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GARNET WORLD
Music Freak MAGAZINE 3

Music Freak MAGAGINE目次
リンク先です! 記事タイトル等
vol.97 「word scope in M.F.M」(vol.16)、
「クリスタル・ゲージ」インタビュー記事
vol.96 「word scope in M.F.M」(vol.15)、ライヴ記事
vol.95 「word scope in M.F.M」(vol.14)
vol.94 「word scope in M.F.M」(vol.13)
vol.93 「word scope in M.F.M」(vol.12)、「スパイラル」インタビュー記事
vol.92 「word scope in M.F.M」(vol.11)、HOTROD BEACH PARTY関連
vol.91 「word scope in M.F.M」(vol.10)
vol.90 The Musician To The Musician、「word scope in M.F.M」(vol.9)
vol.89 2ndアルバムインタビュー、「word scope in M.F.M」(vol.8)

Music Freak MAGAZINE vol.97(2002年12月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.16)

11月10日には神戸大学の「六甲祭」での初の学園祭を経験したGARNET CROW。この日は寒風吹き荒れる12月並の気温だったそうですが、なんと!7000人もの観客が集まり、最後まで帰る人がいなかったとか……。このエピソードだけでもGARNET CROWのライヴの素晴らしさが伺えます。追加公演も決定した1stライヴツアー「GARNET CROW LIVE TOUR 2002〜first sound scope〜」もいよいよ終盤を迎え、12月11日にはニュー・シングル「クリスタル・ゲージ」も発表。2002年のラストまで彼らから目が離せません!! 今回は、AZUKI七さんの登場です。

気がつけば、
夏の終わりに予定していたLIVE4本はサクッと終わり、
そして秋も終っていました。

“えーっ!! まだ秋を味わい足りてなーい!!
紅葉はみて柿は食べたけど、全然足りなーい!!”
ということで、部屋にあった<蚊取り線香>を焚いて、
ゆっくりと読書なんぞしつつ、最後の秋を楽しむことにしました。

ついでに先日うちに来たばっかりの<空気清浄機>の威力と
戦わせてみることにしました。
これがなかなか優秀で、夕食の匂いにも反応して、
緑(綺麗なので休み)オレンジ(ちょっと活動)赤(全開!)と
マメに働きます。

線香の煙も浄化しちゃったら、線香の意味がありません。
でも、清浄機は煙を浄化せねばなりません。
さて、<線香>VS<清浄機> 勝負は如何?
ストップウォッチを用意して、イザッ!

とまぁ……、LIVEの合間にノンキな事をやっていたわけですが、
これが……、あまり盛り上りもせず、よ〜く考えたら<蚊取り線香>は
“夏の風物詩”であって……。後味悪ーい……。
ついでに字数もよろしいようで、この辺で^^!!

GARNET CROW New Single「クリスタル・ゲージ」12.11Release!!

初のライヴツアー「GARNET CROW LIVE TOUR 2002〜first live scope〜」の大阪・東京・福岡公演を終え、更には追加公演も決定しているGARNET CROW。このLIVE TOURでは、ヴォーカル中村由利の素顔をも感じさせるステージ・パフォーマンス、フルートの演奏を披露してくれたキーボードのAZUKI七、渋さと茶目っ気という相反する岡本仁志のギター、キーボード&アレンジャー古井弘人のアグレッシヴなキーボードという、個々のライヴ・パフォーマンスを見せてくれた、そのライヴ終演後に会場で流れ話題となっていた「クリスタル・ゲージ」が遂にリリースされる。初のライヴについて、「クリスタル・ゲージ」について中村由利とAZUKI七の2人に話を聞いた。

●追加公演が決まっていますが、ひとまずツアーお疲れ様でした。初のライヴ・ツアーはいかがでしたか?
中村由利(以下中村):とても楽しかったです。本番迄は審査員の前でライヴをするようなイメージを持っていまして、来てくれたもんなにもそう見られるかな?と思ってたんですけど、歌詞とか間違っても、“がんばれ!”という温かい声援が多くて、それにちょっと感激しました。
●緊張とかは?
中村:出だしは曲構成上、ちょっと緊張したんですけど、あとは逆に“がんばれ!”っていう温かい目をしてくれていて、親心じゃないですけど“みんながついてるから”みたいな勢いだったんで、反対に安心出来ました。やる前までは絶対ミスできない!NO MISSで!と思ってたんですけど、やっちゃうじゃないですかミスとか。その励ましの声や目に安心して出来たから、リハーサルよりもリラックスして出来たように思います。
●AZUKIさんは?
AZUKI七(以下AZUKI):同じ感じなんですけど、楽しかったです。なんか、「サポートありがとうっ!」て感じですね。私達も初めてで、どうしていいか分からなかったり、空気も分からなかったりしたけど、毎回会場ごとにみんなのほうが空気を作ってくれて、盛り上げてくれて。
中村:盛り上げるつもりが、盛り上げてもらったよね。
AZUKI:うん、本当に。サポートありがとうにつきますよね。
●1本1本のライヴについてはどうでした?
中村:空気感も場所場所で違ったし、大阪は本当に初ステージだったんでも一生懸命ひたすらがんばってステージに立ってた、っていうような所もあったし、東京は1本終わって、何とか大丈夫だっていう感触を掴めてやれたし。それに来てくれた人もエネルギーを持った方が多くて、会場も変わって、その分大阪とも違う雰囲気でやれたので、一会場一会場全部同じようにしているつもりでも、結果全然違いましたね。
●ライヴを4人で行った事が、今後のCD制作に反映されたりすると思いますか?
中村:集まって“せーの”という方法は今後ともとらないと思いますが、今まで経験したことがなかったものを経験したという所で、気持ち的に影響してくるかもしれないですね。
●「クリスタル・ゲージ」は、ライヴ・ツアーの終演後に会場で流れて話題になっていた曲ですが、制作の方はいつ頃から取り掛かっていたのですか? ライヴ中ですか?
中村:MIXまで仕上がっているものはだいぶ前からあって、ライヴ後に流したら合うかな?と言うことで流し始めて。自分たちも会場から聴こえてくるじゃないですか、それで聴いた感じ“いいね”ってなって。
●曲作りはどのように進めていかれたんですか?
中村:これについては出だしのフレーズが決まって、そこからAメロにさかのぼってできました。カップリングの「Crier Girl & Crier Boy〜ice cold sky〜」の方はAメロから出来ました。
●この曲はこんな感じの歌を歌いたいと思って、作曲されたんですか?
中村:バンドっぽいというか、ギター・ポップというか……。アコースティック・ギターがメインで、みたいなところから始まった曲です。
●詞の部分で次はAZUKIさんにお聞きしたいのですが、中村さんが一番気持ち良く歌えるように書いていくというコメントを拝見することが多いのですが、今回もでしょうか? また、テーマみたいなものはありますか?
AZUKI:あまり今回はこういう事をいいたいって言うテーマはないというか、それよりもまずイメージがあって。
●イメージを言葉に置き換え、かつ中村さんの声をオーバーラップさせながら書いていくという感じですか?
AZUKI:声がなかったら、書いていないですね。メロディだけなら、そうなってないです。
●クリスタル・ゲージは儚いと言うか切ないと言うか、人間の本性というか生き方を考えさせられる内容だなって感じて、AZUKIさんの詞世界には、いつも新鮮さを与えてもらっているので、どうやってこの世界を作り出しているんだろうと。
AZUKI:声に引っぱり出されてるところが大きいです。ただ、書きたくないことは、明確になっているような気がするので、だから、書かないってよりは出てこないです。書くという部分では、自分で意志を持って書こうとはしていなくて、結構、声に委ねちゃってる感じで。
●中村さんにとってはAZUKIさんから上がってきた詞を声にする時は、どんな感触がありますか?
中村:もちろん、自分の書いたメロディに詞がのってくるとやはり新鮮ですよね。どう歌ってみようかな?ということで、どう詞をハメようかな?とか曲構成とか、バリエーションが色々上がってきますね。「クリスタル・ゲージ」は、トラックをわけてヴォーカルをクロスさせてるんですね。そういうことも自分のデモ段階では考えてなかったんですけど、詞を見てこうしようと思いましたね。
●出来上がるまで時間がかかったフレーズとか、響きとかはありましはたか?
中村:出だしのサビの始まりで“あっ”て思ってもらいたいと思っていたので、これに関しては全体の流れを綺麗に繋いで、1フレーズ目を受けて、次に2フレーズ目から始まって……と、歌っていって滑らかにしたかったんです。あとは、クリスタルっていう位だから透明感を出したかったし、アコースティック・ギターも結構入ってることもあったので、それに負けないように、自分も高めのコーラスを入れて、バランスを取れるようには考えました。
●こういう風に感じてもらいたいと言うのはありますか。
中村:全体の雰囲気みたいなものを。パッと聴きの印象というか、アコースティック・ギターと歌と言葉の響きの絡みみたいなものを聴いてもらえたらと思います。
●カップリングの「Crier Girl & Crier Boy〜ice cold sky〜」についてですが、これはどのように制作されたのですか?
中村:マイナー調のせつないものをやろうかなと思って。これはすぐに出来ました。「クリスタル・ゲージ」より後に作ったものなので、比較的新しい曲ですね。
●聴かせて頂いて「愛」がテーマかなと。人の愛するピュアななき持ちがここの描かれているなと思いました。
AZUKI:常にピュアですよ(笑)。
中村:これは、曲のイメージと詞のイメージが何も言っていないのに合ったんですよね。
AZUKI:情景がね。
中村:私はゆかたを着て、花火とか夜空を見てるようなイメージをしていて。
AZUKI:そう、実は電話がかかってきて、その時にはほぼ書けてたんですよ。で、花火とか、冬とか星空とか、少年少女のイメージってことを聞いて、全部入ってるよって(笑)。“Crier”って泣き虫なちっちゃな男の子女の子っていうイメージで、同じだったんでびっくりしました。
中村:家でメロディを作ってる時に、ハメやすい日本語で歌ってたんですけど、上がってきた詞を見て、同じ場所に花火っていう言葉が入ってたんでびっくりしました。
AZUKI:そうなんだ! ほんと!
中村:本当! 歌詞の「真冬の花火が」というフレーズのところなんですけど、その部分を仮歌では「打ち上げ花火」って歌ってたんですよ。上がってきた詞を見て、ばっちり同じ場所に入ってたんで、本当にびっくりしました。重なるものなんだなぁって。冬に花火って出てくるとは思ってなかったんで。
●この歌はメロディのイメージがお互いまさに合致したと。
中村:伝わったのかなと思って。
AZUKI:発してるものが強かったとか(笑)。
中村:花火〜、花火〜って(笑)。
AZUKI:メロディのイメージが強かったのかな、ちょっとびっくりしましたけど。かなり委ねている所があるから、ボーっと聴いていて、メロディが呼ぶものが出てくるまで書かない時とかありますし、無理にハメて書くことはしないし、こういうのが書きたいからと言って無理にハメることはないに等しいので。
●まったく出てこなかった時とかあったりするんですか。
AZUKI:委ねるから、私は結構色んな雑念とか入るとダメですよね。だから、出来る時間が限られますね。今から詞を書こうと思っても、削ぎ落としていく作業をまず必要とするから。メロディを聴いて、“あのメロディだからこうしよう”ではなくって、万全な体制というか、嫌なことがあってローになってるとか、楽しいことがあってウキウキし過ぎとか(笑)、そういうのは全部自分の中から外していったりとか、まずはそういう作業から入るので。で、整ったよ入っておいでっていって曲を聴く感じです。
●無の状態ですね。
AZUKI:声歓迎という状態です。
●そういう状態で書いているのに、テーマ性というか、メッセージ性ももちろん感じますし、きちんと流れはありますよね。
AZUKI:それは声に引っぱり出してもらってるんです。
●どこが聴き所ですか?という質問は愚問ですよね(笑)。聴き方もその人に委ねるってことで。
AZUKI:聴く人のテンションによって、包んでくれる感じがしたり、響き方もまた人によって違うと思うんですよ。
中村:私、真冬の花火好き。
AZUKI:その人の感性で聴いてもらえればと思います。

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Music Freak MAGAZINE vol.96(2002年11月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.15)

1stライヴとなった「GARNET CROW LIVE TOUR 2002〜first sound scope〜」が無事終了したGARNET CROW。12月11日には、新曲がリリース予定の彼らですが、現在はレコーディングに追われる日々だとか。ライヴの追加公演も決定し、ますます忙しくなっている中、今回は古井さんが登場してくれました。

ここ最近、仕事用パソコンを新しくしました。

とはいっても自作なんですがね。
初めて自分で勇気を出して、ブレイクを利用し
プランを立てて一気にパーツを手配して、作ってしまいました。
コンセプトは
できるだけ速く、そして小さいということ。

時間もかけられないので、いろいろ大変でしたが、
小さいので熱による心配がありCPU選びに迷ったぐらいで、あとは問題なく。

自作はトラブルが多いと聞いたので
どうかとは思いましたが、さほど大きなトラブルもなく
思ったよりも簡単に完成しました。

今のところ快適に作業しております。

まさに大人のホビーといった感じで(笑)

今度は時間のある時にもっとこだわりパーツを集め、
難しいのに挑戦してみたいですね。

LIVE REPORT「GARNET CROW LIVE TOUR 2002 〜first live scope〜」10.21at Akasaka BLITZ

本誌で楽曲に関するアンケートを行うと、必ず上位に何曲もランキングされている、作品自体に根強いファンを持つGARNET CROW。そんな彼らが初のライヴを決行! チケットがあっという間にソールド・アウトとなった今回のライヴ。ステージでも作品以上の世界観を生み出して、聴かせ、惹き込ませてくれた1stライヴ・ツアー「GARNET CROW LIVE TOUR 2002 〜first live scope〜」の、10月21日に行われた赤坂ブリッツの模様をレポート!

 赤坂ブリッツで行われる“バンド”のライヴと言うと、オール・スタンディングを想像する。ところが、今回のGARNET CROWのライヴでは、1階席には座席が設けられていた。これは、しっかりと聴く形態のライヴになるのでは?、といった期待が場内に入った時点で既に高まってくる。
 ほぼ定刻通りの18時30分過ぎ、会場のBGMのボリュームが上がると、いよいよといった感じでオーディエンスがざわつき始める。そして場内が暗転し、すぐにメンバーが静かにステージへと登場。そのシルエットに歓声と拍手が湧く。それぞれが定位置に着き、柔らかなギターのフレーズが奏でられる。清々しい雰囲気に包まれた場内に、中村の艶っぽい声が広がり、歌詞とサウンドがしみじみと染み渡ってくる。1曲目のこの時点でほとんどが席を立ち上がって、オールスタンディングの状態だ。鮮やかに目に飛び込んでくる赤い布が敷かれたステージには、黒を基調とした衣装に身を包んだメンバーの姿。ヴォーカルの中村由利を中央にして、向かって左側にキーボードの古井弘人と、ギターの岡本仁志、そして中央バックにはドラムのDavidC.Brown、左側のバックにはギター・サポートとして大賀好修、アコースティック・ギターの岩井勇一郎が並ぶ。そして、向かって右側にはキーボードのAZUKI七、そのバックにベース大橋雅人、コーラス3人(福田和希、日向寺咲、松本涼子)が位置している。古井とAZUKIは中村を挟んで向き合うようなスタイル。繊細なサウンドを繰り出しているイメージのGARNET CROWだが、原曲の雰囲気を残しつつ、バンドによって厚みのある音に変身させ、さらに奥行きのある新しい魅力でアプローチしていた。ステージの中央上方には、菱形のような変形スクリーンが付けられている。光が指してきた時のイメージを抱かせる。この光(スクリーン)の中にGARNET CROWが様々なストーリーを映し出していく……。スクリーンにはメンバーの姿やイメージ映像のみだけではなく、全曲を通して歌詞も映し出されるという、彼らのこだわりが感じられる。アンコールも含めて約90分間のステージは、名残惜しい、もっと聴きたいといった想いを残す。でも、時間だけでは測れない満足度の高さがそこにはあった。初ライヴでありながらこれだけ充実感を与えてくれるのも、GARNET CROWの作品のクオリティの高さを物語っているし、1曲終わるごとに湧き上がる大きな声援と拍手からも、彼らのステージの素晴らしさと、どれだけ待ち望まれていたのかが伺い知る事が出来る。楽曲の魅力をダイレクトに体験して、まるで引力が働き掛けているかのように、ステージから放出されるサウンドの波に惹き込まれていく。1度彼らのステージを観たら、きっと“次”を求めてしまう、そんなライヴだった。

※ライヴの詳細については、これからご覧になる方のためにも12月16日の最終日が過ぎるまでは控えさせて頂きました。詳しいライヴレポート&セット・リストは、1月号を予定しています。

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Music Freak MAGAZINE vol.95(2002年10月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.14)

10月に行われる初ライヴ「GARNET CROW LIVE TOUR 2002〜first sound scope〜」のチケットが即完売となったGARNET CROW。みなさんがこの号を詠まれる頃には、既に大阪でのライヴは終了しているかもしれませんね。今回は「HOTROD BEACH PARTY」のツアーで、各地のステージを経験した中村由利さんの登場です。

「HOTROD BEACH PARTYでGO→」

みなさん、こんにちわ。
私は7月の終わりから
MAI-K&FRIENDS HOTROD BEACH PARTYに参加させていただいて、
全国いろいろな場所で歌う機会に恵まれました。
普段は大阪でスタジオ中心の生活なので
スゴク新鮮でした!

そこで今回は札幌へ行った時の
観光日記を少し書いてみたいと思います。
各地の重いではホームページにもちょつとずつ書いてますので、
ぜひ覗いてみて下さいね。

札幌では噂に聞いていた通り涼しくて快適でした。
ホテルでは毛布を借りて寝ました。
大阪では考えられない事ですよね!

空き時間には(実は本番当日!)時計台へ行ってきました。
でも休館日だったらしく中には入れませんでした。
・・残念。

写真は私が撮影した時計台でーす。
結構うまく撮れたかな〜なんて(笑)。

そしてそのあと植物園にも行ってきましたが、
またもや休・館・日!!
あ〜あ、ついていないなぁ・・。
バラ園とかがあったみたいなんですが・
また今度ぜひ見てみたいです。

最後は大通り公園をお散歩。
広くてきれいで、
噴水なんかもあったりして。
木陰に入ると涼しいし、とても気持ちよかったです。
そして数時間後、
かなりよい気分で、本番を迎えることができました。

ちょっとの時間でしたが、いい気分転換になりました!

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Music Freak MAGAZINE vol.94(2002年9月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.13)

ニュー・シングル「スパイラル」 も好調なGARNET CROW。今は10月に行われる初ライヴ「GARNET CROW LIVE TOUR2002〜first sound scope〜」のリハーサルに大忙し! 今回はギターの岡本仁志さんの登場です。

どうも。岡本です。
ちょっと涼しくなって過ごしやすい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、GARNET CROWは新曲のプロモーションで東京に行ってきました。
そうそう、東京タワーに生まれて初めて行きました。田舎モンなんで。
いまさら珍しくもないばすなのにエレベーター待20分。
しかし、天気良くて見晴らしが良かったです。

ところで今回のようなプロモーションだとですね、
インタビューや取材等を受ける機会があるわけなのですが、
普段何となく頭の中で考えてることや、
あることに対して自分の中で何となくの定義づけがあっても、
いざ語ってくれという状況になると結構難しいものです。

今回もありましたよ。
「…じゃあ最後に、あなたにとって音楽とはなんですか?」と。
かなりきてます。難しいですねー。こりゃ困った。

何?
楽しい音?
空気、恋人。
人生、薬か?
自己表現?
どれもあり得るけど完全じゃないし。
そんなに簡単に語れたら苦労しないしな。
このあといくつか寒ーい答えが頭に浮かんだけど
結局はその場で頭によぎった事を答えました。
言葉で思っている事を正確に伝える、というのは
ホント難しい、と実感しました。

同様によくある無人島CD。
数枚のCDを無人島に持っていくとしたらどのCD?という質問。
これは答えるのに苦労はしないですが、家に帰ったあと必ず
「あれやめてこっちにしときゃ良かった」ってよく思うんですよね。
まぁいいか、実際持っていくわけじゃないし。
俺ならガスコンロ持っていくよ。と、心の中でひとりつっこみしてみたり。

そんなかんだで、日々過ごしている岡本ですが、
最近GARNET CROWは初ライヴに向けてリハーサルをやってます。
皆さんぜひ遊びにきて下さいな。

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Music Freak MAGAZINE vol.93(2002年8月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.12)

ニュー・シングル「スパイラル」が8月14日にリリース! ヴォーカルの中村由利さんが参加しているコンピレーション・アルバム『GIZA studio MAI-K&FRIENDS HOTROD BEACH PARTY』はもうお聴きになりましたか? このメンバーで行われるライヴ「MAI-K&FRIENDS HOTROD BEACH PARTY」も7月26日から遂にスタート。もちろん中村さんも出演しています! 今回はそんな忙しい合間を縫って、中村さんが登場してくれました。

ネバネバでGO→の巻

毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
私は今のところまだまだ元気です!

最近実ははまっているものがあって、
それは畑の肉、大豆からなる「納豆」です。
ダシとからしを入れて100回くらいかき混ぜて食べるんです。
それが、すごくおいしくてはまってしまいました。

あと私がやるのが、納豆に玉子を一つ入れて焼くんです。
外はパリパリ、中はネバーっとしていて、
これまたおいしくておすすめです。

つい最近、会社で手巻寿司パーティーがあったのですが、
そこで納豆が出たんですね。
マヨネーズをかけて食べると美味しいよ、とか
大根おろし入れても美味しいよ、とか新しい食べ方を
色々教わったところです。
早速試してみよーッと。

しばらく、この“納豆”熱はおさまりそうにありません。
皆さんもぜひお試しを…。

それでは、Bye-Q

★「スパイラル」が「感動ファクトリーすぽると」(CX系)のイメージ・ソングとしてオンエア中!!

GARNET CROW New Single「スパイラル」 8.14 on sale!

4月に発売され、オリコンのアルバム・チャートで初登場4位を記録した2ndアルバム『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』後、初のシングルとして8月14日にリリースされる「スパイラル」。今作はこれまでのGARNET CROWとはまたひと味違ったアップテンポ・ナンバーへと仕上がっているが、これについてヴォーカル・中村由利は「新鮮なものに挑戦したかった時期なのかも」とコメントしている。アルバムで見せていたシンプルさとは一変して、アレンジに富んだ表情豊かな楽曲へと仕上がっている。

 柔らかなピアノとアナログ・シンセの音色が絡み合った、ゆったりとした懐古的な雰囲気で始まる「スパイラル」。その穏やかなメロディに、フッと心が和んで懐かしい気持ちが沸き起こってくる。GARNET CROWが持つ優しくて心温まる面がこのイントロには表れているが、その後すぐにリズム隊が重なりドライヴ感のある曲調へと移り変わり、力強く瑞々しいアップテンポ・ナンバーへと変化していく。鼓動を高鳴らせるようなスリリングささえも感じさせる展開は、今までにないGARNET CROWの一面が表れているが、この流れは歌詞の気持ちがそのままサウンドとなって表現されているようだ。
 タイトルの“スパイラル”とは直訳すると“螺旋状”とか“複雑にからまった”という意味だが、この作品では人生を生きていく上で誰もがすんなりとはいかないけれど(螺旋状)、それでも夢に向かって進んで行こうよ、何か一つ信じているものがあれば進めるんだよ……、といった気持ちが爽快なまでにポジティヴに綴られている。未来に向けての高揚感が、まさに高鳴りをイメージさせるサウンドに乗せてストレートに伝えられている。
 いつにも増して澄んだ、ヌケ切っているとも言える中村由利の高音ヴォーカルも、その世界観を助長している。「A、Bメロとサビとでは世界がガラッと変わるので、気持ちの入れ替えが難しかったです。サビはテンションを落とさずにノリを大切に歌いました(中村由利)」と、レコーディングでは苦労していたようだが、そんな事を微塵も感じさせない夏の青空のような心地良い広がりを持った歌声にも、ともかく悩んでいるよりも前に進んで行け!と後押しされるようなパワーが満ち溢れている。
 制作はアルバム『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』と同時進行で進められていたそうだが、「夏に発売しましょうかと話してたので、夏らしく元気なものをやってみようということで進めていました(中村)」と、夏のリリースを意識したシーズン・ソング色も濃くなっているようだ。また、アルバムと同時でありながらも、アルバムの収録曲に多かったシンプルさとは違った凝ったアレンジになっているが、その辺については「確かにアルバムとはまた別の発想で考えていたりしました。また新しいGARNET CROW感と、リリースする時期とかも考えると、テンポ感のあるスポーティーな仕上がりにしたかったので(古井弘人)」と、常に新しいものを求める彼らの姿が顕著に浮かび上がるコメントで返ってきた。GARNET CROW=“スポーティー”といった発想、この言葉一つからも新しいサウンド展開である事が予想されるのではないだろうか? さらに、「始まりのゆったりとした部分から立ち上がって行く所や、走り出してからのグルーヴ感など細部に渡りこだわって作ってます(古井)」というように、かなり緻密に作り込まれた楽曲となっているので、全体的に漂っているGARNET CROWならではのオオワザ、コワザをじっくりと堪能して貰いたいと思う。 カップリング「夕立の庭」もアルバム時から制作をしており、「この曲はサウンドに奥行きを持たせたかったので、MIXERさんは大変だったと思います。一度MIXをした後なのにコーラスを重ねて再度MIXして頂いたり……(中村)」、「僕的には透き通るピアノと曲全体のゆったり感と退屈しないためのうまいバランスですかね!!(古井)」と、かなりレコーディングを重ねたまさにこだわりの1曲となっている。 切ないミディアム・チューンに乗せられた歌詞は、すんなりと物語に入り込んでいけるほど叙情的な言葉で綴られ、どうやっても叶わないものがあると知ったその瞬間を切り取って描いている。
 さて、最後に「スパイラル」に“揺るぎないモノ この世に一つ”といったフレーズがあったので、4人にとっての“揺るぎない一つのもの”とは?という質問をしてみた。
 「音楽に対する情熱、なんちゃって」(中村)
 「難しいですね。運命、サダメってやつです。そう思わないと消化できないことが世の中にごっついありますよね……って今思っただけなんで。明日には別の一つに変わってると思います」(岡本仁志)
 「事実」(AZUKI 七)
 「自分への追求ですかね(笑)」(古井)
――4者4様である。さて、あなたは“スパイラル”な人生で、何を信じて前を見ていますか?

■□■□ Member's Liner Notes ■□■□

●「スパイラル」
中村由利:この曲を聴いて残りの厳しい夏を乗り切って下さい!
AZUKI 七:(中村のコメントを受けて)でも、最近涼しいですよね。
古井弘人:初めてデモを聴いた時にサビは弾けたと感じ、一方スローもありかと色々想像力を掻き立てられた一曲でした。そこで、しっとりと始まって加速していく感じにこだわり、サビで広がり、思わずじっとしていられなくなり外へ飛び出してしまうという設定に落ち着きました。暑い夏の日差しからスポーツの秋へとお楽しみ頂ける一曲ではないでしょうか!!
岡本仁志:みなさんの夏のイベント事と共に脳にすり込んで下さい。この曲を聴けば2002年の夏を思い出す、みたいになってくれたら嬉しいです。

●「夕立の庭」
中村由利:しっとりと、雨降りを部屋の中で眺めているような感じをもって貰えれば嬉しいです。
AZUKI 七:しとしとって感じですね。
古井弘人:歌い出しのイメージを大切にしたかったのもあって、イントロの感じをどうするのが良いのか3パターンくらいの中からリスナーのモードに切り替え、現在のものに最終決定しました。ゆったりした感じを消したくないという気持ちも強かったのですが、退屈しないアプローチを工夫し、シンプルな仕上がりになっていると思います。イントロやサビの中でうっすらと鳴っているシーケンス・フレーズとピアノのアルペジオの絡みも、密かにこだわったポイントの一つでした。
岡本仁志:優しい音色が多いので中へ入って行けるのではないかと。

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Music Freak MAGAZINE vol.92(2002年7月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.11)

ニュー・シングル「スパイラル」が8月14日にリリース決定! 今回はAZUKI七さんにお願いしましたが、彼女の詞の世界観が浮かび上がるようなエッセイとなりました。

何かが終わった。というか、終わりに向かっている。
少し前になるけど、2ndアルバムが出来た頃、正直そう思った。

物事には何でも“終わり”があるけど、
派手にBOMB!と終わるよりも尺の違いはあれど、
そのあとは大方フェイドアウトしていくものだ。
流行モノ、、、一時期街中で見かけた、モツ鍋屋さんとか
ティラミス、熱帯魚、ファッション、、、。
だーんだん見かけなくなって、そこそこに落ち着くもの、消えるもの、、、。
一瞬の命のような花火だって、人の時間の尺度じゃなく
火薬の一生でみれば‘散り行く軌跡’があり、ちゃんとフェイドアウトしている。
恋愛だってお互い記憶喪失になる位サクッと終わればいいのに、
ぐずぐずなんかあったり、思いが残ったり、、、。
なーんだかも、あとくされの様なモノが残る。
生命然り。栄えることなく終わる場合も然り。

色んな世界、それぞれ個人の生きる主観的な世界。
地球そのもの人々の世界。きっとどれもBOMB!とはいかず、
ネバネバしょぼしょぼメソメソ
、、、フェィドアウトするんだろうな。
ん? でも宇宙そのものはなんか違う気がするゾ。何でだろ?

結局何でも始まった瞬間終わり、最期に向かってる、、、。
で何で私の冒頭の2行の様な事を思ったかってゆーと、
私自身<夢みたあとで発売>&<2ndアルバム制作ほぼ終了時>の頃にやっと、
GARNET CROWが始まった気がしたのね(コラッ!)
それまでボーっとしてたから自力じゃ
あんまり思い出せない出来事って感じで(今でも似たようなもんだけど)
この時期やっと始まりを感じちゃったから同時に
“終わったー”って思っちゃったのね。
んでもって、それからずっと“終わったしね エヘッ”とか思ってるのね。
シクシク、、、。
願わくば、せめて(あとくされらしきもの)に突入するまでの期間よ長かれ!
と、前向きに終わってみたりする。

★8月14日にリリースされる新曲「スパイラル」が「感動ファクトリーすぽると」(CX系)のイメージ・ソングとしてオンエア中!! ひと足早く聴きたい方は、番組でチェックして下さいね!

GIZA studio MAI-K&FRIENDS HOTROD BEACH PARTY 関連の記事

3.THE LITTLE OLD LADY FROM PASADENA
(パサデナのおばあちゃん)/中村由利(GARNET CROW)
Original Artist:JAN AND DEAN Arrange:舛井功(night clubbers)
ビーチ・ボーイズの弟分、ジャン・アンド・ディーンの64年に発表した「SURF CITY」に続くヒット作品。デュエットとは思えない迫力のあるハーモニーで全米第3位を記録した。本作では大胆な解釈で、スピード感溢れる仕上がりになっている。

◆中村由利コメント◆「原曲の印象が夏らしく陽気で楽しいものだったので、原曲の持つ夏の何となく解放された気分とか空気感が少し伝わればな、と思って歌いました。アレンジも歌も何度となく煮詰めていき、インパクト大!な仕上がりになりました! 楽しんできいてもらえれば嬉しいです!」

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Music Freak MAGAZINE vol.91(2002年6月)
GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.10)

早くもニュー・シングル「スパイラル」が7月24日にリリースされるGARNET CROWですが、古井さんは愛内里菜さんのツアーにも参加しており、個人としても大忙し! その合間を縫って原稿を書いて頂きました!

みなさん、お元気でしょうか?

最近の僕は愛内里菜さんのツアーに
マニュピレート、キーボードで参加していて、
なんとか元気で演奏しています。

ところで最近、特にはまったと言うことではないのですが、
数年前から密かにDJのセットを、
興味からそろえて、趣味程度に始めていたりしていたんですね。

機材もかなり充実してきまして
こだわりのネタなどなど、
少しずつではありますが、いろいろやったりしているんですよ。
最近ではCDでスクラッチなども簡単にできる物も増えて、
かなり身近になってきましたよね。

パソコンがあればいろいろな事を記憶させたり、
mp3なんかでお気に入りの曲を自由につないだりと
もう誰もが簡単に扱えるソフトがあったり、
そんな時代になりましたね。

でもいろいろ深いところを追求していくと、
キーボードなど楽器とは違った難しさがあったりして。

ハイな部分ではリズム感やひらめきピッチ感など
かなりのセンスが要求されたりもしますが。
(スタイルによっても異なりますけどね)

これからも
どんどん腕を上げていってもっともっと違う
自分を表現できたらと考えてます!

★7月24日にリリースされる新曲「スパイラル」が「感動ファクトリーすぽると」(CX系)のイメージ・ソングとしてオンエア中です!!ひと足早く聴きたい方は、番組でチェックして下さいね!

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Music Freak MAGAZINE vol.90(2002年5月)
The Musician To The Musician

YURI NAKAMURA
From GARNET CROW

4月24日に2ndアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』をリリースしたGARNET CROW。新たなサウンドの広がりと共に、シンプルでありながらも彼らのアイデアが存分に凝縮された作品へと仕上がっていました。そのGARNET CROWのコンポーザーでありヴォーカリストでもある中村由利さん。そんな彼女には、どんな音楽のルーツがあるのでしょうか。久々に復活したこの「The Musician To The Musician」の企画に、中村由利さんに登場してもらいました。

GARNET CROWのヴォーカル&作曲を担当している中村由利さんは、小さな頃からいつも音楽が身近な存在として側にあったといいます。もちろん今も多くの作品を聴かれている訳ですが、そのCDの揃え方は豪快そのもの!

「1回いいと思ったら、そのアーティストの作品は全部揃えてしまうんです。大量にある場合はピックアップしますけど、結局は全部揃えてしまう……。このアルバムが合わなくてもこっちのアルバムには自分好みのものが入っているかもしれないって思うと、全部揃えなければ気が済まない! 私は出無精でなかなか外に出ないから、レコーディングの帰りにレコードショップに寄るんですよ。CDに関しては迷ったら買え!っていうのが私の基本です。聴かずに後悔するよりは、まず聴いてみようって。だからいつもカゴを持って(笑)。それに、アルバム1枚だけじゃその人の事は分からないじゃないですか。その時のコンセプトが自分と合わなかっただけで、もっと初期のものは合うかもとか、今のは合うかもとか……。1作だけ聴いて合わなかったって決めるのは、何かもったいないかなって」

今回挙げてくれたアーティストに関しても、もちろん全作品を揃えているそうですが、作品を購入する時の彼女のこだわりは、必ず洋楽では日本語盤の方を選ぶ事だとか。

「歌詞も見ますが、解説をすごく楽しみにしているんです。“この人は昔こういう事をやっていた”とか、“誰と仕事をしていた”とか、そういうのを見ると、さらにそのアーティストのCDを聴いてみたりします。自分が影響を受けた人がいいと思っている人なら、私も気に入るかもしれないって。だから、ラジオで聴いていいなって思う曲もあったりしますけど、私はどっちかっていうと好きなアーティストの解説からさらに広げて作品を聴いて行く事の方が多いですね。あとはレコード店でベスト10にランキングされているものや、フリーペーパーの紹介コメントなどで良さそうなものを聴いています」

ベスト10からフリーペーパーや解説でチェックしたマニアックな作品まで、そのターゲットは幅広い。そんな彼女に、最近よく聴くお気に入りの作品を6つ挙げてもらいました。

■The cranberries『Everybody else is doing It, so why can't we?』
「聴いた時に、声とメロディ・ラインに衝撃を受けました。ドロレス・オリオーダンって女性がヴォーカルなんですけど、低音から高音への声の響きとか、ファルセットの使い方に影響を受けています。アイルランド系の民俗音楽的な匂いがあるメロディ・ラインも特徴的で耳に残るし。このアルバムはCDウォークマンとかに入れて持ち歩いていたので、ジャケットとケースを失くしてしまったくらい一番良く聴いていますね。作曲に行き詰まった時には、まずこれを聴きます。何か湧いてきそうな起爆剤的な頼れる一枚。このバンドとかを聴いて民族的なメロディ・ラインのものをやってみたくて作った「pray」という曲が、GARNET CROWの2ndアルバムに収録されています」

■The Corrs『in blue』
「これもアイリッシュですが、音やコーラスが綺麗なんですよ。あとバイオリンのフレーズとかもアイリッシュ独特のメロディを刻んでいたりするので、けっこうインスピレーションを貰えるというか、吸収できる所が一杯。こっちはト−タル的に聴いていいなって感じます。クランベリーズよりポップなので、最近はこの作品をよく聴いています」

■alanis morissette『under rug swept』
「彼女は声がすごく強くて、自分っていうものをすごく出した歌い方をしているんです。その辺は私にはまだ無い部分なので憧れますね。ちょっと突き放したような加減とか、迫ってくるような歌い方とか。コーラスとかサウンド云々っていうのを抜きにして、本当に歌だけで持っちゃう人。だからアカペラで通用するんじゃないかって思います。歌詞に込めたメッセージも迫ってくる感じで、私もそういう強い歌を歌ってみたいから、Female Vocalistの憧れNO.1! もちろん彼女の作品も全てあります。今回は最新のものを紹介していますが、全作それぞれに好きなんですよ」

■Bjork『Selma Songs』
「トータルで“Bjork”っていう存在が好き、っていう感じですね。歌に説得力があって胸に来るし、格好いいなって。サウンドも旬なものとか最先端の技術を取り入れたりしていて、表現力が豊かですしね。もう、個性が凄まじいですよね。流行のオシャレっていうよりも、サウンドは鋭いなって感じで刺激を受けるし、次にどういう事をするんだろうって興味もあります。作品ごとに挑戦されている気がして、聴くこっち側にしても“聴いてやるぞ!、受けて立つぞ!”って感じになります。彼女はもう領域が違うので、憧れというより第三者的に見ていますね。この人を聴くと何か変われるような、日々の生活の刺激になりそうな感じがします。一番聴いてるアルバムは『ポスト』で、「Hyper-ballad」がすごく好きなんですよ。『Selma Songs』は映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のテーマ曲が良かった……。ちなみに彼女が昔いた“シュガーキューブス”ももちろん全部揃ってますよ(笑)」

■CLOUDBERRY JAM『going further』(輸入ベスト盤)
「このバンドのドライな感じは、GARNET CROWのネオアコ系に繋がると思うんです。大地を感じるというか、北欧辺りの断崖絶壁とか、海と緑のある映像がイメージできる人たち。サウンドの土っぽくて素朴で、よりアコースティックな感じも気に入っています。ホッとした時に聴きたくなりますね。男性と女性のツイン・ヴォーカルがあって、男性コーラスの加減がいいんですよ。昨年、元メンバーが日本に新しいバンドのプロモ−ションで来た時に、どうもGARNET CROWのホームページを見てくれたみたいでメールが来たんです。機会があれば一緒に出来たらナって思っています」

■SUZANNE VEGA『SONGS IN RED AND GRAY』
派手ではないけど雰囲気とか、ちょっとハスキーな声質が好きなんです。癒し系というか聴いていて落ち着く人。アラニスとはまったく違った声質なんですよね。突き抜けるというよりは包み込んでくれる感じで、そのドライ感がハマるんです。サウンドも挑戦的とか先鋭的というのではなく、本当にこの人のスタイルでずっとやっているって感じ。ツボにはまったからとか流行っているからではなく、いつでもどこでも変わらず聴ける普遍的なポップスなんです。周りに流されないスタンスで、自分なりのものをちゃんと作っているから、シンガーソング・ライターとしてもいいなって思います。だから、声は優しいけど、制作のスタンスにはすごく厳しいものを持っている気がしますね。ずっと変わらないものを作り続けるのは大変だろうし。他とは比べられない“らしさ”があるので、それは憧れでもあり勉強する所でもありますね。“GARNET CROWらしい”という、常に変わらない世界観を私も持っていたいから……。」

全てのアーティストが女性(もしくは女性ヴォーカル)となっているのは、指摘されて始めて気付いたそうですが、それはやはり自らもヴォーカリストであるために、声質に敏感に反応しているからのようです。

「自分も歌っているから、どうしても女性に惹かれる部分があるみたいですね。こういう歌をって理想が常にあるから、それに合った人を無意識に探して、結果的に女性ヴォーカルが多くなるのかも。やっぱり何らかの形で自分にも活かしたいと思って聴いているので……」

穏やかさがありながらも胸に刺さる楽曲を作り続けているGARNET CROWの中村由利さん。その彼女が影響を受けリスペクトしているこれらのアーティストを、是非みなさんも聴いてみてはいかがでしょうか?

GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.9)

2ndアルバム『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』、すでにヘビー・ローテーションとなっている方も多いのではないでしょうか?メンバーはリリース後もレコーディングをしまくっている(!)そうですが、今回はその合間をぬって、岡本さんが最近興味ある事について語ってくれました。

こんちは。岡本です。
いかがお過ごしでしょうか?
あーもう5月なんですね。
先日GARNET CROWの2ndアルバム
『SPARKLE〜筋書き通りのスカイブルー〜』が出たわけなのですが、
従来の流れをより突き進めた曲や、
今まではあり得なかったタイプの曲もあったり、
幅広いことができたんではないかと思っています。
時期的にも非常によろしいかと。ぜひ新生活のお供に。なんちゃって。

梅雨もそろそろなのですが、
湿気がこれまた楽器にとっては非常に良くない存在でして、
困った季節です。ほんとに。僕達がいつも録っているスタジオは
結構、乾燥するんですけどね。
雨がふると入り口がツルッツル滑るんですよね。

そうそう、湿気といえばね、いよいよワールドカップですね。
日本のこの時期の高温多湿に各出場国かなりびびっている様ですよ。
慣れていない国はゲーム後半に動きが止まってしまうだろうということらしいです。
これは日本有利ですね。開催国だから当たり前ですけど、

皆さんはどこか応援している国とかあります?
僕はイングランドとか気になりますかね。
現時点ではべッカムが出場やばそうですし
(べッカム、知ってますか? 世界一男前のサッカー選手です。
最近ケガしちゃったんですよね)、
1次リーグ超激戦組ですからね。因縁深いアルゼンチンも居るしね。
こりゃー荒れそーだ。はは。

アルバムの後って、ちょっと休めるかなぁと淡い期待も胸にしてましたが
今も、ばじばしレコーディングしています。
合間に見るスポーツ・ニュースだったりで、
サッカー日本代表や、わが猛虎が頑張ってたりすると、
なんとなく気分がいいんです。

そんなかんだでGARNET CROWは2ndアルバムの後も
ペースを崩さず制作を進めておりますので、また期待していて下さい。

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Music Freak MAGAZINE vol.89(2002年4月)
GARNET CROW 2nd Album 『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』 4.24 Release!

アルバム・チャートの6位にランク・インした、2001年1月に発売された1stアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』から1年3カ月、遂にGARNET CROWの2ndアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』がリリースされる! 中村由利(作曲&Vo)、AZUKI 七(作詞&Key)、古井弘人(アレンジ&Key)、岡本仁志(G)ら4人のクリエイター集団が生み出してきた上質なサウンドは、レコーディング中心の活動にも関わらず、幅広い層へと浸透しており、コンスタントにリリースされてきたシングルも常にチャートの上位をキープ。シンプルでありながらもワザを効かせた緩やかで心地良いサウンドに、独自の世界観を持ったAZUKI 七の歌詞、幅広い表現を楽しませてくれる中村由利の瑞々しいヴォーカル――このGARNET CROWワールドは、一度聴くと病みつきになってしまう。最近はテレビにも出演したりと活動も活発化している彼らは、まさに要注目の存在。今回はアルバムについての話はもちろん、メンバー4人のパーソナルな部分にも迫った取材を試みてみた。

●まず最初に、2ndアルバムの制作はいつ頃から始めたのですか?
中村由利(以下中村):いつからというのではなく、曲を作っていく中でこれをアルバムに入れようとか、シングルにしようとか決めていったんです。まず曲を作ることありきで、溜まった所でそれを一つの作品にまとめていく感じですね。
AZUKI 七(以下AZUKI):でも、いつもアルバムは頭の中にあったので、シングル曲を作りつつ、やっぱりこれはアルバムに入れようって。常にアルバムとシングルが同時進行になっていました。

●先月号のインタビューでは、シングル「夢みたあとで」は音を削ぎ落として制作していったということでしたが、今作も全体的に1stアルバムよりもシンプルさが増していて、シングルと同じ流れになっているなと感じたのですが……。
中村:「夢みたあとで」は、作り込んで表現するというよりは、余分なものを削ぎ落とした限界ギリギリの楽曲だったんですけど、表現の仕方が、やっぱり1stから比べると変わってきました。
古井弘人(以下古井):1stアルバムの頃は、ある程度、挑戦していこうと力が入っていたんです。
AZUKI:あれもしなきゃ、これもしなきゃという感じでね。

●どのあたりから意識が変わっていったのですか?
中村:「Last love song」ですね。1stアルバムの後、初めてのシングルで、ここからサウンドの指向がシンプルになっていった。1stはプラスして作り込むのが精一杯だったんですけど、今回は制作のペースも掴めてきたので、詰め込んで何かを表現するっていうより、あえて何もしないというか自然にシンプルに見せる、肩ひじを張ってない作品を作っていこうと心掛けたんです。でも、実際やってみると、逆にこちらの方が難しかった。
古井:シンプルに聴こえるけど、リズムは凝ったことをやっているんです。ミディアムなんだけど、スピード感を出したかったので……。
岡本仁志(以下岡本):アコギはアルペジオを複数重ねてダビングしたんです。12弦を使ってクリアな感じに聴こえるようにしたり。

●アレンジには、相当こだわっていると思うのですが、「call my name」のストリングスとか。
中村:古井さんの思い入れ炸裂(笑)。自分の中で、好きなメロディがつまった曲なんですけど、ストリングスのアレンジとか聴いて、スケールの大きな曲になったなぁと思いました。
岡本:古井さんからのイメージがあったので、イントロからのループの重ね具合とか、細かい事をやっているんです。
古井:個人的にもシングルにしたかった曲なんです。中村のデモを聴いた時に壮大な感じがして、ブリッジとかイメージが浮かんできたから、すぐに忘れないうちに作りました。

●GARNET CROWの曲作りは、中村さんのデモから始まるのですね?
AZUKI:まず、彼女のデモがあって、それに詞をつけていくんです。その時に、自分の中で絵が浮かぶ。その情景を書いていくんです。声質がインスピレーションとか映像を与えてくれる。「Holy ground」はデモをもらった時に、完成形が見えたぐらい。母性的な暖かみのある曲。
中村:そう、包み込むような母性的なイメージで作ったんです。AZUKIさんは、自分の声質とかメロディ・ラインが活きる詞を付けてくれる。何も言わなくてもポイントをちゃんと理解してくれて、普通に歌うだけでも最大限に引き出してくれるので、自分の世界を広げてくれていると思う。
古井:アレンジは楽しんでやっている所があるんです。今回、あまり気負わずにやらせてもらっていました。
岡本:ギターは、古井さんと「こうきたら、こうっスよねぇ」って感じで……。
中村:全員がそれぞれ曲に関わる事によって、良さを引き出してくれるんです。自分で全部やるとやりやすい方にとか、主観でしか見られない。お互いを客観的に見られるんです。だから、曲が仕上がっていくにつれて、同じ事を考えていたんだという事もあるし、こういうものもあったんだと気づくこともあるんです。

●当初は“ネオアコ”というイメージがあったのですが、実際はロック調のものとかダンサブルなものやバラードといった色んなテイストの楽曲がありますね。メンバーの意識がデビュー時とは変化しているのではないですか?
中村:変化っていうよりも、やっている内に自然と変わっていったんです。今度はこれをやろうって決めるよりは、楽曲に取り掛かっていると、自然に振り幅が広がっていったんです。
岡本:ネオアコとは言われていたけど、自分達の中ではそんなに意識していなかった。最近は自分の中でもエレキの比重が高くなっているし。でも、1stアルバムよりも手数は減っているんです。古井さんのオケがバラエティ富んでいて、変化球でくるから、自分のスタイルになかったものはどうしようかって(笑)。その辺はすごく勉強になりましたね。

●ちなみに、一番変化球できた曲はどの曲ですか?
岡本:「wish★」ですね。

●今までにはなかったタイプのダンサブルな曲ですね。
中村:遊んでいる曲。ちょっと遊んでみようかという感じで書いたんです。
AZUKI:コーラスが聴き所です! この曲は一度やり直してるんです。メロディ、テンポ、アレンジが変わって……。詞も書き直したんですけど、最初に書いた詞が頭から離れなくて苦労しました(笑)。

●では、ヴォーカルで苦労した曲は?
中村:「Please, forgive me」です。GARNET CROW史上、超ウルトラ難易度C級(笑)。格好良く、強い曲にしたかったんですけど、キーが高いから単純に歌うのが難しい。どこも気が抜けない曲だから、今までで一番歌入れに時間がかかった。
AZUKI:デモテープを最初に聴いた時に、えって思って。電話して「今から詞を書くけど、歌えるのこれ?」って確認してしまった。だから歌詞も、もし歌いにくい場合にはこの方がはまりやすいからって、カッコ書きで歌詞を入れてたんですよ。でも全部それを抜いて、歌いにくい方で歌ってるんです(笑)。

●「pray」は「Please, forgive me」とは静と動というように対象的な楽曲に感じました。
中村:声のトーンとかメロディとか、日本的なトラディショナルな感じのする曲ですね。
古井:僕の中では第一期GARNET CROWっぽいイメージ。この曲は、リズムの組み上げに苦労したんです。6/8が3拍子の取り方になっていて。雰囲気とか、質感を重視したんです。インディーズを作っていた時の気持ちを思い出して、大切にして……。

●「Naked Story」は、聴いていて元気の出る曲ですね。
中村:歌入れのレコーディングも夜中だったので、テンションが高かったんです。この曲のワクワク、ドキドキ感が伝わればいいな。
岡本:この曲は、エレキの比重が高い。勢いのある曲なので、スピード感を意識したんです。

●さて、アルバム・タイトルが『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』ということですが、どんな意味が込められているのですか?
AZUKI:“SPARKLE”は、“輝き”とか“きらめき”という意味で、“GARNET”の宝石にかけているんです。それと、個性とか才能の“輝き”という想いも込められているんです。サブ・タイトルはフィーリングで決めました。
中村:代表になるのが、「スカイ・ブルー」かな。透明感を持ったアルバム。そういうものを一番表しているのは、この曲かな。艶っぽかったり瑞々しかったりとか、そういうイメージの楽曲が多いので、そんな感じのタイトルにしたかったんです。

●では、ちょっと質問を変えて、中村さんからみて、AZUKIさんはどんな人ですか?
中村:AZUKIさんは、自由奔放な人。東京の街を1人で歩ける。
AZUKI:普通歩けるでしょう(笑)。
中村:私は恐くて歩けない(笑)。
AZUKI:だから一緒に行こうって(笑)。でも由利ちゃんは、夜何時以降には物を食べないとか、すごい喉に気を使っているんです。朝も私はギリギリまで寝ているんですけど、何時から声を出すから何時間前には起きるって、すごい徹底してる。あんまり無理強いできないから、だから仕方なく1人で行ったんですけど(笑)。
中村:私と違ってすごいアクティヴ。思い立ったらすぐ行動できる人だから。私は出無精で家にじっといるんです。出るまでにすごい時間がかかる。次でいいやって。
AZUKI:次っていつ?みたいな(笑)。私は今行きたいって思ったらすぐ行くタイプ。

●古井さんはどんな人?
中村:一番信頼している人。自分の段階ではラインが下まわっていても、古井さんが合格点に上げてくれるだろうって、いい意味で甘えられる人。

●岡本さんは?
中村:岡本さんは浮遊。
古井:掴み所がない(笑)。
AZUKI:マイペースさが見ていてすごい安心できる。こっちが焦っている時でも、焦りが見えてこないから。あ、大丈夫だって。オアシスを発見!って感じで、精神的に安心する。

●これからのスケジュールや今後の事を、個人的でもバンド的な事でもいいので教えて下さい。
AZUKI:個人的には暖かい所に行きたい。昨日も密かに飛行機のパンフレット持って来て、東京から帰るついでに沖縄に飛んだらいくらかかるのかなとか、金曜日に帰るから月曜日に大阪に帰れば見つからないかなとか思ってました(笑)。
中村:すごい行動力でしょ。私にはそういう発想ができない。

●ちょっとゆっくりしたい感じなんですか?
AZUKI:休みたいってわけではなくて、文化の違う所、空気の違う所に行きたいから。違う空間があればいいんです。

●古井さんは?
古井:ちょっと前は外国人の方とやっていたりしたので、たくさんの人と作品を作ってもっと一杯色んなものを吸収したいって思いがすごく強い。それを吸収する事によって自分の自信にして、その上で何か新しいものを作っていきたいなっていうのがありますね。

●岡本さんは?
岡本:漠然とですが、サウンド的に厚みを増したい。

●中村さんは?
中村:今はいいペースでレコーディングや制作をしているので、この速度を落とさず焦らずにこの回転をキープしていきたい。それでコンスタントに作品を上げられればいいなって思います。

GARNET CROWの「word scope in M.F.M」(vol.8)

遂にテレビ出演を終えたGARNET CROW。みなさん、全部みて頂けましたか?
見ているこちらの身体も固まってしまいそうな、メンバーの緊張…。
今回はそんな様子が伺える中村由利さんからのメッセージです。

★初!TV出演でゴーの巻き★

こんにちは。中村由利です。
またもやお会いできてうれしいです。
私の番がまたまた回って参りました。
さてさて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
私たちGARNET CROWは3月の初め
TVに初出演、生番組も体験させて頂いてきました。
皆さんは見られましたか?
どんな感じだったかといいますと、
とにかく「緊張した」の一言に全てが集約されてしまうのですが。
それでは話が終っちゃう…。

某生番組では出番が一番最後だったので
ずーっと気が抜けなくて大変でした。
声が出るかなー声が出るかなーって心配で心配で。
CM中とか他のアーティストの方が歌っている時、
口の中でぼそぼそと一緒に歌っていたんですよ。
歌っていないと不安で。
それを見て横でAZUKIさんは笑ってましたけど。
今は何とか終わって、ホッとしている所です。

TVを見て下さったみなさん、「夢みたあとで」を聴いて下さった皆さん
温かい目で見守って下さったFANの皆さん、そしてスタッフの皆さん
ホントにありがとうございました!

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