen+ |
さぁ よろしければどうぞ その少年は不幸だった だが6つの幸せを見つけた その少女は幸せだった だが3つの過ちを犯した その男は愚者だった しかし1つの愛を知った その老人は貧乏だった だが5枚の銀貨を手に入れた 王は民のために戦った しかし最後はその剣で自らの生涯に幕を下ろした 女王は愛する国を護った だが彼女に出来る事はただ毎日花を愛でることだけだった 騎士は都を護るために戦った しかし彼は誇りを胸に その雄々しき光を消した 道化は人々のために踊り続けた 何日も 何日も たとえ風が吹こうと 雨が降ろうと 人々から罵られようとも それでも彼は踊り続けた それでも彼は幸せだった さぁ 希望を胸に札を引くかい それとも 絶望を胸に抱いているかい? |
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番号633 | 投稿者 Kenさん | タイトル 深海〜この身を縛る物〜 |
分からない 自分が何者であるのか 自分はどうして生きているのか 一体 何をするべきなのか 一体 何ができるのか 一体 どうすればいいのか 見えない 明日が 光が 目の前の道が この霧深い迷路の出口が 目はあるのに見えない 何一つとして たとえ 誰かが差し伸べてくれた印でさえも それを明かす術さえも 出来ない 普通であり続けることが 他の人間がやっている事を 必然と呼ばれる事が 当たり前の事が どうしようもなく出来ない もしかしたら 答えはもう出ているのかもしれない 辞めたい 何もやりたくない 何も感じたくない 生きていたくない 此処にいたくない もう 嫌だ・・・ |
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番号634 | 投稿者 スナイパーkさん | タイトル 情熱への飛翔 |
モエアガルココロ オモイキッテ ダイテユケ 振り返った 後ろを向いた それは進む事の出来ない方 見回した 希望は増えない 一寸先はかなり冷たい空 適確な答えが 戦いの中にきっとあると くだらないと呟いた日々が教えてくれただろう 剣を握り 言葉を捨てよう 目の前にいる悪魔を切り落とすために 燃え上がる情熱へ飛んでゆけ 今の気持ちで受け止めて たとえそれが苦しくても 新しい始まり 赤き暁と共に告げよう 燃え盛る情熱を包んでゆけ 真っ白な羽を広げ 止みそうもない雨の中 新しい始まり 暗雲を切るように告げよう [証があればいい] [守りたいものがあればいい] [愛しきものがあればいい] [誰のためだっていい] 燃え上がる情熱へ飛んでゆけ 空高く飛んでゆけ いつかの自由を追いかけて 新しい始まり 雷雲を唸らすように 告げよう モエアガルココロ オモイキッテ サラケダセ |
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番号635 | 投稿者 Ukaさん | タイトル the Hamlet |
ねぇ 水中のOphelia 何がそんなに狂気を運んできたの? 想いつづけた彼が絶命に気がついたのは 数年後の事でした 自分の刃で自分に毒を注いだ 憎めない哀しげな人・・・ 愛すべき人と一緒に土に埋まるがいい 上から踏むにじって ぐしゃぐしゃにしてやる 想い出もろども |
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番号636 | 投稿者 Kenさん | タイトル 夜王子と月の姫 |
夜の始まりに君は駆けて行く 何も持たずに 何を目指すこともなく ただ 闇が支配する世界へ君は走り出していた 何が君を駆り立てると言うの・・・? 黒点が交わり星のざわめきが唸る そのどれもが個々に輝き 今日もまた誰かを呼んでいる その中に君の想いはあるだろうか できれば僕の記憶と共に連れ去っておくれ 遠ざかっていく君を置き去りにして 僕はスプーンでこのカップの中の世界をかき混ぜる 手をかざしても それでも君は走り去っていくばかりで 僕は自らの意味も探し出せぬまま 今日も雨に打たれ続ける いつかまた風が吹いたなら 忘れられた日々を思えるだろうか それとも 見知らぬ君を愛しているだろうか “明日が来ないでほしい”なんて 言葉ばかり並べようか あの煌きは誰かが葬った過去と共に 浄化されるのを知っているのだろうか それとも いつか旅人が掬い取ってくれることを願うのか 誰にも気づかれる事なく 一番永遠に近いこの場所で・・・ 夜の海に飛び出した君は今 何処にいるのだろう 宝石は錆び付き もう叫ぶことのできない心を胸に 今君は 誰を想っているのか 空に月が輝く頃 その瞳には何を映しているのだろう でもきっと あの消えることのない銀河の星の様に 空を駆ける運河の様に 誰かの希望になっているだろう |
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番号637 | 投稿者 Kenさん | タイトル non-REM 〜Beyond the Darkness〜Ken |
あの時もそうだった 僕は何の前触れもなく その世界に足を踏み入れていた その階段を上る度に その足元は軋んでいく そして僕は 何も知らずにこの広大な世界へと・・・ 君がまた 僕の目の前で泣き崩れていく その口元に笑みを浮かべているけれど 溢れる涙は地に落ちて また誰かの心へと帰っていく 手を伸ばす君には届かなくて どしようもなく切なくて 渇いた大地に横たわる時 全ての空間は重なり そして逆巻く嵐のように また神々しき光を飲み込んでいく あんなにちっぽけな眼差しで 一体何を変えられるって言うの 刃はその身を貫いて いつかその亡骸でさえ記憶の中へと幽閉する 鍵を開けて 何もなくただ孤立するのは本当の絶望を知りたがるが故に その愚かさにただ恥じらいも無く 自分が敷いたレールを行くには早すぎるから 気づく前に気づいてほしい その手に掴むものはどうしようもなく手に入れたい物なのか 言葉は意味も無くこの体中を駆け巡り それでも君に伝えたくて でもまだ その術を知ることもなく 崩れいく世界の上で 思い描くのはただ君の事ばかりで あの秒針が魔物に変わる頃 夕闇の彼方に不死鳥は飛んでいく 水銀の花に与えるものは 哀しくもこの愚者の涙だけであり それ故に花は散りゆく その後姿に僕の姿はない ただ幼い頃の思い出を浄化し 新たな糧となる 正義が悪を絶つのなら 正義は誰に正されるのだろう 眠れない夜の中を 今日はいつまで飛んでいようか ただ一つだけどうしようもない事は 君が此処にいないと言う事 |
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番号638 | 投稿者 Mr.ultra soulさん | タイトル 明日また |
いつしか聴いたあなたの歌声 今も忘れないあの曲 あの詩 光のベールにつつまれていたあなた 気がつけば 一人で何処かへいってしまった 今はどこで 何をしているんだろう 私たちに残された 永い 様々な あなたからのメッセージ わたしからあなたへメッセージ 「あなたの歌が好きでした」 -坂井泉水さん追悼詩- |
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番号639 | 投稿者 RYOさん | タイトル 美しき花〜Please don`t lose〜 |
「負けないで」 そんな言葉で励ましてくれたり 「息もできない」 そんな風に夢中になってくれた 何故?美しき花こそ 枯れやすい? ねぇ教えてよ? 誰でも良いから・・・。 「マイ・フレンド」 君の口癖覚えてるよ 「心を開いて」 って涙ながらに言った君を 抱きしめた 何故?美しきものこそ 壊れやすい? ねぇなんか言ってよ 誰でも良いから 君と僕の間に 永遠は見えたのかな? 僕は今僕の心の中にいる 君だけを連れて明日に羽を 広げるよ ホントはもっと咲き誇ち続ける 君にエール送りたかったんだよ 届かないエールでも良いさ だからまだ僕は君に届かない エールを送るよ・・・。 |
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投稿者コメント 同じく坂井さんの追悼詩です。 坂井さん、今まで元気付けられる 歌をありがとうございました。 |
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番号640 | 投稿者 Kenさん | タイトル NONE |
君を抱きしめれば その体は砕け散り 破片は風に吹かれて散っていく 別れの言葉も無く 君は僕の目の前から去っていく その唇から零れた悲鳴は もう誰にも届くこともなければ 誰も聞く事はない 君の叫びは悲痛な想いか それとも僕に光を与える言葉なのか 時間を握り締める貴方は 此処にいる意味を問う その答えに未来はあるのか それとも最初から一の選択しかないのか きっと君はこんな僕を見て嘲笑っている事だろう 管理された箱の中で 死人は草を刈る 目的も無く 入力されたコマンドのままに 何も無い真っ白なシーツの上で 死人は花を植える 腐敗した土と紅蓮の水で育つ花を “さようなら” それは終わりでもなければ 始まりでもない 不思議な不思議な言葉 きっと君は私の心臓を貫くだろう この手に巣食う回路によって 私はまた 誰かの首を狩らねばならない それがアナタの導きならば 私はあなたを父と呼べるだろうか 解き放つことを忘れ ただ時間の流れに身をまかせている アナタと言う名の抜け殻を その指の先にある方向に 太陽はまた輝く だが 月は裏切りを残すだけ 水の滴りを軸に世界は動き 命は大地の胎動と共に滅ぶ 哀しくはない 切なくはない だが 私が本当に伝えたい事は こんな事でもないはずだ |
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