詩館トップへ
GARNET WORLD
詩 目次22

各詩の番号をクリックしていただくと、当該の詩へリンクいたします。
番号 投稿者 タイトル 投稿日
421 Kenさん 永遠は彼方の中に 2006/10/20
422 mikanさん (無題) 2006/10/21
423 涼さん (無題) 2006/10/21
424 ZEMAさん 灰色の空の下 2006/10/21
425 アオトさん (無題) 2006/10/21
426 アオトさん ウォーカー 2006/10/22
427 彩乃さん Dry 2006/10/22
428 ZEMAさん 帰る場所 2006/10/22
429 ZEMAさん 夜空に響く音色 2006/10/22
430 ダガーさん 孤独の空 2006/10/22
431 ZEMAさん 勝利を求める者 2006/10/22
432 ZEMAさん 平和のベル 2006/10/22
433 ZEMAさん 未来に残すもの 2006/10/24
434 彩乃さん (無題) 2006/10/24
435 ZEMAさん たった一つの星の夢 2006/10/24
436 ナイトさん sleepnever 2006/10/25
437 ZEMAさん 揃うことの悲劇 2006/10/25
438 ZEMAさん The person whom I defend 2006/10/26
439 涼さん 不可視希望花(ふかしきぼうか) 2006/10/27
440 ZEMAさん 僕の欲しいもの 2006/10/27

番号421 投稿者 Kenさん タイトル 永遠は彼方の中に

彼方の瞳は何処に続いているのか
その輝きは決して希望を忘れない
しかし 光は闇に飲み込まれていく

彼方の笑顔は太陽の光
彼方の哀しき顔は月の影
でも それでさえ私に力を与える

彼方の手は私を優しく包む翼
でも 握ればすぐに壊れてしまう
まるでひび割れたガラスの様

彼方の声は閉ざされた旋律
誰も彼方を阻むことはできない
だが その声もいつかは輝きを失う

彼方を見つめるといつも想う
彼方の中の輝きは真実では無い
私の心は深く沈みこんでいく
真実を知れば知るほど 彼方は私から遠ざかっていく

彼方の視線を感じただけで私は凍ってしまいそうになる
心臓は音だけを刻んでいる
でも 私の体を温めることは無い

彼方がいない日々を過ごすだけで私は泣きそうになる
心には鋭いガラスの破片が突き刺さる
気づけば瞼から雨が降っていた

彼方の中に永遠がある
深き闇の深淵に光がある
一筋の涙に真実がある
絶望の際に未来(あした)がある

私は彼方と言う名の奇跡を待ち続ける
でも 私の叫びは届かない
ただ時間だけが過ぎていく

私は無意味な日々を過ごしている
ただ彼方を待ち続けているだけ
彼方といる時間はあと少ししか残っていないのに

光が消えかけている
もう少しで消えてしまいそう
そして闇が彼方を蝕んでいく

この手で彼方を守れたら
この力で彼方の笑顔を守れたら
傷つくのが彼方ではなく私であったなら

私は彼方に近づくことはできないだろう
それでも彼方は 私の希望だった
どんなに時が流れても ただそれだけを覚えていて

全ては夢 決して叶わない夢
目覚めれば また彼方は私の憧れとなっている

それでも一筋の光を待ち続けている
ただ彼方だけが幸せなら 私はそれ以外望まない
私は彼方だけを愛しているから
どうか 彼方は彼方のままでいて

私は飛び立っていく 此処では無い何処かへ
あの光を目指して 全ての罪を振り払うように
ただ翼を広げる この命がある限り

そして私はやっと
彼方に手を伸ばす

投稿者コメント

−七回目の投稿です。今回のはちょっと長めですので時間がある時に読んでいただけたら幸いです。−
ページトップへ

番号422 投稿者 mikanさん タイトル (無題)

真夜中の 
無機質な 映像
それはいつかの フランス映画

その赤は 錆を含んだようにうねり
その青は さめざめと様子を窺い
その黒髪は 水滴を吸い込み
その乾いた瞳で 見つめている

僕を?

観察してるのかされてるのか
世界は止まっているのか動いているのか

少なくとも
ここにはテレビに対峙した僕と
眠りにつけない僕と
張りつめた大気が存在していて
それが 今この時を 
「今」たらしめる。

異国の歌声と
去りゆく背中をうつす時
あまりに静かに閉じた幕を
僕は・・・

追うでもなく。
見送るでもなく。

ただ 
まどろむ

ページトップへ

番号423 投稿者 涼さん タイトル (無題)

さあ女神の歌声に乗って
美しい花々の咲く丘に
足取りも軽く
青空の下
どこまでも
笑顔で
ずっと
ずっと
美しい蝶の舞う中
私も舞う
その美しいメロディーの中
風に舞って
木漏れ日を浴びて
涼やかに
滑らかに
美しく
ずっと
ずっと

ページトップへ

番号424 投稿者 ZEMAさん タイトル 灰色の空の下

曇り空だ
曇り空を見ていると
僕の心がぐじゃぐじゃに融けて
そのままかき混ぜられるような気がする

でもこのよどんだモノクロの空には
光降り注ぐ青い空には感じない安らぎを
僕は感じる

あなたには分かりますか
この感情が

曇り空の日に
当ても無く一人で外を散歩してみると良い
たった一人で灰色で描かれた天空の下を歩いていると
その答えがわかるでしょう

この答えは一人一人違う
あなた自身しか
その答えはわからない

ページトップへ

番号425 投稿者 アオトさん タイトル (無題)

黄金色の風 もみじ舞う黄昏時
消えた君の面影 今でも探してしまう・・・
君を想う気持ちが何度も足を止めるから
冬にも進めないまま
夏にも戻れないまま

瞬く間 沈みゆく夕日が悲しい
それはすぐに 夜を呼んで来て
全ての色を奪ってしまうから

風を解いて 焼ける秋空に
君に言ってやれなかった言葉を
そっとつぶやいた

何も言わない空は
時間の速さを教えてくれるだけ

ページトップへ

番号426 投稿者 アオトさん タイトル ウォーカー

僕らは誰かの胸の中で生き続けたいと願い
その術を知る為 彷徨い続けるウォーカー

巡るこの心の中で
幾つ光を見つけられただろう
その小さな光を繋げていけば
僕は太陽にだってなれるかな

見えない明日に灯火を
白いキャンパスには彩を
そして君には愛に満ちた歌を

光の無い場所に
僕は光を射していく
後悔の足跡消して今、行くのさ

ページトップへ

番号427 投稿者 彩乃さん タイトル Dry

列車が終点にたどり着いた
誰かが肩を叩いて起こしてくる
ねぇもうちょっと此処にいさせて?
訳もなく涙が出た

僕らの関係が永遠じゃないなら
この世に永遠など存在しない
ただ今はお互い「忘れてる」だけよ
そのうち目覚め出す・・・

あの娘(こ)が目を覚ますとき
隣に居るのはどうせ君でしょ?
いいわ、いいわよ 解ってる
この世に永遠などないことくらい

あきらめたや、もういいの
誰かの足音に目を覚ます
やっと列車から降りられた
ホッとして涙がでて・・

愛を忘れてしまっただけ
振り返れば誰も居ない駅
明日早くに他の世界へ羽ばたこう
それが愛を思い出す方法なら
思い出すだけに私はするでしょう

ページトップへ

番号428 投稿者 ZEMAさん タイトル 帰る場所

冷たい雨が頬をなでる
冷たくて寒い

辺りを見渡すと
暖かい光
優しい香り
それが全て
私を避けて通り過ぎる

私にも帰るところがあったなら
いつまでも続く螺旋から抜け出し
暖かい世界で過ごせるのに

暗い世界のなか
辺りに落ちていて気にもされない石のように

寒い世界で
野良犬のように
身を震わせて

ページトップへ

番号429 投稿者 ZEMAさん タイトル 夜空に響く音色

幸せは望むのではなく
後から感じるもの

僕には幸せは無いと思っていた
ただ意味も無く生きていて
誰かの役にも立っていない

でも僕にはいつも隣に座っている人が居る
とても大切な人が居る

その人はいつも僕のために歌ってくれる
何の役にも立たない僕のために
歌ってくれる

聞こえる言葉
生まれる旋律

僕が君に貰っているもの
僕は君にもあげたいと思った

夜空に響く音色に
幸せを感じた

だから僕も歌おう
幸せの詩を

ページトップへ

番号430 投稿者 ダガーさん タイトル 孤独の空

私の心は常に不安定
一人の時も 電車に乗ってる時も 授業中も
いつも もう一人の自分と話してる

かける電話に必要なのは 紙に書いた完成した言葉で
質問された時は誰かに助けを求めて
本当に一人で生きて行ける人間になりたい...

この空の様に 広々と生きてみたい
似た者もいない いつも独りの存在がいい
私の心もいつか このスカイブルーになれる様に
明日はとりあえず 用も無いのにtelしてみる
少しは気持ちも変わるのかな

ページトップへ

番号431 投稿者 ZEMAさん タイトル 勝利を求める者

私は負けることを知らない

例え絶望の淵に立たされても
例えそこから落ちたとしても
岩の間から生える雑草につかまって
上まで這い上がる

負ける事を知らないのは幸せなことであり
愚かなことでもある

だが私は愚かな人間でもいい
負けを知らないと言うことは
勝利を知っていることだと私は信じている

月の出ない暗黒な夜の暗闇の中
私はその先に光があると信じ
それに向かって愚かにも歩み続ける

ページトップへ

番号432 投稿者 ZEMAさん タイトル 平和のベル

鐘の音に未来を感じた
教会から響く旋律
美しく
優しく
暖かく
どこか悲しい鐘の音

世界を包む音色が
平和につながっていく

人間に神により与えられたもの
素晴らしい思考能力
それにより
涙の世界が出来上がる

今必要なこと

沢山の小さくて大きな鐘が
平和の音色を
一緒に奏でること

ページトップへ

番号433 投稿者 ZEMAさん タイトル 未来に残すもの

この世界にある全てのもの
長い月日がたって
まだこの世界にあるとは限らない

形あるもの
いつかは壊れてしまう

できること
生きるものの手を加え
この世界から失うものを減らす

自然

生物


着々と進む
悪魔によるこの星への破壊計画

生きる場所が失われないように
己が剣を取り
己が心の悪を切り
生きる

ページトップへ

番号434 投稿者 彩乃さん タイトル (無題)

孤独(ひとり)ぼっちの気がしていた
嵐の前の静けさの様な心に
ほのかに太陽があたったような気がして
どうして私は此処にいるの・・・?

Tonight 深い湖のような空に
ひときわ輝いてる星を探そう
いつも出てるわけでもない満月も
今日と言う日はぽっかり顔を出してる

側にいるだけで光るMoon
隣にいるだけで輝けるMe
どこにいても同じこの星で
繋がってたと慰めてた

FullMoon・・・雲に隠れた
さてどうしようか?
Again・・・呆れてみてないで
お願いもう一度だけでも!
輝いて・・・慰めて・・

ページトップへ

番号435 投稿者 ZEMAさん タイトル たった一つの星の夢

夜の闇に心を惹かれ
月の明かりに今の現実を感じても
私は向かう

夢を見るな
夢の無い人の言葉
現実を見ろ
これもまた夢の無い人の言葉

それは違う

夢を否定する人
自分の夢が叶わずに
悲しみに明け暮れて嘆いているだけ
夢はある

夢に否定はできない
幾千の夢があり
幾千の希望がある

この世界に散らばる輝く星の一つ一つ
皆持っている

夢がなくなることは無い
否定することは無い

自分の道を行くこと
星の夢は
他の星には壊せない

ページトップへ

番号436 投稿者 ナイトさん タイトル sleepnever

明日も明後日もその奥も
ずっと考えてたどり着くことはナイのだろう

所詮ただの感情だから
素通りの哀(あい)つながってる

Away 長い一筋の道
Thismorning 今日の始めの呼吸はここから

I always love you
甘い言葉と切り裂かれた二人は
極度に素顔隠す
そばにいてもいなくても

もういらない愛情と
それを強欲する私と

頬潤す 夜に飲まれてく
夢が悪化しないうちに 眠れないように 壊す

ページトップへ

番号437 投稿者 ZEMAさん タイトル 揃うことの悲劇

遠い遠い光の世界
誰もがあこがれているその場所には
自分の望むものは何でも揃っていた
誰もがそこに行きたいと思っていた
それは私も一緒だ
目的は違う

光の世界には何でも揃っている
私はそれを壊しに行くのだ

何でも揃っている
思うもの
欲しいもの全て

何でも揃っている
これほどいいことは他に無いが
これほど悲しいことも
他には無い

願い作り上げるからこそ希望
突き進み会得するからこそ夢
手にしたときの喜びは
かけがえのない大切なとき

この喜びを捨ててしまうのは
何よりも悲しいことだ

ページトップへ

番号438 投稿者 ZEMAさん タイトル The person whom I defend

大切な人を守れない
そんなことが無いように
僕は強くなる

いつも僕の心を
暖かく優しい手で守ってくれる人
あなたのおかげで
僕はこの世界で自分の光を持っていられる

僕はあなた無しでは生きていけないかもしれない
どんな風にでも
あなたが居なくなるのが怖い

もしもあなたに辛く苦しい闇が襲いかかってきても
僕が剣を取り
あなたの未来を切り拓けるように

あなたを守りたい
誰よりも大切なあなたを
僕は守りたい

ページトップへ

番号439 投稿者 涼さん タイトル 不可視希望花(ふかしきぼうか)

マドは開けっ放しで
吹き込む風は心地よく
なびくカーテンは穏かに
差し込む日の光は美しく
机に置かれた花瓶
不可視の花の影
フローリングの床にうつる

日の当たらない部屋の隅
孤独な心の持ち主
その瞳から流れる涙
影に影は映らず
床を濡らし
見えずとも音は聞こえ
その悲しさ辛さを語る

不可視の花
穏かな香り
孤独な心の持ち主を癒す

部屋は暗く
マドは一つ
机と花瓶と不可視の花
太陽はそれだけ照らす
鼓動は一つ
膝を抱え涙を流す
希望は目の前

救われたいなら歩かなければ
その足で
顔を上げれば見えずとも
それはそこに在る
感じるだろう?
その臭い
手を伸ばせ
触ればそれは目に映ろう
それはお前を部屋の外に導くだろう


残された部屋
たった一つのマドは閉じ
カーテンは閉まり
闇は部屋を覆い
消える

ページトップへ

番号440 投稿者 ZEMAさん タイトル 僕の欲しいもの

外にでてみた
雪は降っていなかった

雪が降っていればいいと思った
もっと寒くなればいいと思った
コタツに入って
みかんを食べたい

寒いのが苦手だけど
もっと寒いといいと思う

おなかがすいた
暖かいものが食べたい

新しい手袋
新しい帽子
綺麗な景色がみたい

僕に小さな欲望の神様が
僕に宿った感じがする

でも

欲しい者があるから
明日を夢見ることができて
毎日が楽しいんだ

ページトップへ

詩館トップへ │ サイトトップへ
GARNET WORLD