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詩 目次3

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
41 A・Tさん ユキウサギ 2005/01/30
42 sanaさん 冬 そして、、、 2005/01/30
43 みなづきさん loving you…。 2005/01/30
44 azamiさん おはよう。 2005/01/30
45 たもつさん ひねもす 2005/01/30
46 カナさん alone & alone 2005/01/31
47 sanaさん ひび割れた鏡 2005/02/01
48 azamiさん 記録 2005/02/01
49 たもつさん 十の童話 2005/02/01
50 ラテさん 或る今日 2005/02/02
51 sanaさん そして、夜明け。 2005/02/02
52 蒼ヶ崎さん White sunset 2005/02/03
53 RYOさん 出来たらもう一度… 2005/02/04
54 カナさん 朱い魚 2005/02/04
55 kouさん 挫折 2005/02/04
56 たもつさん 優しい機械 2005/02/05
57 sanaさん 大きなカベ 2005/02/05
58 ちえみさん 雨の中で 2005/02/05
59 みなづきさん brandnew my life 2005/02/05
60 sanaさん love again 2005/02/06

番号 41 投稿者 A・Tさん タイトル ユキウサギ

 白い野原の ユキウサギ
 白いため息 凍らせて
 紅い瞳の ユキウサギ
 紅い涙を 流してる

 色をなくしたその姿
 雪の花を食べたから?
 冷たい月を見てたから?

 雪降る夜の ユキウサギ
 星降る夜の 夢をみて
 春待ちうさぎ ユキウサギ
 冬を抱きしめ 眠ってる

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番号 42 投稿者 sanaさん タイトル 冬 そして、、、

寒すぎるこの空。あなたは言った。

この寒い空は次の春を迎えるための空の眠りだと。

そう言ったあなたはもういない。

なぜなら、あなたはこの寒い空の中にいるから。

あなたはそこから私を見ていてね。

あなたが見ててくれるなら私はがんばれるから。

私が勤めを果たしたときには、あの笑顔で私を迎えにきてね。

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番号 43 投稿者 みなづきさん タイトル loving you…。

瞳閉じれば思い出す あなたのくれたsmile on me
色褪せる事ないよ 逆に深まってゆく

あなたの事はなんにも知らないけれど
その優しい笑顔に 私の心は揺れる

一度きりの出会いと 分かってはいるのに
止まらない 思いが強くなってゆく


たとえ彼女がいたとしても
想う気持ちは変わらない
きっと自分勝手だと思われるけれど
叶うことはないとしても
もう一度会いたい
私の気持ち ずっとlove…ng you


あなたに会ったあの場所が 今も気になってる
あの場所に行ったなら また笑顔見れるのかなぁ?

あぁ 偶然でも私と引き合わせて
運命の神様がいること 願った


きっと願ってるだけじゃ
叶わないとは思うけど
今の私には願うことしか出来ない
会えたならばこれはきっと
運命なんだよね
心は変わらず君を見つめてる


いつかあなたが私の
隣で微笑んでくれてる
そんな光景を
思い浮かべてしまうよ
あなたにまた会えたのなら
私のこの気持ち
笑顔でそっと伝える
love…ng you

投稿者コメント

これは以前ここに載せた詩の完全版です。
以前の作品を御覧になった方も
御覧になられていない方にも
感想を書いていただければ幸いです。
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番号 44 投稿者 azamiさん タイトル おはよう。

眠気が残る憂鬱な朝は
あれ程に好きな朝の日の出を
見ることもなく
布団の中でまどろんでる

カーテンは開けないでおこう

繰り返される毎朝に
君が存在することで
もう朝日が私のことを起こすことはないのだから。

投稿者コメント

*またまた駄文で失礼させていただきます(汗
この前投稿した詩にレス下さった方有難うございました!
私のHPにも詩の掲示板を設置してみました。
ほんと、皆様の詩は素晴らしいものばかりで、読んでいくうちに深みが増す感じがします。
では、失礼しました。
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番号 45 投稿者 たもつさん タイトル ひねもす

ひつじが鳴いていた
ひまわりが咲いていた
人がいた 好きだった
目を閉じる
陽だまりのなか
明日なら
死んでも良かった

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番号 46 投稿者 カナさん タイトル alone & alone

オオカミ一匹

気が荒くて 凶暴で
他を寄せ付けない 孤独の猛者
深い深い あまたの傷を
彼は背負って 闇をゆく

オオカミ一匹

仲間を無くして 堕落して
信じることを忘れた 孤独の猛者
遠い遠い 群れの声を
彼女は想って 闇をゆく


静かな森の ある晩に
二匹は闇の淵に出逢い
彼は 愛することを
彼女は 愛されることを
再び胸に抱きしめて

何も言わず
ただ寄り添った 二匹の前に
もうすぐ光が 見えるはず
ただ寄り添った 二匹の影が
長く長く 伸びるはず

投稿者コメント

今回は人間を狼に投影してみました。
二匹はふたりと読んでください。
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番号 47 投稿者 sanaさん タイトル ひび割れた鏡

いま私の前で鏡が落ちてひび割れた。

私の心と同じ気がして少しだけ、
ほんの少しだけ親しみがわいた

クラスでいじめられている子。そして、それを見て見ぬふりをしている私。

そしてその子はある日どこか遠くにイッテしまった。

この鏡のひびのように私の心から消えない罪。

それでも生きなければならない。

あの時のことを忘れないように、繰り返さないように。

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番号 48 投稿者 azamiさん タイトル 記録

冬の景色

雪は降り積もっていく

人は落ち着きなくすれ違う

その手を離さないでいて
周りに流されてしまわないように

僕らには僕らだけの時があるのだから

きっと愛でさえも
その中では永遠を許された

僕は君の色に染められ
街は鮮やかに彩られ

きっと時間は過ぎていくけど
形無き故
また生まれ変わりを繰り返し
残っていくのだろう

ココロ中に 真っ直ぐに

ねぇ、その手を離さないでいて

繋がる二人の心に
永遠(とわ)の愛を刻み込んで

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番号 49 投稿者 たもつさん タイトル 十の童話

(日記)

日記は忘れています
かつて
誰かの魚であったことを
泡を吐くと
風景が裏返る
人は皆
水面でした



(春)

春が
わたしの中に入ると
増えます
やがて溢れ出して
玄関では靴が
遊びたそうにしています



(声)

くちびるを閉じると
世界とわたしは
分かれます
くちびるを開くと
世界とわたしは
またつながります
分かれたり、つながったり
くりかえし、くりかえして
わたしはまた少し
遠くへと行きます



(羽)

あのビルは
誰の羽なのでしょうか
あんなに高くて
空に届かない
見上げるわたしたちは
いつまでも
一枚の写真でした



(歌)

誰も知らないどこかの
小さな部屋で
歌わなくなったピアノに
ほこりが積もっています
鍵盤を叩けばまだ鳴るのに
音符はまだカエルになってないのに
歌を忘れてしまったのは
きっとわたしの方



(海)

バナナが一本
海を底の方へ
ゆらゆら
落ちていきます
見たこともないその物に
身を翻し逃げていく
魚たち
大きなクジラが
大きな口を開けて
ザブンと飲み込む
夜、水を飲みに台所に行くと
ヤカンの中で
そんな音がしました



(夜)

小鳥屋のおじさんは
鳥よりも速く走ることができます
毎日インコたちに
「ご主人様は鳥よりも偉い」
と教えようとするのですが
「コンバンハ」
しか言わないものだから
そのお店には朝が来ません
ある夜、西の空で
小規模な流星群が観測されました
コンバンハ
コンバンハ
これは誰かに宛てた
手紙からの引用です



(初恋)

あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あることもないことも
同じくらいに淋しいときが
確かにあったのです



(夕焼け)

卵をひとつ落として
夕焼けは夕焼けへと帰っていきます
さよならを言うのが嫌で
いつまでもふざけていたのは
言葉を越えられるものは
言葉ではないと
ある日ふと知ってしまったから
ちびた鉛筆が捨てられることなく
机の一番上の引きだしに
しまわれています



(物語)

最初から
おじいさんや
おばあさんが
いたわけではないのです
ただ風ばかりが吹く
何もない夕暮れのようなところから
むかし、むかし
と物語はいつも始まるのでした
やがてお話が終わると
また夕暮れのようなところで
風ばかりが吹く
そのようにして物語は
語り継がれていきます
母さん
その風の音を聞きながら眠るのが
わたしは好きでした

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番号 50 投稿者 ラテさん タイトル 或る今日

昨日・今日・明日
時間という概念は誰が創った
のであろうか…

人は言う「眠れば明日だ」
でも寝なければ今日のままだ
眠りにつきし者 明日を迎え
新しき今日を生きるのでしょうか

君在りし今日を生き続けたい
君眠りにつきし者となり
明日を向かえ新しき今日を
生きているのでしょうか?

孤独 不安 悲哀 
我 眠りにつきしとき
新しき今日に付きまとうのか

しかし、我見ゆる明日に
君手招く姿 此処に在りし
我 新しき今日に焦がれ
我 抱く淡い恋心に溺れ
君待つ明日へ誘われよう

明日を迎えた朝
我 君の鼓動 胸に抱き
新しき今日を 共に
喜び 悲しみ 分かち
歩み止めず 新しき今日
重ね続けよう

投稿者コメント

ちょっと難しい表現(間違ってるかも?)ですがハッピーな感じにしてみました
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番号 51 投稿者 sanaさん タイトル そして、夜明け。

私の目の前には荒れ果てた大地だけが広がっている。

どれだけの悲しみ、恨み、絶望があったのだろう、、、。

今となってはそれを知ることは出来ない。

ただ、ただわかるひとつのことは私たちは過ちを犯したということだけ。

最後にあなたの温もりを感じたかった。いまはそれもかなわない。

夜が明けていく。何があろうとも
夜だけは明けていく。

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番号 52 投稿者 蒼ヶ崎さん タイトル White sunset

White sunset


白い夕焼け空
走りきるまで
きみを抱いたまま

失われた色彩を
取り戻すのも
疲れ切った僕じゃ

充分なくらいの
小さな自我を
押し殺したまま

白い夕焼け空
走りきれず
砂漠の海に沈む

きみを抱いたまま

投稿者コメント

こんばんは。
一度、絵板のほうに描き込ませていただきました

これからもちょくちょく来ると思いますので、よろしくおねがいしますー
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番号 53 投稿者 RYOさん タイトル 出来たらもう一度…

「サヨナラ」そのメールを最後に君とは音信不通になったね
「ゴメンね」も今となれば意味のない言葉なのかな!?

だらしがない自分が誰より嫌いになりそうだよ ねぇだれか知ってるなら教えてよ

もしもう一度会えたなら
謝りたい自分の声が枯れるまで
そしてまた仲間と思いっきり騒ぎたい時が許してくれるなら…

「好きだよ」今も感じるその言葉心から離れることはない
「愛してる」そこまで言ってほしかった夢でも良かったから

出会った頃の仲間の中じゃ君が一番魅力的だったよ ねぇもう一度だけ聞かせてよ

もしもう一度笑えたなら
どんな幸せな気分になるだろう
自分責めてもどうしようもないけど何も持たずに飛び出したい

もしもう一度会えたなら
話したい話題がなくなっても
そしてまた仲間と思いっきり騒ぎたい時が許してくれなくても…

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番号 54 投稿者 カナさん タイトル 朱い魚

雨露に 水面がゆれる
生まれて 育って 消えてゆく
儚い輪の向こう側に 闇は在り

晴れ上がった 青い空を
あなたは見ているでしょうか

小さな小さな 朱い魚


朝日に 砂塵が踊る
生まれて 昇って 落ちてゆく
儚い舞のすぐ傍に 闇は在り

照ってゆく 白い空を
あなたは見ているでしょうか

小さな小さな 朱い魚


疾風に 世界が歪む
生まれて 暴れて 澄んでゆく
儚い嵐の去りし後に 闇は在り

静けさの 高い空を
あなたは見ているでしょうか

小さな小さな 朱い魚

投稿者コメント

朱い(あかい)魚=金魚です。
金魚党として、一つ作品を作ってみたくなりました。
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番号 55 投稿者 kouさん タイトル 挫折

小さいころから抱いてきた夢
今になって落としてしまう
現実を思い知らされ 前進できなくなる

凡人がここまでよくやってきたんだ あきらめてもいいだろう
これ以上傷つくのは嫌だ

どんなに頑張っても届かない夢
自然と涙が溢れてきた
今までの努力が塵となって消えた瞬間
もう何も残らない
このまま続けても苦しい思いをするだけだ

悔しくて悔しくてどうしようもな

しばらくは晴れない気持ち
ただ泣くしかない・・・

投稿者コメント

どうも
4回目の投稿になります
これは自分が野球(夢)をあきらめたときにふと出てきた詩です。
とても暗い詩です・・・・
このときは一晩中泣いてました
私事でスイマセン
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番号 56 投稿者 たもつさん タイトル 優しい機械

家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いがする
足りないものなど何も無かった
という少しの嘘とともに
私たちはきっと
愛されていたのだと思う

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番号 57 投稿者 sanaさん タイトル 大きなカベ

私の目の前に大きな壁がある。

それは物理的なものなのか、精神的なものなのかわからない。私はそれを超えるすべを知らない。

こうしたら、ああしたら、試行錯誤を繰り返す。でも、コエラレナイ。

しかし、私は信じたい。

壁は超えるためにあるものだと、越えられるために存在しているものだと。

そう思い今日もまた試行錯誤を繰り返す。いつかこのカベを越えるために。

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番号 58 投稿者 ちえみさん タイトル 雨の中で

あの雨の日のことを
今でもはっきりと覚えている

いつ、雨が降り出したのか、気付いてもいなかった

気が付けば
頬が濡れていて

でもきっとそれは

雨のせいだけじゃない

ふと、雨が止んだように感じて顔を上げた

傘が差し出されていた

そっと、手に傘が渡された

触れた手が温かかった

何も言わずに去ってしまった君に
僕は声をかけることが出来なかった

あれから1年
返せなかった傘と共に

僕は君が忘れられないでいる

投稿者コメント

ちえみでございます。先週投稿させていただいた「雨に濡れて」の男性視点です。
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番号 59 投稿者 みなづきさん タイトル brandnew my life

何もない部屋に一人佇んで
ゆらゆら夕焼け何となく眺めていた
少し苦手な人間関係とか嫌な出来事が
夕日に溶けていきそうな気がしてんだ


positiveになろうと
少しキバってみても
変わる事なくて
どこかネジれてゆくんだ
背伸びしても「らしく」なれない
なんか違うな brandnew my life

誰かがやってくれると思ってない?
愛も運命も他人(ひと)に任せちゃってさ


諦める事は挑むことよりラクと
思ってたけど
悔いが残るならきっと悲しいだけだな
愛も夢も欲しいから
いっちょやってみっかbrandnew my life

きっと幸せっていろんなカタチガあるだろうから
じっくり悩んで探してみよう

投稿者コメント

この詩は岡本くんの「Happy Trash」を聞いた時に、
ふと思い付きました。
ちなみに最後の2行は
曲のリズムとは全く関係ありません(苦笑)。
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番号 60 投稿者 sanaさん タイトル love again

まるで子猫のようにあたしの胸で眠っているあなた。

いままで気付けなくてごめんなさい。

こんなにもあなたは傷ついていたのね。

あなたの冷たい態度。私は我慢が出来なくて、ついに怒ってしまった。あなたのことを嫌いとまで言ってしまった。

そうしたらあなたは少しづつ、言い始めた。

人を愛することが、私を愛しく思うことが怖いのだと。

もう怖がらなくても良いよ。

その傷は、愛する人に裏切られた傷は私と一緒に癒していきましょう。

いつか向き合うことが出来るその日まで。

再び愛すること(love again)の喜びを手に入れるまで。

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