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GARNET WORLD
詩 目次29

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番号 投稿者 タイトル 投稿日
561 輪ゴムさん (無題) 2007/03/08
562 しらたきさん (無題) 2007/03/08
563 A・Tさん Koimusubi 2007/03/09
564 輪ゴムさん 世界の終わり 2007/03/09
565 輪ゴムさん よい日の詩 2007/03/09
566 輪ゴムさん 心の伝言板 2007/03/11
567 絵里。さん (無題) 2007/03/11
568 涼さん (無題) 2007/03/15
569 たもつさん 海の話 2007/03/16
570 A・Tさん 夢あそび 2007/03/17
571 たもつさん 結晶 2007/03/18
572 鳴凛さん 私と貴方 2007/03/20
573 ショウさん 逃避 2007/03/20
574 瀬羅さん 2007/03/20
575 凛さん お天気予報 2007/03/20
576 たもつさん 揚子江のほとりで 2007/03/21
577 RYOさん 君といた一瞬は僕の永遠
〜奇跡の100分〜
2007/03/22
578 涼さん (無題) 2007/03/22
579 あさみさん (無題) 2007/03/22
580 A・Tさん 遠い君 2007/03/23

番号561 投稿者 輪ゴムさん タイトル (無題)

3月というのに 雪
誰の許しもなく 雪が降っている
見渡す限りに広がって
大胆に 雪が降っている
綿切れみたいに 大きな一粒
なんのつもりか知らないが
盛大に 雪が降っている

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番号562 投稿者 しらたきさん タイトル (無題)

あまい あまい

両手広げれば きっと気づくよ
ぼくだって ぼくだって

幼い気持ちで埋まってしまうけどそれだけで 君が満たされるならぼくはなんでも答えてあげる

おおきく おおきく

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番号563 投稿者 A・Tさん タイトル Koimusubi

二杯目のTea Bagふたつ
結んでCupの中
Potのお湯でゆっくりと
あなたを思いながら時を待つ

桜色の角砂糖ひとつ
ちいさいSpoonの上
溶けてゆくのを見つめながら
こころの中でヒトコト祈る

私だけのおまじない
恋結びのAfternoon Tea

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番号564 投稿者 輪ゴムさん タイトル 世界の終わり

アパートの一室
窓から見える景色は同じ
額で飾られた一枚の絵画

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番号565 投稿者 輪ゴムさん タイトル よい日の詩

朝、ただ無心に掃除機をかけただけ

少しでも

昼、いつもより大きな声で話そうとしただけ

少しでも

一日、良い姿勢で歩こうとしただけ

少しでも

一日、不機嫌な顔をやめようとしただけ

少しでも

頑張っている自分が好き

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番号566 投稿者 輪ゴムさん タイトル 心の伝言板

楽しいと思えるあいだは
ずっとあなたの側にいる

居心地が悪くなったら
キッパリあなたの元を去っていくから

不器用な台詞が 
僕を一時 宇宙空間に放り出した

返す言葉もない

俺に選択肢は、と呟いて

これがあたし、の顔を覗く

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番号567 投稿者 絵里。さん タイトル (無題)

星って寂しそう 一人ぼっちで宇宙に空に浮かんでるんだもん

君がつぶやいたかわいい一言
素直で 愛しさがあふれてきたんだ
ねぇ 君を失って分かったよ
本当だね 星って寂しそう
一人ぼっちの自分と重ねてる
 
君も一人ぼっちだったのかな
今も そうなのかな


星の光だけを知って

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番号568 投稿者 涼さん タイトル (無題)

夢中で追いかけたあの雲の向こうの空の向こう
飛んでいるのか浮いているのか俺のはわからない
でもそこから先はそこで
僕はどうしてもそこに行きたかった
そこにいくにはアレに乗るしかなくて
空を飛ぶアレを見るたびに
どうしても乗りたいと想ったんだ



そう語るあの少年に
私は頭を撫でながら・・・

あそこは確かに羽がなくても空を飛べる
でもな少年
此処も宇宙なんだよ

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番号569 投稿者 たもつさん タイトル 海の話

町外れにある小さな海岸には
波が来るたびに
無数の椅子が打ち上げられる
町に住む子供たちにとって波音とは
木や金属のぶつかったり
こすれたりする音に他ならないので
海遊びをするときは
上手に口真似をして遊ぶ
大人たちは時々椅子を拾いにきて
みな面白いくらいに
自分にふさわしいものを選んでいく
この海の向こうではきっと
椅子に座れなくて困っている人や
椅子に座れなくてほっとしている人たちが
同じ数だけいるのだろう
僕らは椅子に座るために
産まれてきたわけじゃない
けれど産まれてくるためには
たくさんの椅子が必要だった

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番号570 投稿者 A・Tさん タイトル 夢あそび

夜更けのデート
あなたの夢の中へ
あなたに逢いにいきます
記憶には残らない二人の時間は
あなたの眠りを深くする
ねぇ 夜明けまで
寄りそっていてもいい?

目覚めたらきっと
すべて忘れてしまうから
私の種
ここに埋めていきます
いつの日か
芽を出しますように・・・


片想い、ひとり夢あそび

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番号571 投稿者 たもつさん タイトル 結晶

日が暮れて今日も塩屋に
ナメクジたちが集まる
口々に死にたい死にたいと言いながら
塩を求めにやってくるのだ
けれど感情が昂りすぎて
みな自分の流した涙で溶けてしまう
翌朝塩屋の前は
粘液や臓器の名残が朝日に当たって
きらきらと輝いている
店の主人はそれらを集めると
大釜で煮込む
やがていくつかの工程を経て
美しい塩の結晶が出来上がる
水分は空へと還り
雲となり雨となり命を育む
その中にはいずれ塩屋へと向かう
ナメクジもいることだろう

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番号572 投稿者 鳴凛さん タイトル 私と貴方

閉ざされた扉
開くのは鍵

閉ざされた蓋
開くのは掌

なら、
閉ざされた心
開くのはなに?

闇、
それは誰でも抱えるもの

誰かを愛する
それは生きるということだから

なら、闇に閉ざされた心を開くのは
なんだろう?
自分が愛した人?
自分が生きているという存在だから?

なら、生きているという存在じゃないものはどう?
愛する人に闇を見せられる?
生きているという存在じゃないのに?
どうやって?

生きているという事
今生きているという事
それは、息をするという事
それは、食を欲するという事
それは、誰かを愛するという事
それは、仁義があるという事

それはー命が宿るという事

私には命が無い
だから息をする事も食を欲する事も誰かを愛する事も仁義があるという事も命が宿るという事も無いー

だから、それぞれの扉を開けることも出来ないー

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番号573 投稿者 ショウさん タイトル 逃避

歩む

人生という

90%の嘘と

10%の現実の中を

ただ歩む

そう 夢ばかり見ながら

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番号574 投稿者 瀬羅さん タイトル 夢

夢ーそれは寝てる時見る、現実とはかけ離れた世界

夢ーそれは未来を夢見て自分で作る空想の世界

夢では、空を飛ぶことが出来る。
夢では未来の自分を描く事が出来る。
でも現実では?

夢を見るって事は生きているって言う事だから
夢を見るって事は未来の夢があるって事だから

知らぬうちに見てる夢
それは何時しか、未来に繋がる扉になっているかもしれない・・・

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番号575 投稿者 凛さん タイトル お天気予報

あぁ〜した天気になぁ〜ぁれ!

お天道様を呼び出すおまじない。
これを言えば明日はきっと晴れるよ!

あぁ〜した天気になぁ〜ぁれ!

傘を差しながら空をそぉ〜っと除いてみる
大きな冷たい雫が顔に降ってきた
まだまだお天道様は出てくれないみたい
でもおまじないを言ってればきっと雨は止むよ!

あぁ〜した天気になぁ〜ぁれ!

大きな声で言いながら家まで歩いて帰った

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番号576 投稿者 たもつさん タイトル 揚子江のほとりで

揚子江のほとりで
あなたは生きてください
わたしは揚子江の様子は知らないけれど
多分あなたも同じくらいに知らないでしょうけれど
揚子江のほとりにも花は咲くでしょう
この年になっても花の名前はわからないので
うまく教えてあげられません
揚子江のほとりから離れたところで
この花はなんとかであっちの花はなんとか
とか言うことのできるあなたが羨ましくて
いつも眠くなると
揚子江のほとりで
あなたは生きてください
うまく水面に浮くこともできるでしょう
わたしもそれくらいならできるかもしれませんが
それが終わったらラジオ体操もできるでしょう
音楽は聴こえなくても
あなたの心の中にはいつもラジオ体操があって
それは第一と第二でしょう
うろ覚えのところは上手に腕と肩と腰を動かしてください
そのことで誰も息を止めたりはしないでしょう
揚子江は地元では聖なる河とされていて
そこで身体を清めたり死体を流したりするそうですけれど
あなたの頭を洗ってあげたとき
ふけが涙みたいにポロポロ落ちて
痒いところはありませんかと美容師みたいに許しも乞うたのも
あなたは生きてください
揚子江のほとりでと、それから少し手が冷たい
もちろんわたしはそんな揚子江の様子も知りませんけれど
犬の死体が流れてきても泣かないでください
それはきっとあなたの大切な犬の名前とは違う
と思って差し付けないでしょうから
揚子江のほとりであなたは生きてください
あなたの好きなお魚もたくさん食べてください
むかし近所の池で見たような魚も
同じような背格好で泳いでもいるでしょう
聖なる水も飲んで構わない、と
揚子江の様子はわたしはよく知らないけれど
それからまた浮いて
戻ってきて
ゴミは指定された日にゴミステーションに忘れないで
きちんと分別もして環境に優しくされるあなたのままでいて
そしてもしわたしともう一度あったら抱きしめて
愛していると言ってください
揚子江のほとりで
砂を踏んで

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番号577 投稿者 RYOさん タイトル 君といた一瞬は僕の永遠
 〜奇跡の100分〜

「やっぱりあいつが好き」
こんなこと半分分かってた
だけどいざ言われると怖くて
泣き出しそうで
そのわりに平気だったり・・・。

勝手に想像してたんだよ
君とのHAPPY ENDを・・・。
これも一種のHAPPY ENDというならば
僕はこれ以上何もいらない

さぁ君を忘れて旅に出ないと

時は待ってくれない
君は大事だけど
それ以上に大事な人が
君にはいるんだね
だから僕は新しい人探す旅に出るよ

「また遊ぼうね」
そんなのノリで言っただけ!?
僕は今でも覚えてる
あのときだって
また会えると思ってた

君が会いたくないならしょうがない
だけど一度出逢えた真実は
絶対忘れないでいて欲しい
たったの100分でも

さぁ君の思い出胸に閉まって

君と出逢えた一瞬は
僕の永遠だから
出会いは一瞬のことだけど
想い出は一生残るから
二人の心の中で永遠(とわに)

さぁもう振り返らない
君の住む街に最後の挨拶告げたら
列車は走り出すどこまでも遠くへ
遥か輝く未来へ・・・。

I love you forever

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番号578 投稿者 涼さん タイトル (無題)

ドアを開けると
白い部屋があって
窓から吹き込む風が
白いカーテンを揺らしていた

椅子があって
誰かが座っていた
こっちに背中を向けている

白い小さな背中
風に揺れる髪

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番号579 投稿者 あさみさん タイトル (無題)

中学校生活
これで終わったんだって
ほっとした

でもなんでかな
涙が止まんなかった

つらいことばっかだった気がした

明るくて
元気で
みんなと仲良くなれる
そうなりたくて

頑張るあたしに
心開いてくれた友達
笑顔見せてくれる友達

うれしかった

ほんとにほんとに
うれしかった

でも周りにいる友達は
自然体で
明るくて

あたしはそれについていくのが
苦しかったんだよね

がんばっても
がんばっても

最後にはボロがでちゃって

ノリの良い子じゃないならいらないよ

言葉じゃないけど
そう聞こえた気がして

やっぱり最後にはポイ捨てされて

ほんとの自分
誰かに見せたいのに
見せるチャンスがなくて

みんなに迷惑かかるから
言いたくなくて

大切にしてきたもの
たくさんあったはずなのに

最後に残ったのは
辛さだけで

これからあたしは
新しい学校に行って

全然知らなかった人たちと生活して

そんな日々に
あたしは凄く
期待してる

ほんとは暗い子だよ

最後まで
明るくて楽しい自分を維持できる程
強くなんかない

こんなあたしを
大事だって思ってくれる人はいるのかな

親友だとか恋人だとか

あたしを必要としてくれる人はいるのかな


笑顔でいっぱいにしてください
寂しさで溢れそうな心を


認めてください

あたしを

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番号580 投稿者 A・Tさん タイトル 遠い君

 遠い君を想うとき
 遠い君はここにいる

 遠い君は遠いけど
 遠い君を想ってる

 寂しいときは瞼をとじて
 恋しい夜は月をみつめて

 遠い君を想うとき
 遠い君よここに来て

 そばにいて…

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