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GARNET WORLD
レビュー(GARNET CROW・3)

C / W

Clockwork 28th・SG・CW
50s/mktbさん
NEW!
日常生活そのものの追われるようなリズムには、ひとを酔わせる力があります。アンダンテというのは本来このくらいの速さなのかと思わせる、何か健康的な快感です。このリズムに心も身体も運ばれていくその一方で、生も死もこの毎日も、自分という個体を超えた時間の中の繰り返しなのだと思う心があります。幾千の生命の側から「百年の孤独」を歌うとこんな歌になるのでしょう。逆説的に、「永い永遠の輪っかの外」へのハミダシ願望もまた、この忙しい繰り返しのリズムから逃れられないのだということなのかもしれません。
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Secret Path 28th・SG・CW
50s/mktbさん 「秘密の小径」の本意は想い出の世界でしょうが、むしろ自分を離れた豊かな世界と自分とをつなぐ細い道、と解釈した方がしっくりするように思えました。子どもでもおとなでも、希望と不安を胸にした人も老病死苦の中にある人も、その人だけが知る世界との繋がり、その人しか知らない世界の息吹があります。生きることに精一杯の、疾走する日々の騒音の間からさえ、それは垣間見ることができるのかもしれません。世界は本当はただあるがままにあるのでしょうが、「風に色つけて 光のうた聴いて 呼吸する雲に飛び乗」ろうとする私たちの心がその世界へのその人だけのつながりを創り出しているのだと思います。最後の1行、前向きに、生きていくことを肯定する心のありようが爽快です。
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Love Lone Star 27th・SG・CW
50s/mktbさん 私たちが駆け回るのは波打ち際のはかない時間の中。だからこそ、暗い空を見上げる傍らに人を求め、何光年も旅をしてきた光に自分たちを結び付け、夜明けを確かめずには帰ることができません。誰も住まない星? 最初に見たもの? 目印のない? 七さんが叩きつけていく言葉はどれも隠された内圧で爆発しそうです。波に揺られながら何かを物語るような楽曲がそんな思いを穏やかに包み、そして私たちはまたこの波打ち際にもういちど立とうとする、そんな音楽です。由利さんの歌唱は細かい歌い回しを多用していますが、歌を飾るというよりは、その一つ一つが私たちの騒ぐ心に歩み寄り、やわらかく納得させる力を持っています。天性を感じさせられます。
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短い夏 27th・SG・CW
50s/mktbさん 夏の終わりの、そして青春の切なさを凝縮したような曲です。この短い夏が終われば「あかりを灯す場所へ帰」るであろう自分を意識した視線の痛さが、この一見はすっぱでメロディアスな曲の、実は基調なのではないかと思います。サウンドに心ひかれ、歌声に魅せられて「同化して騒いで」いるのが、この切ない曲のほんとうの聴きかたなのかもしれません。
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彼方まで光を 26th・SG・CW
50s/mktbさん 信じられないほどナイーブな(良い意味で)曲だと私は感じました。歌詞や曲調など一つ一つの部分もそうですが、むしろそれら全体としての音楽の姿に、どきどきするほど姿勢の良い、純粋なものがあります。インディーズ・アルバムから8年のバンドがふつう作れる音楽とは思えません。Garnet Crow はただポジティブで明るく爽やかな曲を目指したのかもしれません。しかし聴き込むにつれ音楽はそんな意図を超えて、虚飾のない Garnet Crow を、その核心にあるものを、語り始めます。Garnet Crow というバンドの凄さに身震いするような音楽です。
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Argentina 26th・SG・CW
50s/mktbさん 激しくステップを踏むダンスの音楽、紅いドレスがくるくると舞うような美しさの奥に悲しみと強さを感じさせる曲です。「もう終わるなら Cut-out」と激しく振り切って行く歌に、強がりにとどまらない真摯さを感じます。スタッカートに近い唱法でリズムを刻んでいくのはタンゴのイメージですが、華やかなバンドに負けず曲を引っ張っていく歌唱のパワーと切れはそれ以上のものがあります。スピードがありながら繰り返し同じところに戻ってくる旋律と、修辞的なのに歯に衣を着せぬような歌詞も、ぴったりと呼吸が合って、情熱的なダンスの世界を演出しています。「世界はまわると言うけれど」の CW でこんな曲が聴けるとは思いませんでした。
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Go For It 25th・SG・CW
VANILLAさん GARNET CROWの得意分野。ゆったりした曲調にAZUKIさんの詞がベストマッチです。ゆったりした曲調、高音を多用しないメロディ、でも暗い歌詞ではなく、何気なく前向きなイメージ。何度も聞かないと分からない詞世界がまた心地良い。最近の張り上げるような歌唱法より、4th,ALまでの神秘的な歌い方の方が好きですが、それでも、シングル3曲のエンドレスリピートで絶対に飽きが来ない。1曲目と3曲目がアップテンポ気味なので、GO FOR itがちょうど良いアクセントになっているのも、絶妙です。
50s/mktbさん 七さんの歌には、時に、闘いがあります。しかし七さんの戦闘歌はほとんどいつも人にそれと気付かせぬようなしなやかな優美さで覆われています。異端の少数者をうたった「空色の猫」そして「マージナル・マン」では寓話の優しさの中に抵抗を隠し、「風とRAINBOW」では哀しみの色の中に情熱を沈め、「夏の終わりの長い雨」では柔らかさと軽さで韜晦しました。それが剥き出しで現れたのはあの辛口の「picture of world」くらいなものでしょうか。「Go For It」は「picture of world」以来久々に闘いの世界にストレートに切り込んだのだと、私は感じました。この音楽は、七さんの頸さ、由利さんがめざしてきた朗々とした歌の「強さ」、そして Garnet Crow ならではの深みのある重厚な楽曲が渾然と一体になって、堂々とした真っ向勝負の世界を創り上げています。聴き込めば聴き込むほどに、聴く者を駆り立てる歌です。
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廻り道 24th・SG・CW
レンザンさん 真っ直ぐに進めたら、道(二人の)はどこへ? 〜スローなイントロは理想(夢や希望)の象徴、一転して行進曲の伴奏(私にはそう聴こえる)とともに、それ(理想)がもとで別れもある、と。二人のせつなく、やるせない“廻り道”が回想される。(♪ 岡本さんの間奏のギター、ちょっぴりせつない、でも明るめで前向きな音色がいい。) 今となればすてきな思い出もよみがえる。振り返れば、二人のすれ違いなんて、なんだそんなことだったのかと...。わかりあえるとか、あえないとか、哀しみ、喜びっていったい何? 「二人の時」には、伝えきれない思いや哀しみもあるし、廻り道はつきまとう。喜びあえる時は一瞬で終わるかもしれない。失敗して別れることもある。それでも、この道を前のめりに進もうじゃない!? ♪間奏ギター以降、サビ部分に向かう回想シーンの展開は絶妙。人生、何があろうと進まなくちゃならない、やはり行進曲だ!(伴奏の力強さは、私にはそう聴こえる。) 愛しあえた二人が、愛しあい続けることの途上には...。「騙され続けてもいい」、NANAさんの詞句は一見平易な表現にみえるが奥深く、“哀しい時”に疲れ切った人の心をかぎりなく癒してくれてあまりある。すばらしいメロディライン、朗々とした由利さんの歌声を生かしきる古井さんのみごとなアレンジによって、何度でも聴いていたい、あきさせることのないパワーをこの楽曲は内に秘めた。最後のコーラスもすてきで、終わり方も鮮やか、やみつきになる。せつなさ爆裂の余韻が心のひだを打つ。「二人」ということをもう一度冷静に考えてみようという気持ちも起こさせる。「廻り道」は、「二人」を励まし続ける GARNET CROW流 応援歌(行進曲)である。
50s/mktbさん
NEW!
別れを歌いながら、流れている空気はとても透明で柔らかく、さまざまな思いを心の中に折りたたんだ上質な時間が満ちています。痛みがあるからこそ前向きに、そしてひとつひとつの言葉を大切に伸びやかに歌いきった由利さんの歌唱が絶品です。
MIDLAND SQUEREさん
NEW!
あなたと私はあんだけ愛し合った。
いろんな環境や思いがあり 二人の気持ちは今すれ違っている。

真っすぐのこの道をあなたはどこに行くの。
あなたのいる街からそんなに私は離れた所にはいないけど
すぐにでも飛んでいきたいのよ。
今は二人は廻り道しているだけよね。そう信じている。
きっとまた心通わせる日々がくる。
愛している。

物語性の高い歌です。
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His Voyage 21st・SG・CW
空色さん この曲はGARNET CROWで1番私が好きなカップリング曲です。 よく聴いていると一つのストーリーが浮かんできます。 でも最後は泣ける展開になってくる曲です。 この曲にはとても感動しました。 この曲を聴いていると夏を思い出します。
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over blow 20th・SG・CW
50s/mktbさん 別れから時を経て、哀しみを奥底に畳み込んだ深い穏やかさが歌われています。失われていくものを感じながらも、大切なものが心にあれば「歪んでしまっても どこへだって転がってゆくから」・・・自分自身を見つめる深いまなざし、そしてちょっとおとなの七さんを感じさせます。明るくゆったりとした楽曲、「クルクルとまわる自転車のタイヤのもよう」の活き活きとした現実感、抑制のきいたキーボード、のびやかで爽快な由利さんの声、それらが傷跡も思い出も運び去っていく風のように一つになり、「千以上の言葉を並べても...」にも「Timeless Sleep」にもなかった、Garnet Crow の新しい「別れ」の音楽を作り出しています。
りんさん 特に「朝を迎え〜ただそこに揺れていた」の部分が好きです。 「君」がいなくて悲しいけれど切ないけれど、太陽のやわらかな日ざしのおかげであったかな涙があふれてくるようなそんな印象を受けました。 きれいな歌詞とメロディに感動です。
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風の音だけをきいて 20th・SG・CW
ぼんさん シンプルなアレンジでギターポップ・バンド的な要素を見せつつも、間奏にジャズのテイストを滲ませたソロを配するなど、プログレシッブ・ロックの影響も匂わせる。 先読みのできないメロディ展開を見せるBメロを筆頭に、荒涼とした歌唱や退廃さ・厭世観のある歌詞など、スリリングな要素をコレでもかと繰り出してくる今作は、まさしく渾身の一曲といって差し支えない出来栄えであり、デビュー7年目に突入しても、いまだに衰えない創作意欲を示すかのようである。 なかでも2番Aメロにある歌詞は、この曲のメッセージの根本を語りきっているといってよいと思う。『愛してるとか好きとか/安売りみたいに歌われ/耳障りでしょうがない』の部分だけならば、よくありがちなモラトリアム楽曲に陥ってしまっていただろう。しかしその直後に『けれど/誰かを傷つけるよりいい』と続けることによって、身の回りの現実にうんざりしながらも、結局はその現実から離れられない主人公像を描き出す・・・。 この鮮やかな身のひるがえし方こそがGARNET CROWならではの”寸止め感”であり、彼女らを非凡たらしめる要素である。
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たとえば12月の夜に 19th・SG・CW
50s/mktbさん 「読みかけのNEWS放りだして」「好きになれない」12月の街へと飛び出していった、閉じてなお波立つ心・・・同じように別れた人を想いながらその心は「晴れ時計」とまさに反対です。気持ちはもつれていくばかりなのにクリスマスを迎える街のにぎやかさ、耐え難い皮膚感覚の気分を、つぶやくような硬い言葉が刻んでいきます。こころを映すような「絡まってはもつれてゆく人」の横にぽつりと置かれた言葉、「君は まだあの頃のまま無防備に歩いてますか」という一言は、無防備でなくなってしまった自分へのやり切れない思いからでしょうか。新しい何処かを探しながら、「なぜかな その強さが少し悲しくみえたんだ」というところに七さんならではの感性が、そしてそんな詞をあくまでも強く歌い切っていくところに今の由利さんの姿勢が、切なく感じられます。
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CANDY POP 19th・SG・CW
50s/mktbさん 恋に恋するように自由を想う、哀しくてつかみどころのない夢の世界に七さんはいるようです。ここにいるのはただ2人、「僕」と、そしておそらくは七さんにさえ顔の見えない「君」。遠くから現れる白いワゴンにも人影はありません。ワゴンから流れる曲は甘くにぎやかだけれどどこか哀愁を帯びた、「流れてる 賑やかな寂しさ」そのもののCandy Pop。「悩み上手な僕らはハミだしたままだっていい」という1節は七さんの心 の底の痛みでしょうか。ゆっくりとスキップするような不思議な曲調に、不思議な詞、 この世界を由利さんは伸び伸びと、そして一つ一つの音を大切に歌い、遊び心のある編曲とやや抑えたテクニカルな演奏が歌を支えています。太陽の光をいっぱいに浴びながら、どこかほろ苦く吹き過ぎてゆく風のようなものが心に残る歌です。
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Circle Days 18th・SG・CW
50s/mktbさん 端正で美しくその向こうにやさしさを感じさせる、しかし複雑な音楽です。めぐる季節と透き通った空をうたう諦観のような落ち着き、君を想い街灯りを見つめる心、そして俳句のような軽み、それらを最後の「・・・かな」がさっくりふわっとまとめています。この歌の底にあるのは生きていく日々への愛おしさでしょうか。冷たい雨に引き締められた空気の中で、それらがいままでになかった音楽として造形されています。
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いつかまた会いましょう 18th・SG・CW
てろてろさん 楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、つらくて苦しいこと。 人生にはいろんな経験があって、 きっと良いことより、悪いことのほうが多いはず。 でも立ち止まっていると思っていても、そういう苦しいことを乗り越えることで、人間は前に進み、成長していく。 そんな人生という大方決められた道のような中で、きっと自分だけじゃなくみんなも頑張ってる・苦しんでいる。そして次に会うときにはみんな一回り成長している。 そう思うことで人生少し気が楽になるんじゃない?と教えられたような気になりました。この曲を聴いてなんだか晴れた気分になりました。 普段難しい言い回しをするAZUKIさんがこんなストレートな言葉で書くのは珍しいことだと思います。 どういう意図かはAZUKIさんしかわかりませんが、ストレートな言葉でこそ純粋に伝わり、わかりやすく明快で、ある種1番心に届くのかなと思います。 そう思ったのでレビューも歌詞の通り書いてみました。
かんなさん 生きるということは、喜びや嬉しさより、苦しみや悲しみの方が直面しやすい。だけど、それは、自分1人だけじゃない。誰もがなんだ。そう思える事で、どんなことも乗り越えて行ける。私達は、生きている場所も、生きている道もそれぞれ、違うけれど、誰だって1人じゃない。そう思える事が、大切なんだと教えられた曲です。
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Flower 17th・SG・CW
Mr.ultra soulさん 曲のタイトルとは対照的な“都会の街の雰囲気”を想像しました。非常にクールなメロディーと歌詞が薄暗い街のスモークや人ごみの色を非現実的に灰色一色に統一したような感じで、その中にある唯一黄色の花を大きくフォーカスし、流れゆく空の景色が見えてきそうな気がします。なんというか「人間社会」を曲にしてしまったって感じですかね。
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祭りのじかん 17th・SG・CW
Mr.ultra soulさん この曲は初めて聴いたときから完全に聴き惚れてしまいました。祭りの賑やかさを表しながらも少し寂しさを感じる曲で、祭りというものをいろんな視点から見ているような曲で、いろんな人がたくさんいる祭りの雰囲気を凄く良く表していると思います。めちゃくちゃ深いです!楽曲の構成も非常に面白く出来ていて、[遠目からみた祭りの雰囲気]→[現在行われているはずの祭りの雰囲気]→[遠ざかった後の祭りの雰囲気]っていう感じでしょうか?個人的には最後の「夕焼けの〜」からラストまでの、余韻を感じるフレーズが好きですね。
通りすがりの
ヒゲさん
題名の通り、祭りを表現した歌ですね。いつもは誰もいなくてお気に入りの場所には、儚い明かりを灯しだす祭りの賑わいが。それこそ秋風を連れて。1サビの「いつかまた〜」で知っている人に出会いもすれば、その日だけ目にするただすれ違うだけで終わる人がいる。この部分にはすごく納得させられましたね。確かにその通りだと。それが淡い夢=『祭り』なのかなと自分で解釈してます。短い歌ながらも印象に残る七さんの歌詞、そしてそれを力強く歌う由利さんの声、その声をもっと輝かせる古井さんのアレンジ、曲の沸きたてる岡本さんのギター。この要素こそが、何回も何回も聞いて飽きないGARNET CROWなのではないでしょうか。
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やさしい雨 16th・SG・CW
散葉さん 最初はゆったりした曲調で穏やかに歌っている由利さんも、最後の切なさを滲み出しながらも明るく歌い上げる由利さんも、素敵です。歌詞では最後の「何処かで繋がるといいなぁ 君の“好き”と僕の“好き”が出会うといいな」が好きです。自分の恋する気持ちを率直に“好き”と表しているのがAZUKIさんらしいな、って思いました。
50s/mktbさん 幼い時から「君」と育ってきたこの町もどんどん変わっていき、今は「僕」もこの町から旅立とうとしている。町との別れ、そして「君」との別れ、「僕」にとってそれは暗い雨雲のようにも見えるけど、でもその向こうに「晴れた 空に 包まれたホシ」があることを信じて旅立っていこう・・・ 心残り、不安、切ない気持ちが入り交じりながら、でもとても自由で明るい雰囲気の、そしてタイトルの通りやさしさに満ちた、別れの歌です。演奏はギターの「雨」から始まって、初期の曲調を思わせる打ち込みや、重く切れ切れに飛んでいく雨雲のようなキーボード、それに由利さん自身ののla-la-laなどがのびやかな歌声の背景になって、歌詞のさっぱりした透明感を生かしながら切ない心の複雑さもみごとに表現しています。そんなに目立つ曲ではありませんが、Garnet Crow でなくてはとても生み出せない音楽ではないかと思います。
泰麒さん 「君を飾る花を咲かそう」はc/w含めて一番好きなシングルです。とくに「やさしい雨」は2番のポップな感じ、『言葉にならない気持ちが やさしさに形を変え とどくといいな』という歌詞がとても気に入りました。
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夜深けの流星達 16th・SG・CW
!!!さん この曲は『君を飾る花を咲かそう』のc/w予定だった【Flower】の代わりに入りました。初めてタイトルを見た時から、不思議な感じの曲になりそうだなぁ〜って気がしました。この曲を聴いて、すぐに【Float World】にとても似ている曲だと感じました。浮遊感が漂っていて、切ない歌詞と中村さんの歌は本当に印象的です。まるで夜空を切り裂く流星群を見ているイメージが浮かびます。あらためてGARNET CROWの素晴らしさを実感しました!
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Float World 15th・SG・CW
!!!さん この曲は『君という光』や『Crystallize』に収録されるよていでしたが、二回とも中止になって、『僕らだけの未来』のカップリングとして発表されました!浮遊感のある曲だと聴いたが、まったくイメージがつかなかったけど、イントロを聴いた時点で、確かに浮遊感があることを感じました。タイトルと同様、本当に漂っている世界にいるような感じがします。歌詞の”巡り来る明日を向かえ撃てば満ち足りる”とかのところはカッコイイと思いました。本当に不思議な曲で、楽曲も歌詞もとっても丁寧に作られた曲です。カップリングにしてはもったいないほど!ぜひ聴いてみて、GARNETの世界を実感して下さい!!!
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lose feeling 15th・SG・CW
50s/mktbさん 愛する人を失った日常の静かな喪失感を、中村由利さんが低音域から高音域までいっぱいに歌い切っています。単純で平明なごく短い詩ですが、それがかえって心の傷の深さに寄り添い、訴えて来るものがあります。「温もりを感じられぬ 春の日」は実感ですね。演奏は、懐かしさを感じさせるピアノがスタンダードナンバー風のメロディーに絡んで、落ち着いた悲しみの世界を作り出しました。地味ですが、忘れられない曲です。
えーえぬ 人が人を愛するという事、それは愛されたいという事を別にすれば、対価を求めることなく、心を深く許してしまう事に他ならないのだろうか?と考えさせられます。そして、愛するものを失ったものにとっては、すべてが空虚といった状態、言わば惰性で生きているといった感覚に囚われてしまうのも自然なのではと思います。これは、心をどれだけ許したかという事の反動といったものに違いないかと思います。そして、この曲では、自分自身を運命という理屈で受け入れようとしています。この理屈を受容させるファクターというのは、やはり何人にも等しく全てを押し流していく“時”の力なのだろうと、ゆったりめな曲を聴いていると、想像を膨らませてしまいます。
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夏の終わりの長い雨 14th・SG・CW
ありす☆さん イントロからおかもっちのギター!カッコいいです!「いいんじゃない」の歌い方が気の抜けたようなのですがとってもいいです!「実体の無い」「思ってしまうんだろう」「楽になれるのに」など、ちょっときついかなと思う歌詞も出てきますが、聴いていると「そうなのかな?」と考えさせられてしまいます(^^;そして、やっぱり最後の最後まで!!!おかもっちのギター最高です!(>▽<)b☆★ぐっ!
50s/mktbさん 鬱屈した心のコラージュのような詞は深い Azuki テイストです。自分で自分が掴みきれない。自分の力ではどうしようもない心の奥底。降り続けてやまない長い雨。でも、もがき悩みながらも七さんらしく自然体なのが心を和ませてくれます。「成り行き任せでもいいんじゃない」はなかなかシタタカですね。これも七さんの世界の一面。楽曲も屈折の多いメロディーですが、リズム感のある力強い演奏と歯切れの良い歌声が「夏の終わりの長い雨」を前向きのエネルギーに変えてぐんぐんと引っ張っていき、弾むような疾走感さえ感じさせます。由利さんの歌の美しさ、澄んだ語りを聴かせるギター、バンドの一体感、親しみやすさ ― Garnet Crow の魅力をいくぶん硬質に固めたような一曲です。C/W でしか出されていないのがほんとにもったいない!
散葉さん ずっと振り続ける雨。たぶん別れたばかりなのでしょうか。相手との忘れたくない思い出を全て流される様な気がして、眩暈すら覚えてるわけですね。
ヒロさん この曲はC/Wにしておくのはほんとにもったいない曲です。 まず、イントロはアコギ(アルペジオ)とストリングスそして途中から打ち込みっぽいドラムが絡んでくる。Aメロからはアコギ(ストローク)とvoとドラムというシンプルな構成ですが、Bメロからはアコギがアルペジオに戻り、途中からストリングスで厚みを増しサビへと突入します。サビからはギターはエレキに変わってさらにクワイアが絡んできて、技ありの感じがあります。ソロは主体はアコギの岡本さんらしいメロディにピアノが乗っかってすばらしいソロになっています。サビに戻って、最後はストリングス(クワイア?)とアコギというイントロと同じ構成で静かに締めています。イヤーほんとに名曲ですね。。
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For South 13th・SG・CW
すこるまさん この曲を初めて聴いた時、60年代な雰囲気な曲だなぁ〜と思いました。この曲は『トランス・トラップ』、『whiteout』や『Please.forgive me』に似ています。歌詞面ではAZUKI七さんが「さかりついた猫」や「うざい」などという新たな表現を使って、ちょっとびっくりしたけど、この曲もGARNET CROWの新しい面をみせているので、チェックしてみてください(^▽^)
50s/mktbさん 曲の雰囲気は思いっきり60(70?)年代風ですね。歌い方も演奏も、ふだんの Garnet Crow をリセットして別世界に挑んでいる感じです。詞も、他の曲では視野に入って来ないものばかり集めてまったく違う世界を構築しました。路地裏に猫まで出てきて何かリアル。 Azuki 七さんの言い方を借りると、メンバーみんなで「遊んで」いるといったら良いでしょうか、とても自由な Garnet Crow を感じます。いろんなテイストの挑戦的なアルバム曲がふつふつと湧き立ってくる舞台裏を見るような、底知れない力を感じさせる曲です。
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Crier Girl & Crier Boy 〜ice cold sky〜 12th・SG・CW
アステリアさん 闇から観る光。無から感じる有。負を起点として正を描く。それが七さんの手法だと思う。叶わぬ願いだとしても、だからこそ、願うことは美しく、消えゆく温もりだから、誰よりも寄り添たいと思う。Fleeting。冬に咲く花火。変わらぬ愛。美しいものは常に儚い。だからこそ、繋ぎ止めたいと欲することも、きっと必然。この詩を聴いた時、ふとこんなことを思いました。そういう七さんのロジックを他の詩で捜してみるのも楽しいかも知れません。
50s/mktbさん 凍りつく冬の星空の下、人はふと独りのヒトに還る時間があります。うつろいゆくこの世界で「曖昧な態度(ことば)でさえも心に大切にしま」う人間の無力さ・自らのあまりの弱さに、暗い冬のまっただなかに立ち尽くしてしまう時間です。「消えゆくもの繋いでゆくよ」という最後のフレーズは、そんなはかない私たちでも真冬の花火のような輝きを信じ、つないだ手に互いの存在を確かめ合って歩んでいこうという、ささやかな決意なのかもしれません。冬の Azuki ワールドの結晶のようなこの詩を、由利さんは歌唱技術というより彼女のセンスそのものという感じのファルセットで歌っていきます。天から降るような透明感のある曲調ですが、その向こうには、雑踏の猥雑さ、この世を素朴に生きる者のしたたかさなども見え隠れします。中世末期のヨーロッパの民衆音楽がこんな音の配り、楽曲の運びだったかもしれないと想像させる、聖俗が混ざり合った不思議な美しさの曲です。
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夕立の庭 11th・SG・CW
まみぃさん 実は私は「スパイラル」よりもこちらの方が聴き入ってしまったですよ。歌詞が本当に本当に切なくて、夏の終わりみたいな淋しさに駆られました。♪もう二度と君のせいで傷付かない♪とか、結末と書いて未来と読むなど、明るめの曲調の中に切なさ満載です。
50s/mktbさん 「気づいてしまった事がある」からこそ前向きに、そしてこんなにも穏やかになれるのでしょうか。メロディーは地味めですが、自分の置かれた世界を静かにみつめ「限られた空間(トキ)」の中でゆっくり立ち上がっていこうという心持ちの詩がぴったりとあっています。雲の間からこぼれる光のようなやわらかくて暖かい曲調、ふんわり心地よい空気に満たされた1曲です。
翁さん この曲はすごく切ない曲です。歌詞とメロディーがすごく合っていて癒されます。特に気に入った所は「あの日夕立は続き〜流れ出しそう」「きっと忘れられない〜流れても」の所です。とにかく最高です。
紅烏さん 僕もスパイラルより、夕立の庭に聞き入ってしまいました。スパイラルもいいと思うんですけど、こっちの曲のほうがインパクトがあったって感じですかね^^なんでこれが普通にカップリングなの!?って言いたかったくらいですもん!!この前久しぶりに聞いたときは何度もリピート再生してましたもん笑
aqua-alt.さん GARNET CROWのC/Wの中では一番好きな曲です。メインのスパイラルより好きだったり・・・(汗 サビが短いですが、印象に残る曲です。静かで落ち着ける曲です。ペースを取り戻したいとき、不安なときに聴くといいのではないでしょうか。
MIDLAND SQUEREさん
NEW!
爽やかで軽やかなメロデイが素敵です。
夕立の庭で気付いた、もう君のせいで傷つかない、
変える事出来ないミライがある。

あなたのせいでとすぐ他力本願になってしまう、自分が変わらなきゃと
私はこの歌詞に背中を押してもらいました。
限られたときのなか何を残せるか、変える事出来ない未来で深いです。
人に言えない恋愛をしていた自分に重なり、涙を流した歌詞です。

ナナさんの歌詞は人生のあらゆる場面に当てはまります。
ななさんと一度向かいあってお話してみたいです。
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幸福なペット 10th・SG・CW
スティーブンさん 以前にも、由利さんが言ってた通り、なんだか新しいジャンルで、可愛い感じの曲でした。なんか大騒ぎしたいときには、ベストソングだと思いますよ!!
小野さん この曲は今までにない可愛らしい曲です。1・2・3のとこが可愛すぎです。
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whiteout 9th・SG・CW
チーズバーガーさん スピード感たっぷりな曲です、ドライブにはもってこいですね歌の初めの歌詞からは、一面の銀世界が想像できるこの曲スキーやスノボーにも欠かせない1曲になると思います。
50s/mktbさん この重たい曲を感情過多にならずシャウトも小細工もせずにしっかりと歌い切ってしまうセンス、 なんでこんな歌い方ができるんだろうと思わされます。音楽をすっかり自分の掌に載せてしまったといった感のある、卓越した歌唱です。華麗なギターを先頭にテンポの良い演奏が展開されますが、にもかかわらず楽曲も歌詞も巧みに操りながらこの曲を引っ張っていくのは中村さんの柔らかくて確固とした歌声なのです。2001年1月の 1st アルバムの後、彼女の歌の技術と表現はシングル1枚ごとに大きく成長していきます。1つ1つが進化のステップであるこの年の3枚のシングルの最後の1枚「Timeless Sleep」の CW 曲が whiteout です。翌年リリースされる名曲「夢みたあとで」の準備はこの1枚でほぼ完成し、最後の飛躍を残すのみとなります。whiteout は、Timeless Sleep と共に、彼女の歌が1つの時代から次の時代へと脱皮を遂げた2001年という年のいわば卒業制作に当たる歌なのだと、私には思えます。
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トランス・トラップ 8th・SG・CW
まみぃさん 最初に聴いた時、カッコいい曲だと思いました。他に何もなくて、ただカッコいいと思いました。後で冷静に聴いてみたら「立ち止まるくらいなら 深く堕ちてく方がイイ」て歌詞が好きかなと感じました。私もここまで何かに夢中になってみたい…
えーえぬ 由利さんのヴォーカルが、古井さんのアレンジと七さんの詞にとても上手く乗っているように感じました。そして、ホンネの部分でギリギリな関係を全てを承知した上で続けていきたいと言う、詞の中の私に深く惹かれてしまいます。
すこるまさん GARNET CROWの全曲聴いたことありますが、その中でトランス・トラップは一番気に入った曲です。素晴らしい歌詞、格好良い音楽のブレンドが今まで聴いたことなかった最高の歌になってます。残念ながらカップリングになっていますが、きっとシングルとして売れた筈です。これからもこの様な曲を期待しています(^−^)v
50s/mktbさん 始めはとっつきにくくても聴けば聴くほど深くハマっていく、Garnet Crow 的な魅力の典型のような曲です。歌詞はストレートに Azuki 七さんの世界そのものです。それに対して 中村由利さんの歌は発音不明瞭なのに説得力のある歌、とでも言うんでしょうか。みごとにこの曲独特の音楽世界が出来上がっています。「...なんて甘い現実/きっと 何処にもないね」などというあたりは一途な詩とそれを「歌」にしてしまう中村さんの力が正面からぶつかりあって、もう溜息ものです。これだけの名曲(と言ってよいと思います)がなぜアルバムに入っていないのか不思議です。ちょっと古い時代を思わせるメロディーとアレンジなど、他のいくつかの CW 曲と同様に実験的な印象を少し与える要素も少しありますが、この曲想でこの水準、しっかりと Garnet Crow の世界ができていて、他の曲との相性も悪くありません。アルバムに入って当然の曲ではなかったかと思います。
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Jewel Fish 7th・SG・CW
えーえぬ 非常に優しくも、しかしせつない愛の歌ですね。この歌に登場する二人は幸せな夢を描くのかなと思っていると、実はという内容ですね。「bury at sea」という、この曲のポイントについて、事前に七さんのインタビュー記事を読んでいた所為もありますが…。そして、この詩に対しては、ひたすら伸びやかな由利さんの曲と歌声がまたまた、見事なまでにマッチングしていますね。CWの名曲、また1曲誕生といった印象を持ちました。
ENZANさん 遠く海外へ旅立っていった君への想いを歌っているのだと感じた。その想いはこの曲の最後の二行にまとめられている。海を埋めて君のもとへ行きたい!そういう意志のような愛が窺える。“Jewel Fish”というのは、もし宝石の魚がいたら、広い海でも光っていてすぐに分かる。つまり、二人はどんなに離れていてもお互いの存在を意識しあって いるということだと思う。
えんずさん 最初に聴いたとき、あまりにも哀しい詞に泣けてしまいました。でも「これぞAZUKI七究極の詞」って感じでした。後でインタビューを見ても同じような事が書いてありましたが^^;
むみおさん 実は、このレビューでのえーえぬさんらの感想を見たのがきっかけで、この曲に出会いました。典型的なGARNETの曲ですが、だからこそ、そのままのGERNET CROWの魅力が伝わる曲だと思います。自分はまず、シングルのB面にまで目が向かないのですが、こうゆうところでプッシュしてくれたおかげで、この曲に出会えたので、この場を借りて、えーえぬさん達に感謝したいです。
蒼衣さん 海を泳ぎまわるJewel Fishはいろんな世界をみてきた『旅人』って感じがします。そんな旅人気分を思わせる曲なんですが、最初と最後の方には、現実感もあって聴いた時にはびっくりしました。c/wだと、少し油断していた私も…やられました…!「雨の日は雨の晴れた日は晴れの 過ごし方でいい」が気に入ってます。あと、「世界の何処にいたって僕らは 星屑よりも小さくて そして大きすぎる夢もみれる」も好きです。Jewel Fish=イルカ と思ってしまうのは私だけでしょうか…?
50s/mktbさん 忙しくアップダウンするメロディーからかすかに70(80?)年代のような雰囲気が伝わって来ます。都会暮らしのきらきらした感じ。大ターミナルよりもう少し等身大の、東京なら例えばお茶の水・水道橋から神田界隈あたりのイメージでしょうか。君がいる安心、離れ離れになる不安、現実はどんどん動いてゆく。「目隠ししたまま雨にうたれてる」この今をとても大切にする気持ちが、楽曲からも詩からも切ないほどに感じられます。
紅烏さん この曲は、聴いた瞬間にお気に入りになりましたね♪特に、「世界の何処にいたって僕らは星屑よりも小さくて そして大きすぎる夢も見れる 砂漠も行く 君のシルエット so cute」ってとこが最高でしょう!!この曲の2番の歌詞はめっちゃ好きです☆
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Cried a little 6th・SG・CW
まみぃさん 過ぎた日を、懐かしむと言うよりは悔やんでいるような感じです。失くした日は帰っては来ないけど、でも戻れるのならもう失敗しないのに。そんなことばかり思って過去と今を行ったり来たり、同じ所をグルグル彷徨っている。由利さんの力強いボーカルがまた切なげです。
50s/mktbさん 叙情的なピアノの語りを交えながら、Garnet Crow の数ある佳曲の中でもおそらく随一の悲痛で美しい旋律が展開します。バッハの平均律の1曲を思わせるような精神的な深みのある曲です。「弱い日差し」「開いた世界地図」から入った詩がこの音楽をみごとに1つの物語として立ち上げました。歌はあくまでも光に満ちた時間の中で悲痛にやるせなく、終わらない時間を延々と歌っていきます。「同じトコをグルグル回る」がとても効果的に歌われています。この表現もすばらしいと思いますが、この後さらに格段の成長を遂げた歌と演奏で今この曲を再演したらどれほどのものになるか、想像もつきません。
蒼光さん 儚い声と歌詞が魅力的な曲です。『Why なくしてから気づく いつか守るべき時を知るかな』が、『君』をどうして自分は守れなかったんだろう。という風に私は捉えています。『締め付けるように』の部分は此方も胸が苦しくなりそうです。
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hi-speed
スペシャルoneday
5th・SG・CW
シンさん 日常がなんとなく気だるい。何にしても中途半端。その中で刺激を求め、発見できずにトホウにくれる。アイツの態度も中途半端。あなたは私を何だと思ってるの?そして、また今日も変化のないまま一日が終わってゆく。彼は信頼されていない。最速・最高の1日。『いつか忘れちゃうの?』…文章ムチャクチャですね。
寛那さん 「日常あるような何か物足りない感じ。君への感情も、良くわかんないけど何か求めてる。疲れるなぁ」歌詞的にはそんな感じ?七さんらしい「ケダルサ」満点!曲的には、のれる!泣くような曲じゃないんだけど、コードの運び方が関係してるのか、ナゼかサビの所で涙が・・。由利さんのちょっとした高音に「あぁ〜」って来ます。(私だけかもしんない・)何かムシャクシャしてたり「あ゛〜」って時に、リズムを取って踊りながら(!?)大声で歌おう〜!!「私ただの機械じゃない」!!!
蒼光さん 退屈な休日。そんな日も自分にとっては特別で大切な日々。それがずっと続いてほしいし、誰にも邪魔されたくないと主張しているように思えます。もしくは、誰かとケンカした翌日に仲直りができてちょっと幸せな気分な感じに聞こえます。
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blue bird 4th・SG・CW
ENZANさん 僕は、亡き“君”への葬送歌としてうけとった。“君”の死という事実を正面から考え、出てきた疑問を“君”に問いかけている。そして、「私も一緒に…」と思うときもあるが、でもがんばって生きていくよ!という意志が感じられる。これも「千以上の言葉を並べても...」と同じ、前向きな別れの曲だと思う。
霧人さん この曲を初めて聴いた時泣きそうになった。♪今は暗闇がみえたら私は光に包まれてる 闇の中生まれたならゆきたい方へゆけばいいいい♪のとこは綺麗だと思った。
蒼光さん 『Jewel Fish』のような曲ですね。この曲も『Jewel Fish』も『君』はタイトルの事だから。『誰もいない 枯れた無人島』はやっぱり天国の事かな? 『私』が『君』に会いたいという気持ちが『人は希望が必要で 満たされず 短い季節に 君を捕まえようとして』とあって、そのために東と西の空を見て探しているんだと思います。『君』のおかげで『始めてゆく事が出来る』から、何度でも探すと思います。
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未完成な音色 3rd・SG・CW
CROWさん "生前、一度だけ愛を抱いてしまったが、君と愛し合ってまもなく私は死に、耳を澄まさなければならない程の未完成な音色(愛)だけが君の胸の中に残る…私は君が他の誰に愛されても、二度と誰も愛さないまま死に、私のもと(あの世)へ来て欲しいと願う事しか出来ない…どんなに想っても、未完成な音色(愛)しか残らない"僕はこのような悲しい曲に聞こえました。僕が死んだとしたら、好きな人には幸せになって欲しいと口では言うかもしれませんが、主人公の「私」と同じく、心の奥では誰も愛さないで、自分と別れた時のままで自分のトコに来て欲しいと思ってると思います。一人の悲しい人間の死後の想いを「未完成な音色」と置いてるトコが流石だと思う。完成された音色は美しく人々の耳に入る…しかし未完成な音色は調律されてないピアノのようなモノ…人々からは耳も傾けてもらえない儚い存在。"二人には重すぎた罪を 超えることは出来なくて"とにかく、超えることの出来ない悲しい運命は詩全体から読み取れる。私的にGARNET CROWの楽曲の中で1番悲しい曲だと思いました。
蒼光さん イメージカラーは黒。『闇の国へと連れていかれた』人からの視点からみる曲はGARNET CROWの中では珍しいです。タイトルでも出てきた『君の手の中で踊るのは未完成な音色』は『未完成』と言っているから、まだ自分の気持ちを伝えきれてないのかなとか、よく分からないからいろいろ考えたりしてます。それと、『その体 朽ち果ててゆくのを ただ 待ち続けてる私のもとへ・・・』というのは「君が誰を愛してもいいから幸せになってほしい」と思ったけれどやっぱり「こっちに来てほしい」というような感じに思えます。歌詞が意味深いです。
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in little time 1st・SG・CW
ENZANさん 二人の切ない思い出(little time)にひたり、幸せだったころを懐かしみつつ、現実を受け入れ、“強く生きて”ゆこうとする哀しいまでの健気さを感じた 。この詩はかなり奥が深い。
やびはまさん この曲は、聴いてて泣きました。切ないですっ。幸せだった時間は過ぎて、いつの日か別れてしまう二人。歌われてはいないけれど、歌詞にはある「きっと果てるいつの日にか」も、意味深ですね。「迷わずに〜強くなればいい?」の部分が、死ぬほど泣けます(T_T)
えーえぬ この曲もいろいろと考えさせられる内容ですね。一番謎なのは、歌詞カードに載っていて歌っていない部分。七さんの秘めた思いがあるのでしょうか?それから、七さん得意のカタカナの「トキ」も登場します。それは、別にして初めて聴いても、GARNET CROWのそして、由利さんの歌に曲に、そして七さんの詩に引き込むには十分過ぎる曲ですね。メジャーデビューのCWになっているのも分かるような気もします。歌詞については、どこといわず全部いいと思います。
アステリアさん 「髪結いの亭主」。この詩(うた)を読み解こうとするならば、それが一つのキーワードとなる。愛する人から愛される。それはまさに至福の時間。しかしきっと、そういう時間は永く続かない。愛する人から愛情が消えてしまうこと、それはどうしようもない恐怖。相手を思う気持ちが強ければ、それは尚更。「あなたがわたしを愛さなくなる前に…」。そう残して川に身を投げたマチルダ。主人公は思い出している。今、この瞬間と同じ気持ちが、確かにあったあの頃のことを。しかし、そういう至福に身を委ねていても、やり場もなく過る言葉。「きっと果てるの いつの日にか」。それはこの詩の中で唯一、歌われることのないフレーズ。歌わないというのは、声に出さないこと。それは同時に声に出してはいけないこと。歌われていない理由は、そういうことではないだろうか。そして裏を返せば、相手を強く想っていけるようにとだけ、この詩で歌われていることに気づく。この詩を聴く時、本当に胸を打たれるのは、そういう巧みな伏線に見え隠れする、健気なまでの決意である。
紅烏さん この曲はまずイントロにやられますね・・・^^!!すごく切ないけど、暖かい感じが伝わってきます♪♪歌詞も結構暗めなのに、由利さんの声が暖かく優しく包んでくれる感じがします。
かんなさん いつの間にか、2人の関係に亀裂が生じ始めていた。浮かんで来るのは君と過ごした幸せだった頃の事ばかり…。だけど、今なら、素直に、強くなれる。ずっと君がいた。10年先も、これからも…。誰もいない街で君を探している夢を見てしまう。やっと見つけた、かけがえのない人だから。生きて行く十字架がまた1つ増えた…。

自分自身に生きて行く意味がなくても、かけがえのない人に出逢った時、本当に生きて行く意味を見つけたられるし、かけがえのない人を支えて行く事で自分も幸せになれる。ただ、自分を犠牲にしては、いけない。相手を悲しませたくないから…。そう思いながら生きて行きたいです。
蒼光さん この曲の最初から最後まで中村さんの歌い方がとても良かったです。切なくて儚い歌声は誰にでも真似できる様な声ではないと思います。歌詞の世界観にぴったり合っています。特に『十二月にしては暖かい〜何故か涙が溢れてくることがあるんだね』の所の声を聞いて、これだからGARNET CROWのファンはやめられないな〜と思いました。歌詞についてはin little timeというのは前述で書いた部分の時だと思うから、最後の歌詞の方を読んでみると、あの時に戻れたらいいのにというような感じがひしひしと伝わってきました。
レンザンさん 「幸せな瞬間」はいつまでも続いてほしい、という願望が人間にはあります。でも、そうした時間はいつまでも続きません。だからそれは切なく輝き、人間をとりこにするのかもしれません。(生きる目的は幸せになることですものね。) 由利さんの美しくメロディアスな調べにのせて、NANAさん描かれる詞世界の主題は、「幸せな瞬間」をモチーフにした「強く生き抜く愛とは...」でないでしょうか。迷わずに愛するために「与え続ける愛」は、けなげで切なく、心揺さぶられます。「決して枯れない」「強く生きてゆきたい」…人生に面と向かったNANAさんの一生懸命さが胸を打ちます。想いはよその国へ。パトルス・ルコント監督の映画「髪結いの亭主」女主人公Mathilda(マチルダ)の愛。愛する人が愛してくれている間に、彼女は「幸せの絶頂(瞬間)」を自らの命を絶つことで永遠に留めようとしました。幸せの「瞬間」と「永遠」のシリアスな対比。深い問いかけがここにはあります。歌われることのない二行の詞の意味は...。今を生きる現実の中で勝ち取らねばならない本当の「幸せ」の厳しさを、私はここに感じました。NANAさんの詞句は、いつも平易な装いですが深いですね。とりわけこの詞はすべてが最高です!最後のサビに向かう手前の部分(Gメロと呼ぶのでしょうか)は、特に大切かと思います。“地球儀”のところにも登場していた、いつも傍にいる「君」が、この詞世界のもう一つの急所に思えてなりません。「君」という「かけがえのない人」を見つけた時(気付いた時)、人を愛することは生きる決意(十字架)に変わるのではないでしょうか。由利さんの歌も、アレンジも素晴らしいですね。また、ギターの音色、コーラス(Michael Africk)が名脇役として、こんなに素敵に鳴り響く楽曲を、私は寡聞にしてほかに知りません。GARNET CROW渾身のDebut Single C/W曲「in little time」は、ファンならずとも、愛を深く語ろうとする時、ぜひ一度聴いてほしいラブ・バラードの名曲であると思います。
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Timing 1st・SG・CW
ENZANさん だんだん二人の気持ちや行動がズレ、一心同体だったころを懐かしみ、「このままで はイケナイ!」と思うんだけど、二人は確実に離れていっていると痛感している。曖昧で無気力になってしまった恋を悲観気味にとらえている。
蒼光さん 「君」がわざと痕跡を残してるって事は「私」に追いかけてもらいたかったのでしょうか?「だんだん君の嘘が気にならなくなる」というのは「私」が好きだった「君」じゃなくなってきているとしたら、とても哀しい恋ですね・・・。
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